10代の子供達について
| 10代の子供達の事件が続いています。子供達が自分自身を捨ててしまったと感じます。被害に遭われた方の無念さを、そして、子供達の不幸を考えずにはいられません。
私は、基本的に性善説を信じています。どんな人も、自分なりに良くなりたいと願っているはずです。しかし、人は、良い因子だけを持って生まれるのではなく、悪い因子もあわせ持って生まれてきます。それが環境や周りの大人達によって、どちらの部分が大きくなるかが、変わってくるように思います。良い部分を大きくすれば、悪い部分が小さくなります。反対に悪い部分が大きくなれば、良い部分は小さくなります。その分岐点は、やはり愛情ではないでしょうか。愛情が無ければ、子供は孤独です。その孤独が自分をも捨てるまでになってしまうと考えます。 人は、自分自身をなかなか捨てるものではありません。しかし、孤独の中で、傷付けられたり、裏切られたりすると、失意で立ち上れません。そこで、助けてくれる大人がいないと、まず、自分を捨て、さらに親を捨ててしまうのでしょう。そこに至るまでの苦しみは子供にとって、大変なものだと思います。捨てるまではいかなくても、孤独に苦しんでいる子供は、多いように思います。将来の夢や希望が持てない子供達や、その場限りの遊びや友が居れば良いと考えている子供達や、自分に自信の無い子供達は、孤独を味わってきたのではないかと思います。周りの大人は、深く反省する必要があります。 子供の孤独の原因は、両親の不仲によるところが多いいように思います。家庭の基本である夫婦に愛情がなければなりません。配偶者に愛情は無いけれど、子供には愛情を注いでいるという方もいるかもしれませんが、子供は、それが本当の愛情では無い事を本能的に感じ、かえって孤独を強くするようです。配偶者への不満を子供で紛らす事は出来ません。子供は、不仲の「かすがい」にはなりたくないのです。仲の良い両親のもとで、健やかに育ちたいのです。両親が大好きなのです。本当の愛情で包まれたいのです。両親がお互いを、思いやり、歩みより、努力しなければ、仲の良い状態は保てません。それを怠った場合、子供につけがまわるのかもしれません。自分の家庭を子供を、良く観察して下さい。 もし、大人が眉をひそめるような子供がいても、その孤独を感じ、助けてあげて欲しい。何も出来ないのなら、せめて温かい目で見てあげて欲しい。子供達に希望を持って生きてもらいたい。そうしてあげる事が、大人の責任です。10代の子供は本能的に、大人の偽善または愛情を感じ取ります。 先日、ラジオでこんな話を聞きました。堅気のような人と堅気でないような人が、ケンカをしていたそうです。そこに、50代の女性がなんと、堅気でない人に、「大丈夫。大丈夫。わかったから、落ち着いて。」と、抱きついたそうです。抱きつかれた方は、最初、罵声を浴びせたようですが、その内、声をあげて泣き出したそうです。きっと、心の中にふたをしていた孤独が、あふれたのではないでしょうか。その女性は、子供に関わる仕事をしていたそうです。 我が家の高二の娘が言います。 「世の中に、本当の大人は少ない。」 私も試されています。 |