松原秀樹先生連載130

「ねー、知ってる?」

「ねー、知ってる」とか「聞いた!」 などと明るい声で問われた人は、満面の笑顔で、「知らなーい」 と応答することがほとんどです。まだ、 まったく話の中身を聞いてもいないのに、笑顔で反応します。 問いかけの声の明るさや声の高さ、 話しての表情に反応しているわけです。 こうした笑顔の反応は期待効果と言います。私たちは、 外的な刺激に対して、最初からある感情、 ある受け入れ姿勢を決めて反応しているわけです。
朝、なかなか起きない子どもは、親の怒った声、「 また遅刻するよ」、「いい加減に起きなさい」 などと言われようものなら、その声に反応して、「 だれが起きてやるものかと」余計にぐずるのです。 こうした子どもも、 外的刺激への最初の態度決定という影響がでていることがわかりま す。では、気持ちよく起こすには、どうしたらよいでしょうか。 その答えは簡単です。前夜のうちに、 子どもに聞いておくことです。もし起きてこない場合には、 どのように起こされるのが良いかという質問をしておくことです。 その答が、時間をいってほしいということであれば、 その時の答え通りに、翌朝「今、何時何分よ」 と感情をいれずに静かに淡々と、 正確な時間だけ伝えて起こしたらよいのです。

連載131

up 2009/05/25

 

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