| 松原秀樹先生連載102 |
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薬の副作用
薬の副作用を気にする人は、多いようです。病気の家族に対して、特に精神安定剤などを服用している人に、こんな薬なんかを飲んでいるから良くならないのだ、という乱暴なことを言う家族までいます。西洋医学の薬が信じられないので、もっぱら漢方薬などに頼る人もいます。たしかに重大な副作用は、医師も十分に注意していますが、西洋医学の薬であれ漢方薬であれ、両方とも副作用というものは、しっかりあるのです。しかし、主治医は目の前の患者さんの病気や症状に対して、薬の副作用ではなく、その薬の主作用を期待して用いているのです。この薬をこのぐらい飲んでもらったら、たぶん何日かして、この程度までおさまるだろう、と。ですから、指示されたとおり薬を飲んでいる、飲んでいないについては、きちんと報告しましょう。そうしないと、薬の奏功が期待するものと違ってくるので、その病状や経過を誤解することになりかねません。
〔薬を服用するときのアドバイス〕
薬は溶けて吸収されてはじめて作用します。狭心症の特効薬のニトログリセリンや風邪のときのトローチなどには、水は使いませんが、他の薬はみな水で溶けて吸収されてから効くのです。薬を飲むときには、たっぷりの水を用意して服用してください。つばだけで飲む、お猪口一杯の水で飲むというのは、薬が効くまで、とても長い時間がかかってしまいます。
up 2007/11/21