JR中央線は、首都圏でも屈指の人気路線。
そして、「阿佐ヶ谷」「荻窪」「西荻窪」といえば
住宅地としても羨望を持って見られている街です。
アドレスとしては、すべて「杉並区」のテリトリー。
杉並区といえば、保守的な歴史教科書を採用したり、
中核派の区議がいたり・・・
東京23区の中でもかなりユニークな存在です。
その杉並の中心とも言うべき街は「荻窪」。
さらに「荻窪」に劣らず人気があって栄えているのが「阿佐ヶ谷」
今回、レポートの範囲に含めた「西荻窪」も中々住みやすい街です。
そして、このエリアは
いわゆる高級住宅地としての側面もありますが
何よりも「庶民的」な活気にあふれているところが魅力的。
住宅地としてのステイタスも、目黒や世田谷に比べれば
やや劣りますが、その分価格はお手ごろ。
ただ、この「荻窪」と「阿佐ヶ谷」の駅徒歩圏は
杉並の中でも「浜田山」近辺に次ぐ高価格エリア。
しかし、普通のサラリーマンにとって
「手が出ない」というほどでもありません。
今回のレポートで取り上げた6つのマンションのうち、
このエリアの市場価格を
大きくはみ出ていそうなものは2物件あります。
逆に、大手のブランドに対して「価格勝負」に出ている
無名デベロッパーのマンションも1物件ありました。
また、場所も価格もそこそこバランスのいいものも1物件。
つまり、このエリアでは現在、
上手に選べば「それなり」のマンションを
市場価格並みの水準で購入することが可能です。
どれが高くて、お買い得はどの物件か?
私の考えをレポートに書いておきましたので、参考になさってください。
ただ、今は選択肢がちょっと少ないかもしれません。
では、待っていれば選択肢は増えるのか?
実は、杉並区内のマンション供給はかなり少ない方です。
100戸以上の規模では、あまり出てきません。
今計画されているのも、ほとんどが50戸未満。
今後も、そういう小さな物件がポツポツと出てはくるでしょう。
ですから、このエリアでマンション購入をお考えの方は、
常に眼を光らせていて、
いい物件が出てくれば逃さないようにする必要がありそうです。
そういった意味でも、
今販売中のマンションを忌憚なく評価している
このレポートをお役立ていただけると思います。
そして、このエリアにはちょっと気になる話もあります。
まだ具体化していませんが、
4,5年先には500戸以上の大型開発がありそうなのです。
それについても、分かっていることを書いておきました。
ただ、コレをアテにして待つのは避けたほうがいいと思います。
詳しくはレポートで・・・
杉並区は、住民の流入・流出が高いことでも知られています。
それはつまり、住宅の流通量にそこそこボリュームがあるということ。
一旦マンションを購入しても、何かで売却するときに
資産価値が低いと多くの競合物件から取り残される可能性があります。
ですから、このエリアでの住宅購入に「資産価値」の視点は
とりわけ重要になるはずです。
「荻窪」だから、「阿佐ヶ谷」だから・・・
という単純な価値観ではなく、
不動産としての冷静な評価を下すために、
ぜひこのレポートを活用なさってください。
さて・・・・・
世の中には、私のレポートのように、
マイナス情報を躊躇わずに記載しているような
「資料」はほとんどありません。
もし、それを求めるのなら、専門のコンサルタントに依頼して
「不動産調査報告書」のようなものを
作成してもらうしかありません。
それには、十数万円から数十万円の費用がかかります。
ネット上にはマンションの「口コミ情報」なるものを表示している
掲示板サイトがいくつかありますが・・・・
実は、まともなマイナス情報は、ほぼ掲載されません。
なぜなら、ああいったサイトは、
間接的にマンション分譲会社が出している
「広告費」によって運営されているところがほとんどです。
したがって、販売側に都合の悪い情報は「削除」依頼によって
いつの間にか見られなくなっている例がほとんどです。
ですので、一般のエンドユーザーさんは
ご検討のマンションについての「真実」に近い
情報は非常に集めにくい環境に置かれているのです。
私のような「住宅ジャーナリスト」を名乗る人間も、
今までは「企業をスポンサーとする」人々ばかりでした。
「エンドユーザーの立場にたち」なおかつ
「企業との対立を辞さない」活動を行っている
住宅ジャーナリストは、ほぼ私だけではないでしょうか?