レポートの本体にも詳しく書いたのですが、
京都という街はその存在自体がやや「特殊」です。
仙台や広島といった「普通」の地方都市とは、
まったく異なった個性を持っています。
そして、それはマンション市場にも色濃く影響しています。
例えば
京都市のマンションは、相対的に高い。
京都市のマンションは、地元民に売りにくい。
京都市のマンションは、おかしなネーミングが多い。
京都市のマンションは、大規模なものが少ない。
京都市のマンションは、東京資本が多い。
(なぜか、大阪の企業は京都にやってこない)
表層的に捉えても、以上のような特長に気付かれると思います。
これを他の都市から眺めていると
「わけがわからない」
となってしまいそうです。
それで、結局「京都だから仕方がない」という
曖昧な理由で納得してしまっているのが現実です。
まあ、それでもいいといえば、いいでしょう。
でも、それぞれキチンとした背景と理由があってのことだと思います。
そのあたり、私は自分の考え方をレポートの中で
はっきりと書かせていただきました。
京都のマンションが「高い」のには、
ハッキリと説明できる理由があります。
そして、そのことを知ることで
キチンとした理由もなく、
ただ京都のイメージだけに乗っかって
高く売られているマンションを見分けられるようになります。
つまり、京都には「高くないマンション」や、
「高くてはいけないマンション」があり、
それがゴチャゴチャに混ざったまま販売されているのが現状です。
今まで、京都のことをあまり分かっていない東京資本が
ミニバブルのブームに乗って京都に入り込み、
そうやってマンション市場を混乱させていたのです。
今、そういう無謀な物件は一通り整理されました。
でも、まだKYな物件がいくつか残っています。
また、あいも変わらず「買ってはいけない系」
あるいは「怪しい系」の
マンションも京都市内で分譲されています。
このレポートでは、
京都のマンション市場の特性と傾向を解説しながら、
現在市内の中心部、
西部で販売されている12のマンションについて
私なりの分析を書かせていただきました。
「コレは、なかなかいい」というマンションもありましたが
「コレは、明らかに買ってはいけない」というものもありました。
それぞれについて、私なりの考えを分かりやすく解説したつもりです。
そもそも、マンションは安い買い物ではありません。
ただ、モデルルームで営業マンの話だけを聞いて決めると

あとでとんでもない後悔をすることにもなりかねません。
そこで、私の提供する多角的なマイナス情報も、
判断材料として十分にご吟味いただいても、
決して無駄にはならないと思います。
さて・・・・・
世の中には、私のレポートのように、
マイナス情報を躊躇わずに記載しているような
「資料」はほとんどありません。
もし、それを求めるのなら、専門のコンサルタントに依頼して
「不動産調査報告書」のようなものを
作成してもらうしかありません。
それには、十数万円から数十万円の費用がかかります。
ネット上にはマンションの「口コミ情報」なるものを表示している
掲示板サイトがいくつかありますが・・・・
実は、まともなマイナス情報は、ほぼ掲載されません。
なぜなら、ああいったサイトは、
間接的にマンション分譲会社が出している
「広告費」によって運営されているところがほとんどです。
したがって、販売側に都合の悪い情報は「削除」依頼によって
いつの間にか見られなくなっている例がほとんどです。
ですので、一般のエンドユーザーさんは
ご検討のマンションについての「真実」に近い
情報は非常に集めにくい環境に置かれているのです。
私のような「住宅ジャーナリスト」を名乗る人間も、
今までは「企業をスポンサーとする」人々ばかりでした。
「エンドユーザーの立場にたち」なおかつ
「企業との対立を辞さない」活動を行っている
住宅ジャーナリストは、ほぼ私だけではないでしょうか?

マンションを買ってしまってから後悔しないために
多角的かつ客観的な「判断材料」を!