常色山記

5.宇根山・砲台山縦走
2001.1.14

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  1月14日、広島縦走会のイベント、江田島の宇根山(546m)から三高港までの縦走に
参加した。9時10分、江田島の東岸の港、中町港から宇根山を目指して出発した。総勢59名、
メンバーは中高年というか、少し高の方にウェイトがかかっている。コンクリート舗装の林道を
歩く。いつもと違って、道がこれでいいのかと気を揉むこともない。ただ、ただ人の背中を見て
前に進むだけである。林道から一歩山道に踏み込むとかなりの藪漕ぎである。前日の雨が残
っており、木の根を踏んでスリップすることもあった。頂上尾根に達すが、木が茂り薄暗い。
  このあと林道から山道に入る                 一等三角点は県内に16,7カ所しかない
11時15分頂上に着く。一等三角点にタッチするひと、写真を撮る人。狭い頂上広場はゴッタ
がえす。「皆さん、後で広島ハイキングクラブの方が来られますので真ん中を開けて下さい」。
ということで皆、広場の端によって昼食をとる。少し昼食が早いが、この後は昼食を摂るような
場所がないのだという。広島ハイキングクラブの方は二波に分かれて広場を通り過ぎる。何と
総勢71名だという。広場は人で埋め尽くされる。そうこうするうちに「広島三峰会はこっちです」
と連呼しながら別のグループも通過、今日は山ではなく、人を見に来た?休憩は1時間とやけ
に長い。会長の西尾さんが黄色いメガホンを持って会員の消息や先の先まで決まっている
縦走会のイベントの情報を流す。まるで放送局である。
 昼食も終わり、そぞろしびれを切らしてみな立ち上がったころ出発。縦走は大きいアップダウ
ンのない6−7kmの尾根道ルートを北上する。ところどころにあるスギ林、竹林を除くとほとんど
人の手の入らない原野である。足下には細いつた、眼前にも大小のツタが下がる。落ち葉、
倒木、棘のある植物、竹林ではひと一人がようやく通れる隙間を縫って歩く。列の先頭、中ほど、
しんがりにトランシーバーを持った人が配置され、列に間があくと調節する。メンバーの足が
倒木を削り、倒れた古い竹をバリバリと踏みしだき、ツタ、とげある植物を折って進む。今日だけ
でだいぶ道が出来た。3時間後、見通しの利かない尾根道を抜けるといきなり、コンクリートの
切り通しにでた。今日はじめて山から海の景色を見た。ここで会は解散、登りたいものは次の
砲台山(411m)を登ってもいい。目隠しされたような
コースを歩いたので迷うことなく手を挙げた。三十数名
が砲台山を目指す。山はよく整備され、公園のような
秩序を感じる。皆、広い道を解き放たれたように早足で
歩く。もう日ざしは黄金色をしている。いくつもの丘の
連なりの果てに頂上があり、その次の丘が砲台跡で
あった。兵士数十人が生活出来る、半地下の遺構を
見た。帰りは皆さん一つでも早い船の便に乗りたい、
日暮れて船に乗るのは侘びしい、と意見が一致。登りに増して早足で山を下りる。山を下りて
三高港までさらに2kmくらい歩いたと思うのだが、驚いたのは先頭グループ4名の足の速い
こと。私より年長の方が多いのだが、いくら足を早めても追いつけなかった。さすがは縦走会
である。今日は中高年よりやや高年にウェイトのかかった方々から、元気を頂いた。会長さ
ん、メンバーの方々ありがとうございました。

 

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