常色山記

7.大将軍山、銭壺山縦走
2001.4.8

  1月に大島に行ったばかりなので山口県由宇町というのは近いという感じ。海沿いの国道188号線を柳井方面に南下して、住宅街を少し抜けると大将軍山への登山口に出る。緩やかな登りの舗装道を歩くが、道すがらは花盛り。山行きをさぼっていた3月の間に世の中はすっかり春になってしまっていた。1週間でももったいない時期であった。舗装道からやっとこせと登山道らしい坂道に入る。途中で13人と45人ばかりの登山グループを追い越すが、両者とも広島からのグループであった。スギ、ヒノキ林を登っていくと最後に石段があり、頂上に社がある。ここが霧島社、大将軍山の頂上である。内陸部の山の春景色と防予の島々が美しい。

   大将軍山より由宇町と周防灘を望む     大将軍山より銭壺山頂を見渡す

  ここで早めの弁当をとり、いったん山を下り、銭壺山への連絡道に出る。途中で車道を別れ、尾根道に分け入ったが、決して急ではない。尾根道は途中で尽き、いったん広大な駐車場に降りて車道を歩かねばならなかった。宿泊施設の少し上からは桜並木が始まり急に人手が多くなる。美術館らしい建物の前に出たところで他の登山者がこっち、こっちと道を指すので行ってみると駐車スペースの奥まったところから、再び山道が始まっていた。狭い道だが私達は自然の植生のあるこの道の方がいい。この道もまた、突如として車道に上がって終わり、そのまま展望台と頂上広場に上がっていく。急な坂は少なかったが、それでも8km以上歩いた。2回目の弁当。ここは内陸の山々と周防灘を見晴るかす、いいロケーションである。ただし、今年は晴天でも春霞が濃く、海の景色はぼやけている。山頂一帯は緑がはぎ取られ、ソメイヨシノが植えられている。これを喜ぶ人も多かろうが、山の美しさということも少しは考えて欲しい。登山道は寸断され、大半は車道を登らざるをえない。
  山を下りる。緑をはぎ取った代償として桜並木のすぐそばにおびただしい数のツクシが生えていた。長けていたが、若いのを選ってもすぐに袋にいっぱいになった。帰りはヘアピンの車道をおり、林道舟木線を7.5km歩いて車を置いたところに帰り着く。それから、再び柳井方面に車でとって返し、有名な「河口水産」の「力寿司」に行った。日本一大きいといわれる大きさのスシネタには降参、余ったのを持ち帰りした。

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