トピックス
医療関連のトピックスを掲載していきます。

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 メタボリック症候群って何ですか?

 1つ1つは病気でなくても、3つ合わせると“立派な病気”。それが「メタボリック(内臓脂肪)症候群」です。知らない間に進行する生活習慣病の中でも最近、特に注目されていて、関連学会でその診断基準が発表されました。  

  すなわち、(1)
内臓肥満・・ウエスト男85cm、女90cm以上 (2)耐糖能異常・・空腹時血糖値110mg/dl以上 (3)高中性脂肪血症・・空腹時150mg/dl以上 または低HDLコレステロール血症・・40mg/dl以下  (4)高血圧・・130/85mmHg以上                                                        (1)があって、(2)〜(4)のうち2つあれば、同症候群と診断され、相乗的に動脈硬化を一段と進行させ、将来の心筋梗塞、脳梗塞などの血管病変の危険性が高いと予想されます。平成18年国民健康栄養調査では、メタボリック症候群またはその予備群は、40〜74歳の男性で2人に1人、女性で5人に1人に達するほど増えている。脂肪の多い食事と運動不足という毎日の生活パターンが発症に大きく関与していると考えられます。  

  1つ1つの項目は治療するほどでなくても、3つ以上の項目が該当して、同症候群と分かった場合は、早めの治療を開始することが動脈硬化の進展の予防につながります。メタボリック症候群の治療法は、まず内臓肥満をなくすために運動療法と食事療法が基本です。特に運動は内臓脂肪の増減によく反映されることが分かっています。
ライフスタイルを見直して毎日の生活に散歩などの軽い運動を 含めましょう。


 知られざる肺の生活習慣病「COPD」

 COPDとは、Chronic Obstructive Pulmonary Diseaseの略で、慢性閉塞性肺疾患と訳します。気管支の炎症や肺の弾性の低下によって空気の流れが慢性的に悪くなる病気です。以前は、慢性気管支炎や肺気腫と診断されていましたが、最近はこれらを合わせてCOPDと呼びます。初期の症状が咳や痰、息切れといったごくありふれたもので、進行もゆっくりなので、重症になるまで本人も気づかないことが問題です。COPDの原因のほとんどはタバコです。風邪でもないのにしつこく咳、痰がでる、同年代の人に比べて息切れしやすい・・・こんな症状に気づいたら、 また40歳以上の喫煙者は、COPD早期発見のため一度肺機能検査(スパイロ検査)を受けることをお勧めします。

 COPDの治療は、まず第1に
禁煙です。息切れなどの症状があれば、吸入抗コリン剤やβ2刺激剤などの薬物療法や呼吸リハビリテーション、酸素療法があります。COPDは放置しておくと重症化しますが、早期から正しい治療を行うことで充実した生活が可能です。


 21世紀の日本の糖尿病を減らそう!

平成18年国民健康栄養調査によると、糖尿病患者さんの数は、糖尿病の可能性を否定できない人を含めてこの4年間に250万人も増加し、1870万人といわれています。糖尿病は今や国民病といっても過言ではない状況ですが、自覚症状がないために医療機関を受診しない、あるいは治療を中断する人が大勢います。放っておくと、失明や腎不全、脳卒中、心筋梗塞、神経障害などの合併症の可能性が高くなります。網膜症等による失明者は年間3500人以上、腎不全で新しく人工透析を受け始めた人は年間13,000人以上に上りますが、その原因の第1位はともに糖尿病です。

 日本医師会、日本糖尿病学会、日本糖尿病協会が平成17年2月に「糖尿病対策推進会議」を設立し、糖尿病対策のよりいっそうの推進を図ることになりました。
 糖尿病境界型といわれたことがある人、肥満(
BMI25以上)、高血圧(140/90mmHg以上)、血縁に糖尿病のいる人などは、一度血糖、尿検査を受けましょう。

 糖尿病発症予防のためには、(1)
腹八分の食事(2)男性9200歩、女性8300歩を目標に1日30分以上歩きましょう(3)適正体重を維持しましょう。
(BMI=体重kg÷身長u)


気になる痛風

 足の指などに激しい関節痛を起こす痛風。国内の痛風患者数は40万人以上、予備軍である高尿酸血症尿酸値7.0mg/dl以上)の人は150万人といわれています。ファーストフードやコンビニエンスストアが出現し飽食の時代に拍車をかけた1990年代以降は、30歳代からの痛風患者さんも増え始めました。ビールや牛肉など食生活の偏りが原因とされてきましたが、ストレスや脱水症状なども大きな原因です。

 予防、改善には食生活だけでなく、生活習慣全体の見直しが必要です。そのまま放置すると、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞などの合併症を引き起こすこともあります。痛風発作の時は痛みのため医療機関を受診しますが、良くなると治療を中断しがちです。勝手に薬をやめたりすると再び尿酸値が上がり、痛風発作が起こることもあります。定期的な通院や検査を続けましょう。
痛風研究会には当院も掲載されています。


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