さかたに小児科で治療可能な花粉症
                                              2009.1.27 upload

いままで、原因療法ができなかった多数の花粉症についても、治療ができるようになりました。

さかたに小児科ではこれまでスギ、ヒノキの花粉を採取して作製したエキスでスギ、ヒノキ花粉症の治療 をしてきましたが、昨年末より鳥居薬品の花粉エキスを用いてスギ、ヒノキ以外の花粉症の治療を始めました。

治療には花粉のエキスが必要です。花粉を一定量採取できれば、エキスを作製することは容易です。しかし、スギ、ヒノキ以外の花粉は採集は困難で、市販されている鳥居薬品のアレルゲン・エキスに頼るしかありません。鳥居薬品の花粉エキスは下のようなものが作られています。
 

ブタクサカモガヤ、ヒメガマ、ススキ、カナムグラ
ホウレンソウ、アキノキリンソウ、キク、ヨモギ、チモシー
スギアカマツ、クロマツ
 (赤字は治療用エキス、下線は2009.1.27現在、当院に在庫のエキス)

この中で治療用のエキスは赤字のものだけです。つまり、従来の減感作療法ではブタクサ、ホウレンソウ、スギ、アカマツしか治療ができなかったのです。ところが耐性導入法では診断用エキス、スクラッチエキスでも治療ができるのです。したがって、上記の花粉症はアレルゲン・エキスが届きしだい治療可能になります。

ただし、花粉症の原因となる花粉の種類は多く、鳥居薬品のエキスだけでは到底カバーできません。ちなみにRAST検査ができる花粉の種類を紹介します。

イネ科植物花粉 雑草花粉 樹木花粉
ハルガヤ ブタクサ カエデ
ギョウギシバ ブタクサモドキ ハンノキ
カモガヤ オオブタクサ シラカンバ
ヒロハウシノケグサ ニガヨモギ ブナ
ホソムギ ヨモギ ビャクシン
オオアワガエリ フランスギク コナラ
アシ タンポポ ニレ
ナガハグサ ヘラオオバコ オリーブ
コヌカグサ シロザ クルミ
セイバンモロコシ アキノキリンソウ ヤナギ
スズメノヒエ イラクサ スギ
小麦(花粉) ヒメスイバ ヒノキ
オオスズメノテッポウ カナムグラ アカシア
    クワ
    マツ

花粉症はまず、RAST検査で診断を下すことが多いので、RAST検査の項目にない花粉アレルギーの治療は考えられません。太字はアレルゲンとして検出されやすいものです。ただし、地域や植生によって頻度は大きく変わります。

また、下線がしてあるものはアメリカ、ホリスター・スティール社がアレルゲン・エキスを作っています。輸入には数ヶ月かかりますが、治療は可能となります。
 

参考http://www.jaanet.org/medical/pdf/hollister_d01.pdf
 

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