松原秀樹先生連載111

 


  良い天気と悪い天気



晴れた日はいい天気であり、雨の日は悪い天気と人は言います。本当にそう考えてよいのでしょうか。外に遊びに出かけていくのに適した天気は、晴れあるいは薄曇りでしょう。ですから、出かけるときに、よかったい良い天気で、と思うのです。では田植えの後はどうでしょう。もちろん日照も大事ですが、雨が降ることも良い天気になります。日中、読書する時や書きものをする時には、外が晴れて明るすぎると、能率に影響します。かえって雨や曇りの天気があっています。

人は、晴れた日はいい天気であり、雨の日は悪い天気と自動的に言うのですが、自分のすることの目的にあった天気が、本当の良い天気なのです。

ことばは人の気持ちや考えに必要なものですが、良い天気と悪い天気のような、自動的な反応をするようになると、かえって、そのことばによって、本当の気持ちや感情が、自分でも分からなくなることがあるものなのです。

 

連載112

up 2008/04/03

 

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