義歯 部分入れ歯 総入れ歯 いれば いれ歯 磁石 マグネット コーヌス アタッチメント 良く噛める さくら歯科医院 三重県 四日市市

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良く噛める入れ歯についてお知りになりたい方は、
  AGCコーヌス義歯(部分入れ歯)、軟性材料併用義歯(総入れ歯) の欄
  当院の入れ歯の特徴 の欄 をご覧下さい。


1. はじめに

トップページに、入れ歯は噛む力が非常に弱い、と書きました。
ところが、当院で入れ歯を作成した多くの方は、『何でも噛める』と大変喜んでおられます。
『何でも食べられる様になり、太ってしまった』と言われる方さえおられます。

入れ歯作成は、歯科医療の中でもちょっと毛色の異なる分野です。

歯を削って詰め物やかぶせ物をするのは、例えば日本の素晴らしい技術を支えてきた
町工場における、熟練工の精密作業に近いと言えます。

一方入れ歯は、特に総入れ歯作りは、知識だけではなく芸術的センスが必要な仕事
と言えます。

さくら歯科院長は、勤務医になってから様々な義歯で有名な先生の講演を聴き、
著書を読み、それを治療に応用してきました。

勤務医時代、良い入れ歯を作るために自分で高価な材料を買い、
色々な方法を試みながら良い入れ歯作りに取り組んできました。
(良い入れ歯を作るためには高価な材料が必要になります。
保険診療で良い材料を使うと入れ歯は採算が合わないので、
院長に頼んでもその様な材料は買ってもらえそうにありませんでした。
実際、院長にはいい顔をされませんでした。)

もちろん、入れ歯はインプラントより噛む力は弱いのですが、
よほど特殊なものを食べようとしない限り、実用上問題のない状態にはできます。


2. 良い入れ歯を入れると、若返ることができる(アンチエイジング)

近年、アンチエイジングという言葉を耳にする機会が増えてきました。
アンチエイジングとは、日本語では抗加齢や抗老化と呼ばれ、
老化を防ぎ、若返りを促すことをいいます。

歯科治療も、時に『アンチエイジング』に役立つ場合があります。
例えばインプラント。
噛む機能を、自分の歯が健全であったときのように取り戻すことが可能です。

そして入れ歯。
入れ歯は、『年寄りっぽい』というイメージがつきまとうかもしれませんが、
実は上手く作ればインプラントより若返る事ができる場合があります。

年を重ねるごとに、咬み合わせはどんどん低くなります。
自覚症状のあるときにだけ、その場所だけ直すことを繰り返した場合、
或いは歯ぎしりによって歯がすり減った場合に、特に顕著となります。
その結果、顔の長さが短くなり、口元周辺のしわが増え、凹みます。
更に、歯をさせていた骨がやせる事により、更に口元がへこみます。
これが、典型的な『お年寄り』の顔です。

入れ歯を上手く作ると、咬み合わせの高さを元通りにできるばかりでなく、
やせた歯ぐきの部分を入れ歯の床(しょう:歯ぐきに相当する部分)で補うことにより、
口元のふくらみを若い頃の状態に近づけることが可能です。
(インプラントでも骨増生手術等を行えば可能ですが、多額の費用が必要になります。)

『年だから』とあきらめている方、一度ご相談下さい。



3.入れ歯のメリット(インプラントより優れている部分)


(1) 歯を磨く手間が少なくて済む

歯を失うのは、今までの歯磨きが不十分であったことが原因です。
従って、どのような治療を行ったとしても、それを長持ちさせるためには
ある程度時間をかけた歯磨きが必須です。

インプラント(インプラントについてはこちら)を入れれば、
当然磨く部分が増えるので、歯磨きにかなりの時間をかける必要が生じます。

入れ歯治療は磨く歯が増えないので、
歯磨きの時間がインプラントに比べて短くて済みます

しかも、入れ歯を外して磨けるので、掃除が容易になります。
このことは意外に説明されていない場合が多いのですが、
患者様にとっては重要な事項です。


(2) 手術が不要

手術がどうしても嫌だ、という方や、全身疾患(重い心臓病・糖尿病など)に
かかっている方でも、問題なく治療できます。

(但し、残されている歯が歯周病や虫歯で状態が悪い場合、
 そのための手術はした方がよい場合もあります。)


(3) 治療期間が(インプラントに比べて)短い

インプラントは手術をしてから3ヶ月以上待ってから、人工の歯を装着します。
入れ歯は、元の歯の状態さえ良ければ、1〜2ヶ月で完成します。

  
(4) 修理がしやすい

万が一入れ歯が壊れても、お預かりすればほぼ元通りに修理することが
可能になります。

また、万が一残された歯がだめになった場合でも、
きちんと設計された入れ歯であれば、修理によって対応可能です。
(コーヌス義歯の場合。)

(5) 顔つきの改善が行いやすい

インプラントは、歯を若々しい状態にすることに優れていますが、
上手く作られた入れ歯は、口元の感じを若い頃に近づけることが容易です。



4.入れ歯のデメリット

(1) 取り外しが必要

入れ歯は外して洗う必要があります。 
ただ、そのおかげで歯磨きがしやすいのは、先に述べた通りです。

(2) 残っている歯が少ないと、安定の良い義歯を作るのが難しい

歯周病にかかっていない、しかも虫歯があまりにもひどくない歯が2〜3本あれば、
多くの場合安定が良い入れ歯を作成でき
、定期的に咬み合わせのチェックや
歯の検診・清掃を受けていただければ、長期間使用できます。

しかし、歯が残っていても元々の状態が良くない場合、
歯が1〜2本しか残っていない場合は、
総入れ歯より若干噛みやすい程度にしかならない場合があります。
 (但し、当院の総入れ歯は、多くの場合『良く噛める』とのご感想を
  いただいております。)
よく噛めたとしても、長い間に支えの歯がだめになる可能性があります。

ただ、この様な場合、状態の悪い歯はむしろ抜いて、インプラントを4本埋込み、
それを支えにすると良く噛めるようにすることは可能です。
(インプラントと入れ歯の併用)


(3) 支えに使っている歯に負担がかかる

総入れ歯を除き、入れ歯は残った歯を支えに使用します。
従って、本来その歯にかかるより、はるかに強い力が加わります。
その結果、(通常の入れ歯では)支えに使っている歯の寿命が、
短くなる場合があります。

但し、特殊なタイプの入れ歯にすることにより、その悪影響は最小限に
とどめることができます

実際、当院で作成した入れ歯は皆様に長期間ご利用いただき、
ご自身の歯も長持ちしています



5.入れ歯の種類

歯が一本も残っていない方の入れ歯を総入れ歯(総義歯)
一本でも歯が残っている場合は部分入れ歯(部分床義歯)といいます。(一部例外有り)


1) 部分入れ歯



A)一般的な入れ歯(クラスプ義歯)

(a) レジン床義歯


プラスチック系の材料のみで土台となる部分を作り、
残っている歯に針金を掛けるタイプの入れ歯で、
保険で出来る唯一のの入れ歯です。

[長所]
・健康保険適用ですので、非常に安価です。

[短所]
・強度が非常に弱いので、割れたり折れたりしやすいので、注意が必要です。
・作成する過程で大きく変形するので、お口の中で安定しにくく、
 装着時に痛みが出る確率が高くなります。
・針金を掛けた歯に無理な力がかかり、その寿命を大幅に短くする可能性が
 あリます。((b)金属床義歯の項の図参照)
・針金が見えるので、見た目が良くありません。

   

(b) 金属床クラスプ義歯


自費診療の義歯として、一般的に広く行われている、
金属を併用した入れ歯のことを言います。

[長所]
・強度に優れ、割れたり折れたりする確率が、かなり低くなります。
・歯の内側の部分が薄くでき、違和感が少なく、喋りにくさが少ないのが特徴です。
・時間をかけて型を取れば、レジン床義歯より精度が高くできます。

[短所]
・保険の入れ歯に比べて高価になります。
・支えに用いる歯に対して無理な力がかかりやすいのは、
 保険の入れ歯と大差がなく、歯の寿命を縮める可能性が高くなります。
 下右図のように、噛むことにより入れ歯が沈み込み→入れ歯のバネが、
 支えに使っている歯を引っこ抜きながら後ろに倒し込む、強い力が噛む度に
 かかり、歯に大きなダメージを加えます。
・支えに使っている歯がだめになったとき、簡単に修理ができず、
 場合によって作りなおす必要が生じる場合があります。
 

       

B)特殊な入れ歯(自費)


 (a) コーヌス義歯

一般的ではありませんが、一部の歯科医院では比較的以前から行われている入れ歯。
支えとなる歯に、二重構造の維持装置を作成するのが特徴です。

[長所]
・支えとして使用する歯に負担がかかりにくく、歯にやさしい入れ歯です。
・針金がないので、入れ歯であることが他人にわかりにくくなります。
・支えに使っている歯が要治療・要抜歯となった時にも、簡単な処置で安価に
 修理して継続使用出来る場合が多いので、長期間作り直しをせず使えます。

[短所]
・(イ)クラスプ義歯に比べて複雑で精度を要する構造物を作成するため、高価です。
・取り外しの硬さのコントロールが難しく、時に外しにくい場合があります。
      


 (b) AGC併用コーヌス義歯(お勧め) 

支えとなる歯に三重構造の維持装置を作成する入れ歯で、
新しいタイプの入れ歯です。 

[長所]
・支えとして使用する歯に負担をかけにくく、歯にやさしい入れ歯です。
・支えに使っている歯が要治療・要抜歯となった時にも、
 簡単な処置で安価に修理して継続使用出来ますので、長期間の使用が可能です。
・針金がないので、入れ歯であることを他人に悟られにくくなります。
・取り外しの硬さのコントロールが通常のコーヌス義歯に比べて容易ですので、
 装着後しばらくすると、丁度よい着脱感が得られます。
・維持力が長年維持できると言われています。

[短所]
・(イ)クラスプ義歯、(ロ)コーヌス義歯に比べて構造が複雑になるので、高価になります。
    

  

 (c) 磁石を用いた義歯
 

[長所]
・歯に無理な力がかかりにくくできます。
・従来使用していた入れ歯を修理して、装着することも可能です。

[短所]
・お口の中の磁石がくっつく部分の歯磨きが行いにくいので、
 歯周病が悪化しやすくなります。

    

 (d) アタッチメント義歯 
 

[長所]
・入れ歯の中では最も見た目がよく、
 入れ歯であることが、他人に最もわかりにくい入れ歯です。

[短所]
・自分の歯にかぶせものをして、そこに特殊の構造をくっつけ、
 更に入れ歯も作成することになるので、非常に高価になってしまいます。
・支えに使っている歯が要治療又は要抜歯となったとき、
 全て作り直しが必要になってしまう場合があります。

 (d) フレキサイト義 

ポリアミド(ナイロン)を使い、針金(バネ)を使わず目立ちにくい色の材質を歯に引っかけ、
それを維持に用いる入れ歯です。
自費診療となります。

[長所]
 ・金属を目立つ部分に使用しないので、見た目(審美性)が比較的良い入れ歯です。
 ・汚れ・匂いが付きにくい入れ歯です。
 ・自費診療の入れ歯の中では、比較的安価です。
 ・治療期間が比較的短くて済みます。
 ・比較的割れにくい入れ歯です。
 ・アレルギーの起こりにくい材質ですので、レジンに敏感な方でも安心です。

[短所]
 ・他の義歯より寿命が短いのが欠点です。

2) 総入れ歯

(a) レジン床総義歯(通常精度)


 樹脂系の材料のみで、土台となる部分を作った入れ歯です。
 保険の入れ歯はこのタイプになります。

[長所]
・健康保険適用ですので、安価です。

[短所]
・強度が非常に弱いので、折れたり割れたりしやすくなります。
・材料の性質上、作成する過程で大きく変形するので、
お口の中で安定しにくい入れ歯になってしまいます。
   

(b) レジン床総義歯(超高精度)


 超硬精度樹脂系の材料のみで、土台となる部分を作った入れ歯です。
 保険適用外の材質を複数使用し、通常の数倍から十数倍の時間を
 かけて作成する、職人技の入れ歯です。
 自費診療となります。

[長所]
・全ての総入れ歯の中で、最も精度が高い入れ歯です。
・咬み合わせにもこだわって作りますので、保険の義歯より大幅に
 安定が良くなります。

[短所]
・強度が弱いので、折れたり割れたりしやすくなりますが、
 一部金属で補強しますので、実使用上問題はありません。


(c) レジン床総義歯(やわらかい裏打ちのある物)


 樹脂系の材料のみで、土台となる部分を作った入れ歯です。
 但し、土手(歯ぐき)に接する部分は、やわらかい樹脂でできています。
 自費診療となります。
 (金属床義歯などと併用することができます。)
 
[長所]
・土手(歯ぐき)に接する部分がやわらかいので、
  吸い付きがよい
  痛みが出にくい
 のが特徴となります。

 土手が非常に小さく難しい症例の方に、特にお勧めです。

[短所]
・強度が弱いので、折れたり割れたりしやすくなります。
・やわらかい部分が数年で劣化するので、時々(1〜2年毎)やわらかい部分を
 取り替える必要があります。


(d) フィンデンチャー


 従来の義歯の辺縁付近に、薄いシリコンを用いて封鎖性を良く下入れ歯です。
 吸い付きが大変良いのが特徴となります。
 ただ、やわらかい部分の張替が頻繁に必要なため、一時ほど行われなく
 なってきたようです。

[長所]
・すばらしく吸着・安定する義歯ができます。

[短所]
・やわらかい部分が劣化するので1〜6カ月、長くとも1年で張り替えが必要です。
 (入れ歯の清掃をこまめに丁寧に行わないと、張り替え間隔が短くなります。
・強度が弱いので、レジン床義歯との組合せでは破折しやすいのが欠点です。
 但し、金属床義歯と組み合わせれば、この欠点は解決できます。


(e) 金属床総義歯


 主に舌が当たりやすい部分を金属で作った入れ歯です。
 当院の自費総入れ歯は、総入れ歯としては限界ぎりぎりまで安定の良い物を作成します。
 但し、自分の歯と同じというわけにはゆきません。
 自分の歯のように噛めるようになりたい方には、インプラントを併用するか、
 インプラントのみ の治療をお勧めします。

[長所]
・レジン床義歯に比べて、はるかに割れにくくできます。
・薄いので、装着感がよく、発音への悪影響も最小限です。
・熱を通しやすいので、食事の際食べ物の温度を感じ取ることができ、
 レジン床に比べて快適に食事ができます。
[短所]
・通常の何倍もの時間をかけて作成しますので、高価になります。

   

6.当院の入れ歯の特徴


一般に、自費の入れ歯は『この様な材質を使うから良い』という勧め方をされることが
多いようです。
しかし、材料を変えただけで快適な食生活が可能になるわけではありません。
当院では、精度の良い材質の特徴を最大限に引き出すために、

・ 時間をかけて型を取る
・ お口(下あご)の立体的な動きを記録して、それを入れ歯の歯の形に反映させる
 その結果、どこで噛んでも安定の良い入れ歯ができる(下写真参照)
・ 総入れ歯では、舌と頬の型を取り、歯をバランスの良い位置に並べる
・ 時間をかけて、噛み合わせを調整する

等の努力をし、時間をかけて噛みやすい入れ歯を作成しています。

   
 上写真は、左から 両側同時に噛んだところ、右で噛んだところ、左で噛んだところ。
 どこで噛んでも左右の歯がきちんと接触しているので、安定が良い入れ歯ができます。
 この咬み合わせは、特殊な講習を受けた一部の歯科医師にしか実現できません。
 (右の図は、一部影になってわかりにくいかもしれませんが、ちゃんと噛んでいます。)

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