まず、2010年の春にJR横須賀線の新駅が開業しました。
そして、従来からある東急東横線の線路の東側を中心に、
かなり大きなスケールで再開発が行われています。
これだけ超高層のマンションが林立していますが、
まだ全体の半分程度の開発が終わったところです。
武蔵小杉は、首都圏の中でも
最も注目されるエリアのひとつではないでしょうか?
実は、定期的に開催しているセミナーの講演で、
同じく注目エリアのひとつである
東京湾岸エリアの
「豊洲」や
「有明」のタワーマンション市場について、
少なからずお話させていただきました。
2010年9月に行われたセミナー
「幸せな住まいと出会う」講演風景
当日は、テレビ局も取材にやってきました。
武蔵小杉エリアについても、
以前から多くのお問い合わせをいただいています
財閥系が中心になって
大規模なスケールで開発されているところは
東京の湾岸エリアと非常に良く似ていますね。
武蔵小杉の「決定的」な魅力とは?
しかし、武蔵小杉には、湾岸エリアとの決定的な違いがあります。
それは何だと思われますか?
「武蔵エリアの方が、地震や災害に強い?」
確かに、今回の震災で液状化などの被害はありませんでした。
しかし武蔵小杉は多摩川に近い分、水害の危険性はあります。
ただし、地盤などについてはそれほど心配することはなさそうです。
「武蔵小杉の方が、湾岸よりも価格が安い?」
いいえ、そんなことはありません。同じレベルです。
「武蔵小杉の方が、交通利便性に優れている?」
その通りです。それは確かに大きな違いです。
でも、「決定的」な違いではありません。
「武蔵小杉の方が、おしゃれ?」
おしゃれかどうかは、
個人の感性によるところが大きいので、何ともいえません。
私の感覚では、大して違いはないですね。
湾岸エリアの方が、
広い公園や海がある分、気持ちはいいかもしれません。
「武蔵小杉の方が、都市機能に優れている?」
総合的にはその通り。
武蔵小杉には、
評判のよい聖マリアンナ医科大病院や日本医大、
少し離れれば労災病院もあって、医療面が充実。
教育面でも法政をはじめ伝統のある私立校が、
通学圏に数多くあります。
でも、これも「決定的」な違いではありません。
では、「決定的」な違いとは、いったい何なのでしょう?
お答えしましょう。
私が「決定的」な違いであると考えるのは、
「街の生命力」です。
武蔵小杉には、未来へ向かって飛躍しようとする
街としての「生命力」がみなぎっています。
その証として、
武蔵小杉の開発は、ほぼ民間が主体です。
民有地を、民間企業が主体となって「再開発」しているのです。
駅の西側はまるで「旧市街」。東側の開発の波は、今後西に広がる?
行政は、「輝く街」を作れない!
これに対して、
湾岸エリアは、行政が主導した開発が行われています。
「東京臨海副都心」という名の下に、
東京都が音頭を取った開発が進められているのです。
東京都港湾局資料
行政がやっているだけに、スケールは大きく、
インフラの整備なども行き届いている・・・ように見えます。
「役所がやっているのなら、安心じゃない」
一見、そう思えますね。
でも、ここでよく考えて見てください。
今、首都圏で輝いている街。
魅力的な街というのは、どんなところですか?
若年層に人気があるのは、
自由が丘、下北沢、吉祥寺、六本木、渋谷・・・
年齢層を広げると、
白金、銀座、広尾、麻布、恵比寿、代官山・・・
賑わいのある吉祥寺サンロード
行政が作った街は、ひとつもありませんね。
例えば、多摩ニュータウンは行政が計画的に街を作りました。
多摩センターは、その中心都市として位置づけられました。
あの街、輝いていますか?
今や、「街の生命力」が感じられなくなりました。
行政の予算が尽きると、徐々に衰退しそうな予感がします。
これに対して、街自体に自然の生命力があるところは
たとえ行政が都市計画をリードしたり、予算を注ぎ込まなくても、
どんどん新しいお金や人、モノが流入してきて
いつまでも輝き続けるのです。
つまり、街の発展の主体を担うのはあくまでも民間。
生き物としての街が、自然の力で飛翔し続けるのです。
そのエネルギーを、私は「街の生命力」と表現してみたのです。
この武蔵小杉という街には
「街の生命力」があふれているのです。
私は、少なくともそう感じました。
しかし、武蔵小杉のマンション市場は・・・
でも、マンション市場に関しては、
ミニバブルの影響や
例の如く「強欲な」不動産会社の思惑もあって
少し歪(イビツ)になっている感じがします。
つまり、全体的に健全な市場価格が形成されている、
とはいい難い状況なのです。
なぜ、そうなったのか?
そして、今はどうなのか?
これから、どうなるのか?
そういった点について、詳しくレポートにまとめました。
一般の方は「○○が売主だから安心」といった
分譲会社のブランドだけで判断しがちですが、実は内容はまちまち。
「大手だから」「財閥系だから」といったことは
あまりアテにならないとお考えください。
100メートル離れただけでも、
評価がガラっと変わるのが不動産です。
そういう点も、分かりやすく解説したつもりです。
横須賀線の新駅開業が、
今後の武蔵小杉のマンション市場に
どのような影響を及ぼすのか?
また、現在販売中のどのマンションに影響するのか?
新駅の駅前にはよく整備されたロータリー
そういったことについても、
考えをまとめたことをレポートに盛り込んでいます。