| 松原秀樹先生連載124 |
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辛さをわかってくれない
症状が苦しく辛いでいるクライエントの中に、その辛さや苦しさを家族(ご主人であることが多いようです)が分かってくれない、と心底に強い怒りをもって訴えられる方がいます。分かってくれないことを、愛情の足りなさ、関心の薄さの証明のように言われる方もいます。
ところで、過去に虫歯が痛んで辛い体験をされた方は多いと思います。そこで質問です。
今、目の前に歯痛で苦しんでいる人がいたとします。その人の痛みをどれぐらい実感として分かってあげることができるでしょうか?
難しいですね、今の辛さや苦しみを実感してあげることというのは。そうなのです。経験があったとしても、のど元過ぎれば何とやらで、今、ここで分からないのが正直なところでしょう。ましてや自分が経験したことのない症状を、本当に分かってあげるということは、奇跡に近いことでしょうね。
セラピストの場合、あたかもこうこうなのだろうなと想像して理解しようと努力しているのです。
up 2009/04/08