常色山記
琴石山 546m
柳井市
2001.12.9

    広島から車で日帰り圏の山としては西の端に近い山である。それでも今年始めに周防大島の文殊山、嘉納山に登ったので気分的には行きやすい。柳井市街から海岸線を西に走り、JR柳井港駅近くの踏切から田園地帯に出る。あまり迷うことなく登山道入り口に出た。土の道に踏み入れ薄暗い竹林を過ぎると早くも尾根道に出た。ただこの尾根道は逆C字にカーブしているので頂上はまだまだ先である。南斜面を登るので非常に暖かい。あまり、人手の入っていない山林なので歩いて楽しい。尾根道が東に走る場所では柳井市街と背後に広がる平野が手に取るように眺められる。尾根が北に走ってしばらくすると展望地に出る。ここは公園風に整備され、ベンチには屋根がしつらえてあり、園芸植物が植えられている。東に急峻な琴石山頂が見え、ちっぽけな登山客の人影が登っていくが見分けられた。山頂への最後の登りは急登を覚悟したが、この展望地からは石段や舗装した道が続いており、最後の登りも石段であった。山口県の山は頂上付近に手が入っているのが多い。

 この山は登りの前に全容が見える  展望地から見る琴石山頂
 銭壺山と周防灘  大島海峡と大島文殊山

   山頂は意外に広い平坦地になっており、昔は城があったという。祠があり、琴石山の名前のいわれが三通り書いてあった。ここからはどの方角も見事な眺めである。西に先ほど触れた柳井市街、南に大島、皇座山と瀬戸内海、東に銭壺山、大将軍山、北に三が岳。すべて遮るものがない心地よさである。三が岳もついでのことに縦走したかった。さて、山頂南側には登山客が密集しており、喧噪を避けて東側の一段下の展望地で昼飯をとった。周防の山は海沿いで比較的高く、その内陸は平地、丘陵が続くというのが多いようだ。おかげで眺望絶佳、今年のテーマ「瀬戸内海を望む山」にも好適である。

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