『アベニーパファのこと』



アベニーパファ


体長:2cm〜3cm
環境:弱酸性
水温:25度〜27度
飼育:容易
エサ:生餌

アベニーパファは、純淡水で飼育できる体長2cm〜3cmほどの小型のフグです。
フグの中でも比較的性格確はおとなしい方で、とても飼育しやすい種とされています。 水質にもあまりうるさくなく、水質変化には割と適応能力が高いようです。 小型で飼育が容易ということと、何より愛くるしい表情で人気の熱帯魚です。

・混泳について
他種との混泳は基本的には不可です。
フグは縄張り意識が強く、また攻撃的なので混泳する相手によってはストレスで死んでしまいます。 愛くるしい表情をしてても、性格はキツイようです(^_^;)同種間でもしょっちゅう喧嘩をし、 ひどい時は噛み殺すこともあります。後、ひらひらと動くもにには興味を示し、ほぼ間違いなく 齧りにいくので、エンゼルフィッシュなどのヒレが長い魚との混泳は絶対に避けるべきです。 (エンゼルフィッシュの場合、エンゼルが大きくなると逆にアベニーが襲われるようになるでしょう。)
コリドラスなどの動きの遅い魚も狙われることがよくあるそうです。
混泳をするなら、少し大きめのヤマトヌマエビなら大丈夫だと思います。他の魚については 試してみるしかありませんし、状況によりけりです。

・飼育環境について
先ほど述べたように、性格がきつく、同種間でもしょっちゅう喧嘩をするような魚なので 一つの水槽でたくさん飼う場合は、水草や流木などでゴミゴミとさせたレイアウトにする 必要があります。単独飼育の場合はそれほど気にしなくてもいいと思いますが、2匹以上飼う場合は 必ず身を隠す場所を作ってやります。水草をたくさん植えてやるといいと思います。
暗くなると寝る魚なので、夜はその水草の陰に隠れて寝ることもでき、ストレスになりません。
弱酸性の軟水がよいとされていますが、魚が状態よく生活できる環境があればいいと思います。
あと、あまり強い水流を好まないので、上部フィルターなどの場合排水口で水流の調節をしてやる 必要があります。

・エサについて
エサは、人工飼料は基本的に食べません。赤虫やイトメなどの生餌を与えます。
最近UFOキャッチャーでアベニーなどの熱帯魚をすくうゲームがあるそうですが、そこで 取った場合、人工飼料がつけられていることがあります。人工飼料を与えておけばよいというような ことが書かれてあるそうですが、それは大嘘です。アベニーは人工飼料は食べません。
よほど苦労して餌付けしないと無理なので、生餌を与えます。
生餌といえ生きているものを与えなくても冷凍赤虫などで大丈夫です。栄養価が高いのは 生きた赤虫やイトメですが、それをやると病気を持ち込むことがあったり、水質悪化につながるので 冷凍したものをオススメします。乾燥赤虫よりは冷凍赤虫の方がよく食べるそうです。 うちでは、キョーリンの冷凍赤虫クリーンというエサを与えています。
あと、フグは歯が生えていて、その歯で硬いものを噛み砕いたりします。アベニーは貝も大好きで 水槽に勝手に発生して困るスネールなんかも大好物です。(ただし、個体によっては食べないそうです。) 時々は硬いものを与えて歯を研ぐことができるようにしないと、出っ歯になったりするそうなので時々 スネールを与えてやるといいです。増えて困っている人は喜んであげましょう。スネールを 狙っている姿はなかなかなものです。

・購入時の注意
アベニーを購入する時に注意することは、とにかく痩せている個体はやめましょう。
ガリガリに痩せている子はエサを上手に食べられていないということなので、体力も落ちていて 買って帰ってもすぐに死んでしまう可能性があります。多数飼いする場合はそういう子が元気な子に 狙われることになりますし、エサを食べるのが下手な子を太らせるのは大変です。 少しからだのぷっくりしている子を選びましょう。
それと、元気そうな子を選びます。水槽の前面でよく泳いでいる子は比較的元気な子が多いです。 おとなしい子は水槽の隅の方にいますので、そういう子は選ばないようにします。上記と同じで、 多数飼いの時にいじめられる対象になります。
アベニーは多数飼いをするとまず間違いなく喧嘩しているはずで、お店のように一つの水槽に たくさん入れられていて、隠れ場所もあまりないような環境だと、喧嘩して齧られている子が いるかもしれません。よーく様子を見て、齧られた丸い歯型が体についていないか確認しましょう。 齧られた後があると、そこから細菌が入って病気になることがありますし、すでにかかっているかもしれません。
よく泳ぐ元気な子で、ぷっくりとしていて、齧られた後のない子を選ぶようにしましょう。 多数買う場合は、なるべく体の大きさをそろえるようにしてやった方がいいと思います。

・オス・メスの見分け方
体が小さいと、オス・メスを見分けるのはかなり難しいです。
2cmくらいになってやっと特徴が現れるそうですが、それでも飼育環境によっては特徴が出ず わかりにくいこともあるので、お店の人に聞いてみるか、運任せで買うしかないと思います。 メスだと思って買った子がしばらくして大きくなってみると、オスだったということもあります。
オスの特徴は、目の後ろにしわが出てきて、お腹に縦線が浮かんできます。しわがわかりにくくても お腹に線があれば、まず間違いなくオスです。あと、柄がはっきりしていないものが多く、体が全体的に 黄色っぽい感じがするように思います。
メスの特徴は、体の模様がはっきりとしていて、オスに比べてお腹が白くふっくらしてきます。 全体的にオスに比べて白っぽい感じがしますが、判別はかなりしにくいです。体の模様が はっきりとしていて、体の白っぽいものを選ぶとメスの可能性が高いかもしれません。