『熱帯魚を飼ってみよう』


ここでは、私が勉強して覚えたことを水槽立ち上げから飼育にいたるまで順を追って説明していこうと思います。
ゼロから始める人には役立ちますが、ある程度の知識がある方にはつまらないかも…。

熱帯魚の本は割と高いので、本を購入して読まなくてもいいように、私が本などから得たものなどをここに
書いて行こうと 思っているので、まずは読んでください。

注意! 弱酸性・軟水の水槽を作ることを前提にしています!



■Step1.まずは水槽を購入しよう!
まず最初にすることは、水槽を買うことから始まります。
近くのペットショップやホームセンターで、可能であれば60cmサイズの水槽を買ってきます。 なぜ60cmかというと、最も一般的な水槽サイズで量産されているため価格も安く、また60cm水槽に合わせた器具も同じく 量産されているため、器具の購入もしやすいという利点があります。欠点といえば、大きいので置き場所を考えなくては いけないということでしょうか。

60cmの水槽の多くは、熱帯魚飼育セットという形でろ過器、照明器具、ヒーター、中和剤、カルキ抜きなどがセットになって売っています。 これらのセットものを買ってくるといいと思います。4点セットとか、8点セット、10点セットなどいろいろありますが、 セットになっている数が多いほどすぐに始められると言っていいと思います。でもひとまずろ過器、照明器具、ヒーター、中和剤等 があればいいと思います。財布と相談して決めてください。

水槽を買うときは、置き場所を確保しておくことが大切です。
水槽は水を入れ、砂を入れ、装飾品を入れ、などしてるとものすごく重くなります。ですので、重さに耐えられる台を用意するなどして 水槽の置き場所をしっかり確保しておきます。重さに耐えられない台の上に置いていると、ゆがみが生じてきて水槽にヒビが入り 水漏れの原因となったりしますので、注意が必要です。

この時点で、水槽、ろ過装置、ヒーター、照明器具、中和剤、カルキ抜きがそろったことにします。


■Step2.底砂を購入しよう!
水槽を購入したら、次は底砂を買います。
底砂にはいろいろな種類がありますが、一般的によく使われているのが大磯砂というもので、この砂は水質を弱酸性に 保つ働きがあるため、弱酸性の魚を飼うには適した底砂です。大磯砂とは逆に弱アルカリ性に水質を保つ砂もあり、 サンゴ砂などがそうです。もしグッピーを飼いたいと思ってるのであれば、必ず弱アルカリ性に保つ底砂を 購入してください。お店によって置いてあるものが違うと思うので、お店の人に聞くのが一番です。
ネオンテトラなどのカラシンと呼ばれる種類の魚は主に弱酸性を好む魚です。

*ここでお話。
なぜ魚によって弱酸性質の砂と、弱アルカリ性質の砂を使い分けないといけないかということですが、熱帯魚の住んでいる地域によっては 水質が弱酸性と弱アルカリ性の違いがあります。熱帯魚を飼うときは、水槽の中をできるだけ飼育する熱帯魚の原産地と同じ環境にする 必要があります。また、弱酸性と弱アルカリ性は対比する水質であるため、弱酸性を好む魚を弱アルカリ性の水で飼育すると、大抵は 弱って死んでしまいます。水質環境が合わないためです。なので、魚を購入する前にはその魚がどんな水質を好むのかを事前に調べて、 それに合わせて底砂を選ぶ必要があります。

底砂は水草の飼育にも欠かせないものなので、かならず購入しましょう。 水草の飼育に適した底砂も、お店の人に聞くと教えてもらえると思います。あまり粒が小さかったり、大きかったりすると水草の 育生には向いていないそうなので、細かすぎず、大きすぎずの底砂を選びましょう。

この時点で、水槽、ろ過装置、ヒーター、照明器具、中和剤、カルキ抜き、底砂が揃ったことにします。

水草は?という疑問が湧くかと思いますが、水草はまだ必要ありません。


■Step3.水槽に水を入れる準備をしよう!
お店をあとにして、家に帰ってきました。
では、早速水槽に水を入れましょう!でもその前に、水槽をキレイに水洗いします。意外と汚れていたりするそうなのと、水に入ると 困る成分が付着しているかもしれないので、必ずキレイに洗います。その際に絶対に洗剤は使わないこと。洗剤ってなかなかキレイに 落ちきらないので魚にとって有害になります。(人間が使ってる食器も、あれたぶん洗剤はキレイに落ちきっていないかと…)それと、水槽を洗うときは なるべく手でこするか、キズのつきにくいもので洗うかします。水槽にキズがつくとそこにヨゴレが貯まったり、コケが 付着しやすくなるので気をつけてください。

水槽がキレイに洗えたら、次は底砂を洗います
間違っても水槽の中で洗わないで下さい。それこそ水槽がキズだらけになってしまいます。 底砂を洗うときはバケツや洗面器などで、お米を洗う時のように洗います。←これがピンとこなかったらこすり合わせて洗ってください。 洗い水が透明になるまでしっかり洗います。

底砂が洗い終わったら、水槽を置き場所に置いて、中に底砂を入れます。
この時点でまだ水は入れていません!
底砂は前から後ろに向かって高さをつけるように入れるといいそうです。レイアウトする時に、水槽の前景にはあまり水草を置かず 後景に多く置くというのが、よいレイアウトの仕方らしいので、それに合わせて砂を敷きます。 大体前景が3cmくらい、後景が5cmくらいの厚さでいいそうです。

底砂以外に装飾品を入れる場合は、それもよく水洗いして底砂の上におきます。

ここまでで、水槽の中には底砂、装飾品のみが入っていることになります。

■Step4.水槽に水を入れてろ過装置を回そう!
では、水槽に水を入れます。
水は水道水でかまいません。たっぷり目に入れるといいと思います。でもあんまりたぷたぷにはしないよう気をつけてください。 水を水槽の中に入れる時に、底砂のレイアウトが崩れると思いますので軽く手で直しましょう。

水を入れたら、次は水槽にろ過装置を設置します。説明書を読みながら設置してください。 ろ過装置が設置できたら、次にヒーターを水槽内に入れます。ヒーターはなるべく水流の起こっている場所に 置くのがよいそうです。熱が水槽内に満遍なく伝わるからだと思います。

ヒーターが設置できたら水の中にカルキ抜きと中和剤を入れます。カルキ抜きは、水道水の中に含まれる塩素などを取り除くためのもので、 中和剤は、水道水の成分を魚の住みやす水にするためのもので、どちらも魚にとって有害な成分を取り除く働きがあるため 魚の飼育には欠かせないものです。60cmほどの大きな水槽になってくると自然中和に時間がかかるので、カルキ抜き、中和剤で早く中和させます。 水槽に入れるカルキ抜き、中和剤の量は、中和剤の説明書に書いてある分量でいいと思いますが、指示されている量より若干少なめの方がいいとか。
この時必ずカルキ抜き、中和剤を入れてください。なぜなら、水道水には魚にとっては有害なものが多く含まれているからです。これによって魚が死亡します。 同じ原理で、水換えの際にも必ずこの二つは必要になってきますので、絶対に用意しておくこと。

水槽に水をはり、一通りの準備ができたところで、ヒーターの電源を入れろ過装置を回します
うまくろ過装置が動いていることを確認したら、このままの状態で5日間ほど置いておいて水を安定させます。 まだぜーーーったいに熱帯魚を入れてはいけません!
最低でも1週間、水ができるまで熱帯魚を入れるのは我慢です。 水の出来上がっていない水槽に魚を入れるのは、私たちが半分毒入りのご飯を食べさせられるようなもんです。(すごい表現) 特に熱帯魚はデリケートなので、水ができあがるまでは魚は入れないでください。

この時点で水槽にはカルキ抜き、中和剤を入れた水が張ってあり、ろ過装置、ヒーターが稼動しています
付加要素として、水温計を購入してきて、水槽内に入れておくのをオススメします。
5日間のうちに、水草や熱帯魚についての情報をたくさん手にいれるといいと思います。


■Step5.水槽に水草を入れよう!
水槽の水を回しはじめて5日が経過しました。
その間に水草や、魚の知識も増えたことと思います。じっと我慢してきて5日目、やっと水草導入です。

水草については人によるかもしれません。
最初から入れてても大丈夫だという方も、いるかも。よくわかんないですが。
私はお店の人(専門のお兄さん)に、最初から水草は入れない方がいいといわれました。水草も水が安定していないと上手く育ちません。 ですので5日ほど水を落ちつかせてからだと、比較的水草の育生が上手くいくのではないかと思います。 水草も生きているので大切にしたいですしね。

ではお店に飛んでいって、水草を買って来ましょう!
初心者にオススメの育て易い水草は、アマゾンソード・プラント、カボンバ、アナカリスなどで、他にもミクロソリウムや、アヌビアス・ナナも 初心者向けの育てやすい水草だそうです。最初から育成の難しい水草を買ってもたぶん枯らしてしてしまうので、まずは簡単なものから 始めるといいと思います。うん。(自分に言い聞かせる) 水草はうまく育つと増えるので、一株か2株ずつ購入するとよいのではないかと思います。水草のことに関してはお店の人に聞いて 育て方などを教えてもらうといいと思います。

水草を植えるときはピンセットなどで植えるとキレイにできるそうです。
また、水草は魚の隠れ家になりますので、どこかに群生させてる場所があるといいのではないでしょうか。転々バラバラに 植えるよりも見た目もきれいでしょうし、魚にとってもいいと思います。 レイアウトに関しては、その道のプロ級の方がたくさんHPお持ちですので、そちらを参考に。

またこの時期に比較的生命力の強い魚、例えばアカヒレやメダカなどの魚をパイロットフィッシュにすると 更に水が安定してくると思います。あ、あと石巻貝などもいいそうです。 (弱アルカリ性の水槽の場合はどれがいいんだろう…。)
熱帯魚が住むにはバクテリアの存在が不可欠で、バクテリアは普通は自然発生しません。ですので、パイロットフィッシュを 使ってバクテリアを発生させることによって、水槽内にバクテリアが住み着き、更に水槽内の水をより熱帯魚の住みやすい環境にします。 バクテリアは、魚の排泄物などに含まれる、魚に有毒な亜硝酸塩やアンモニアを分解する大切な役割を担っています。 逆を言えば、バクテリアがいないと、亜硝酸塩やアンモニアが増えてそれが魚にとって致命傷になります。ですので、バクテリアは絶対に 必要なのです。また、バクテリアはエサ、つまり亜硝酸円やアンモニアがないと生きていけません。つまり、魚の排泄物が必要に なってくるのです。そこでパイロットフィッシュを水槽内に入れて、バクテリアの繁殖を助けるのです。

パイロットフィッシュはあまり多く入れる必要はなく数匹でいいです。まだ水の完全に出来上がっていない水槽に入れるわけですから、 大量投入すると逆に水質の悪化を招きますので、何の意味もありません。

さて、ここでパイロットフィッシュを入れる場合、とても重要なことをしなければなりません。
お店で買ってきたパイロットフィッシュを水槽に入れる時は、絶対にすぐに水槽に入れてはいけません!
魚を水槽に入れる前には、必ず水合わせをします。買ってきた魚(エビや貝でも同じ)は自分の水槽とは違う水質の水槽にいたわけですから、 いきなり違う水質の中に入れられると魚もショックを受けます。ショックを受けると体の調子を崩したり、ストレスによって免疫力が下がって 病気にかかったりしてしまいます。それを防ぐために絶対に水合わせが必要なのです。水槽に入れた魚が長生きするかどうかは、最初の 水合わせによっても大きく変わってくると思います。

水合わせは、魚を購入した時にお店で袋に入れてもらうと思うので、その袋を開けずに、そのまま水槽の中に浮かべておきます。 袋の中には空気が入っているはずなので、その空気が浮力となってぷかぷか浮いてくれます。 その状態のまま30分は浮かべておきましょう。これは、袋の中の水を水槽の水温に合わせるためにします。これがどうして必要かというと、 さっき水質のことを書きましたが、温度も同じで、急激に温度が変わることも魚にとっては大きな負担となるからです。なので、 この30分くらいで温度合わせをします。30分くらい経過したら、今度は魚の入っている袋を開けて、その中に水槽の水を少しずつ入れます。 少し入れては15分ほど置いておき、15分経てばまた少し入れる…を繰り返して1時間〜1時間半くらいします。この間も袋は水槽の上に浮かべたままです。 沈まないように工夫しましょう。 大体全部で1時間半〜2時間くらいで大丈夫だと思います。あまり何時間もやりすぎても、袋の中は狭いですから魚にとってはよくないでしょう。 このくらいの時間を目安にやるといいと思います。後は、袋の中の水があまりに汚れているようであればその水はなるべく水槽に入れないようにして 網などですくって入れるといいと思います。でも、その水の中にもバクテリアがいると思いますので、入れれるようであればゴミが入らないように 少し入れるといいと思います。

熱帯魚投入まで、あと2日です。

この時点で水槽には、水草(とパイロットフィッシュ)が入ったことになります。


■Step6.魚を入れよう!
7日経過。ようやく熱帯魚を水槽に入れられるようになりました!
目には見えないと思いますが、水槽の中にはバクテリアが増えていると思います。バクテリアがいれば、お魚にとって 住み良い環境ができつつあることでしょう。ここで注意するのは、住み良い環境ができた、のではなく、出来てきている、ということです。 水槽の水が完全に出来上がるまでに、1ヶ月はかかるといわれています。1ヶ月程経った後の水槽の水こそ、本当に安定した水だと 言えるそうです。ですので、最初から飼育の難しい魚を飼うのは正直やめた方がいいです。特に水質にうるさい魚などはやめておきましょう。
最初はネオンテトラコリドラスの仲間などを一ヶ月ほど様子見ながら飼うのがいいと思います。その間にはもちろん 水換えをします。1ヶ月、比較的飼育の簡単な魚を飼うことで飼育のコツ(エサやりのタイミングや、照明時間の調整など)も わかってくるでしょうし、水換えも何度かすることで上手くできるようになってきてることでしょう。
飼育に少し慣れてくる頃に1ヶ月経っているのではないでしょうか。それから、本当に欲しい魚を飼ってみるといいと思います。 もし、ネオンテトラなどの魚と混泳不可能な魚が欲しい場合は、パイロットフィッシュを入れたまま1ヶ月待つといいのではないかと 思います。待てれば、の話ですが(^_^;)

とにかく、1週間経過。水が完全にできあがるまでの間、あまりたくさんの魚を入れずにもう少しだけ我慢です。
当然この時、魚を入れる前には必ず水合わせをすることを忘れないようにしましょう。



以上が、私が学んだ水槽の立ち上げです。
本当に初心者的観点から見た水槽立ち上げの行程ですので、足りないこともあるかと思います。
気になった点などは質問してみてください。

そして、熱帯魚飼育の大先輩方へ(笑)
なんか間違っているところがあれば遠慮なくご指摘ください。間違ってるままの方が嫌なので、よろしくお願いします。