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第13回オメガの会レポート
2002.2.24開催
2002.3.21 upload
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車は駐車場に溢れたが、今回は搬入物が少ない。アンプの河原さんは直前に用事で欠場。山本さんは新作アンプも間に合わず、スピーカーは2階から降ろす人手がなくて持って来なかった。いつも新作を複数出品する河野さんは手ぶらですまし顔。「エッ、スピーカーが2セットだけ?」「いいじゃないの、たまには音楽をゆっくり聴くときがあっても」。これには依存ないが、山本さんのD37の欠場はもったいない。急遽、「ワカイモノ」二人が山本宅に搬出の手伝いに赴くことになった。
取りに行く間にも会はおもむろに始まる。最初は私のタンデム駆動、TBH(Taperd Back Horn)第一作のモディファイ。6月に最初に出品したものである。2.4mほどのバッックホーンの開口部から中高音が盛大に漏れ、位相差、時間差もあって批判された。その後、中高音を落とすために音道の折りかえし部に吸音材を挿入した他、細かい改良を積み重ねた。最後の改良はホーンの音道を一段追加して開口を後面にまわし、最後の音道2段は板を挿入して横幅をなめらかに搾った。この結果、吸音材は少なくてすむようになった。
低音はユニット前面より2.7mくらい回り込んでくるので約60Hzくらいでは位相がピタリと一致し、低い方まで音場感が損なわれないはずである。高田先生からお褒めを頂いたが、後で試してみると実はもっと吸音材を減らすべきだった。
私の出品はもうひとつ、銅板2枚とラミンのインシュレーター、木の彫り込み部と銅板にRをつけた。こうするとラミンの鳴きがさらに少なくなるはず。少し音が丸くなったという評がもらったが、その善し悪しはともかく、目指した方向の効果が出たので作者としては満足。
ジョッキーをしている茂曽路さん。長岡京アンサンブルと水戸室内管弦楽団のハイブリッド・ディスクを試聴した。 |
リファランスCDの選択をしている松田さん。 |
藤井さんはSACDプレーヤーを持参、CDとSACDのハイブリッド盤を鳴らして聴き較べに及ぶ。以前持ってきた長岡京室内アンサンブルのディスクの真価がいまここに。操作をかって出た茂曽路さんが、今度はCD、今度はSACDと説明しながら鳴らす。ウーム、さすがはSACDとみんな思ったか、どうか。藤井さんは「うちでセラミックツィーターを付けると私は1万5000Hz以上は聞こえないはずなんだが、違うんだよねえ」と惜しがる。途中茂曽路さんはCDのときはCDプレーヤーでかけ、SACDのときはSACDプレーヤーでかけていたが、途中でSACDプレーヤーがCDコンパチ機でSACDでCDをかければすむことに気づき、操作ボタンを見直す。「えっ、するとさっきのはCDだった?、じゃあもう一回これがほんとにSACD」。うーむ、今度はCD、今度はSACDとあらかじめ耳と頭をリセットして聴くこちらも辛いものがある。
山本さんのD37を聴く。D37の本来の鳴らしかたでは音道下部に砂を詰め込んでなめらかなホーンにする。まず、砂なしで聴いてみると板鳴りのような響きを感じる。次に砂袋を詰め込んで上から布をかけて聴く。ウン、これは板鳴りが減って聴きやすい。しかし、ジルコンサンドはふくよかな響きをダイエットしすぎる。そこで2袋ずつ減らしたが、これはかなり満足の行くものだった。でも、これがあの長岡D37なのか。中抜けでユニットとホーンの自然なつながりが感じられない。実は山本さんは長岡先生の設計とフォステクス社の設計を足して2で割っている。そのためなのか、単なるエージング不足なのか。
![]() 上)1曲目は村冶香織のギター(DVD、CD、CD−R)、2曲目は高中正義のエレキギター(SACD、CD、CD−R) 右)気の流れのいい米松を精選、さらに高剛性のスタンドを作成 |
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つづいて河野さんは「試験問題」をみんなに配布。「いいですか、皆さん、DVDやSACDというのは本当に音がいいのか、ブラインドで聴いて本当に違いが分かるのか。ここに同じ曲のDVDとCDとCD−R、そしてもう一つはSACDとCDとCD−Rを用意しました。ランダムに5曲かけますから、どれがどれか回答して下さい」。一瞬みんなの顔が引き締まる。「まず最初にサンプルとしてCDをかけます。その次からが問題です」。1曲目のところでもはやみんなが頸をひねった。まさに先ほど茂曽路さんのミスが現実試験問題となったのだ。さて答え合わせ。10問あって全問正解者はむろんなし、9問、8問と下がって5問正解のところでやっと会員のほとんどが手を挙げた。結果には皆唖然、この催しを企画した河野さんには期せずして拍手が送られた。しかし、「DVDもSACDもCDと大した違いはない。聴きわけられるひとはいない」というの河野さんの総括には、反響も大きく後に掲示板をにぎわした。
最後に茂曽路さんは新作のスピーカー台を提示。スピーカー本体はFE103のホワイトウッド無垢板で既出のもの。前回のヒノキのスピーカー台を米松製にし、高さは耳の聴取位置に近くなった。仕上げが丁寧で気品がある。スピーカー台とはボンドで接着し、一体型なので音は安定感をましてカッチリとした基音が出る。ボーカルが絶品であるが、エンクロージュアは小さめなのでフルオーケストラやパルシブなソースには不向きである。
オメガの会は世間様より高規格CDに対する対応が遅れていたが、これから独自の姿勢でキャッチアップするぞ。さあ、今年1年どんなイベントがあるだろう。
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