| 初日の出を拝もうと、白木山(889m広島市安佐北区)に登った。前日の予想は晴れのマークと曇 |
| りのマークが半々、50%にかけて起きたが、あいにく星が見えない。それでも一縷の望みを託して |
| 行った。登山口に着いたのは5時半頃、急げ、間に合わないかも知れない。こんな曇天に登るやつ |
| いるかなと思うと登山口の駐車場は満杯に近く、登り口付近ではライトが連なっている。夜間の登山 |
| は初めてだが、思ったほど危なくない。登り口付近の急登をあえぎつつ登る。すぐに暑くなって、上着 |
| を脱いだ。 |
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| 9合目の付近からは急に明るくなる。頂上に |
| は7時3分着、間に合った。なんと人の多い |
| こと、キャンプファイアーには30−40人が集 |
| まっている。日の出までの時間をわいわいい |
| いながら待つが、東の方向は分厚い雲が邪 |
| 魔していっこうに太陽が見えない。7時16分 |
| むしろ西の方の空から雲が薄くなって、朝焼 |
| けが見えて日の出を実感する。 |
| みんな、立ち去りがたく、日の出を待つ。 |
| 誰かが、大声でいう。「やっぱり、元旦はご |
| 来光を拝まんにゃ。寒いじゃ、暗いじゃ、 |
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| 言いよっちゃあ、つまりゃせんで。心の問題じゃけえ。ハッハッハ」。そうじゃ、そうじゃ、これがここ |
| にいるもののコンセンサス。隣の方から、お祝いのお酒を頂く、ありがたい、金粉入りである。おめで |
| とうの乾杯。お弁当を詰め込んだ。 |
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あきらめきれない気持ちを抱えたまま、下山の途につく。5合目付近の尾根を渡る。ここは山の中 |
| 腹なのに切り立った尾根になって自然の渡り廊下のようである。ここは私が白木の中でもっとも好き |
| なポイントである。5合目で振り返って今年最初の白木の姿を眺める。3合目のあたりではっきりと日 |
| の光が射した。おお、やった。少し遅いが、日の出には違いない。木の枝ごしに雲を払いのける太陽 |
| が見える。あわてて、デジカメを取り出し、2合目の撮影ポイントまでかけ降りるが、そのときには再び |
| 雲の薄いカーテンが引かれ、高鉢山の黒々した山塊があるばかりであった。 |
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