fragments
■20051029「その後」
○はまっていたmixiをやめた。始める前からはまることはわかっていて、だからやらないようにしてたんだけど、お誘いを受けてスタート。案の定はまって、わずらわしく感じられてきたので、えいっと退会。
自分の書いた日記とか跡形もなく消えるし、自分がいることで存在していた「マイミクの輪」みたいなのが消えちゃうのが、残ってる人に悪いような気がした。
○借りてきてたスピーカーを返却。もとのブックシェルフで、DSPボードのEQを試してみたのだけれど、このボードをつなぐだけで音が悪くなってることがわかり、これを使うのはやめることにする。アナデバだから悪くないはずと期待してたんだけどなぁ。
それで、安いグライコを探して、ベリンガー社のが欲しくなったりしている。
http://www.behringer.com/02_products/audio_index.cfm?lang=JAP#イコライザーとアクセサリー
○会社帰りに楽器屋へイコライザー見にいって、そういえばマイクだってちゃんと全帯域とりたいと思い店員さんに相談。恥ずかしい話だけど、電源の要らないダイナミックマイクと電源の必要なコンデンサマイク。これの使い分けや特徴がよくわかってなかった。
ダイナミックマイクはどれも限られた帯域しか拾えないのだ。だから主にボーカル用として使われる。例えば定番はこれだ。http://www.hibino.co.jp/proaudiosales/product/shure/product/w_mic/sm/sm58.html
測定に向いたマイク、つまり広い帯域を癖をつけずに拾えるマイクは、コンデンサ型から選ぶことになる。そこのお店にあったのだと、AKGの1.5万円くらいのがよさそうだった。9V電池でも使えるし。http://www.allaccess.co.jp/AKG_1000.html
この値段だと衝動買いはできないし、もし買うなら長く使いたいから、じっくり調べてみようと思う。
○2005年度のグッドデザイン賞が発表になっている。なんとなく眺めていたらこれを見つけた。http://www.g-mark.org/search/Detail?id=31667&sheet=designer
2002年、ちょうど3年前くらいに「おしゃれなメガホンがほしい」と思い、会社のゴミ置き場をあさって廃棄品を組み合わせてメガホンを手に入れ、東急ハンズで塗料を買ってきたり、デザイナーの人に相談したり…、といったことをしていたのだけど、転職のばたばたでそれきりになってしまっていた。
結局自分とは無関係にこのプロダクトはできあがったのだけど、思いもよらないこの結果に懐かしさと愛おしさと少しの悔しさを感じる。
この会社がどのような意図でこれを作ることになったのか、その経緯はわからないけれど、こういう製品があると社員はうれしいんじゃないかな。家族や友人に、「うちの会社はこんなのを作ってるんだよ」と胸張って言えるだろう。
メガホンといえば、学校の集会とか、工事現場とか、あまり音がよくないとか、そんなイメージで、どこか見下してるところがあった。でも、マイクとアンプとスピーカーが一体になってるところが面白いし、工夫のしがいがある。安物なんじゃなくてお手頃。やぼったいんじゃなくてユーモラス。そういうふうに捉えれば、かわいいやつじゃないか、メガホンって。
■20051011「音響システム構築中」
ステレオのスピーカーが掃除のじゃまと指摘され、
壁掛けスピーカーの提案をしたところ、前向きに検討することになった。
借りてきて、音出し中。
今までの普通のブックシェルフ型のとくらべると、
低音の出方がちょっと物足りない。
物は試しと、測定と調整を試みた。

丸いのが壁掛けスピーカー。
ピンクノイズという砂嵐状の雑音を再生し、
マイクで音を拾って、PCで周波数特性を見る。

特性を補正するために、アナログデバイセス社の
DSP評価ボードをつなぎ、グラフィックEQソフトをロードして、
中域を下げる。

補正前の周波数特性に対し、EQをかけたことで、
補正後はフラットに近い特性になっている。
500Hzがピンと立ってるのはPCのノイズ。
左端の音(低域)が出てないのはスピーカーの特性によるもの。
右端の音(高域)が出てないのは、マイクが拾えないため。
ホームセンターで2000円弱で買った安物マイクなのです。
ノイズを聴くためのステレオじゃないので、
最終的には好みの音楽をかけて、再調整します。
EQの設定値がこれで決まったけど、
このままだと毎回PCをつないで設定しないといけないので、
DSPのプログラムを書き換え、設定値を埋め込み、
プログラムをフラッシュROMに書き込んで、
DSPボード単体でいつも同じ設定で起動するようにしてやるのが
次のアクション予定です。
後は、スピーカーの固定方法と、ケーブルの隠し方が 今後の課題。
■20051010「羽田健太郎@サントリーホール」
サントリーホールの羽田健太郎と神奈川フィルハーモニー管弦楽団の
コンサートチケットをもらったので行ってきた。
バーバー
弦楽のためのアダージォ
映画プラトーンで使われたり、葬送や鎮魂セレモニーで
演奏されることで知られる曲。そぉっと微弱音で始まるところに
ぞくぞくする。
ガーシュウィン
ピアノ協奏曲 へ調
羽田さんがピアノを弾きながら指揮を執る。
ジャズとオーケストラの混ざったポップな感じ、
トムとジェリーの音楽を思い出す。
ショスタコーヴィチ
交響曲 第5番 ニ短調 作品47「革命」
メリハリのきいた曲で、ホールの生音のダイナミクスに
感激。
全体的な感想。
・ふと、目をつぶってみたら、反射音が多いために音がどこから鳴っているのかよくわからず、包み込まれている感覚を実感。
・ハープが意外に大きな音が出ることを知る。公演中、誰かのケータイがメール着信音を出したと思ったが、よくよく聞いてみると、ハープの高音のグリッサンドだった。これが元ネタだったのか!
・コンサートマスターの石田秦尚氏のキレのある動きがカッコよかった!演奏に魂を注入しているかのよう。先日の上原ひろみとイメージがダブる。バイオリンの弦、切れちゃうんじゃないかとハラハラした。
・チェリスタという楽器を初めて見ました。同じ人がピアノと交互に弾いてました。
写真は羽田さんへと届けられた花の一部です。 えなりかずきさん、草野仁さんより。

■20051006「上原ひろみ@トップランナー」
BS2の再放送を録画できたので観た。
素晴らしかった。
表現欲求や、表現したい元となるもの(感情やストーリー)が あって、
それを伝えるための作曲理論や演奏技術がある。
本質の部分も大切にしていると思うし、
手段としての理論やテクニックの研鑽にも情熱を注いでいる。
理想的な表現者だと思いました。
ライブ行きたいな。今回のツアーはもう手遅れかな?
とりあえずTSUTAYAでCDを借りてこよう。
■20050813「バリ旅行記 〜8/13(土)」
夏期休暇を利用して、バリ旅行に行ってまいりました。
その報告を(やっと)させていただきます。
8月某日
(株)旅工房に対し、遂に妻キレる。電話中に相手がいきなりガチャ切りし、その後、音沙汰なしという対応。オレが代わり、電話では記録が残らないので、メールで(嫌味なくらい丁寧に)問い合わせて、話を進める。
8/11(木)
勤務終了時刻に会社を飛び出し、パスポートを受領。
申請したのは1週間前くらいだったか。
8/12(金)
仕事がなかなか終わらん。
東急ハンズでパスポート入れ等、購入。
ビックカメラでデジカメのバッテリーとメモリを購入。
バタバタしてるのに、途中でアップルストアやgraniphに寄り道するオレ。
8/13(土)
朝、むっくり起きて、やっと持っていく荷物を集め始める。
当日まで準備は妻にまかせっぱなし。申し訳ない。
11:00 自宅出発。
13:40 成田空港到着。
そじ坊で昼ゴハン。入国VISAのために20米$を両替。
16:20 成田発。
機内で映画「皇帝ペンギン」を観る。
ノイズキャンセル・イヤホンを試してみる。おおいに効果あり。他社製品なのはここだけの話(借り物です)。
ガイドブック読んでお勉強。
※以降現地時刻。バリと日本の時差は1時間です。
22:20 デンパサール空港着。
日本人ばかりだけど、異国の香りがする!
荷物を持って出るゲートが2種類あって、どっちだろうかと迷ってたら、係員らしき人が荷物を持って親切に案内してくれる。しかし、ゲートを出たところでチップ請求されビックリ!No!の一点張りで通す。いきなりアウェーの洗礼受けました…
23:30 現地ガイドと出会う。
プルメリア・バリという会社のスアルサさん。日本語を話す。
ホテルへの送迎車のなかで熱心にオプションツアーの営業。その場で次の日の予定を決めさせようとする。12時間のガイド・車で90$だよ、と。高いと感じたし、急いで決めさせようとする話には大体ウラがあると思っているので、検討後に電話連絡することにして逃げる。
バリ・マタハリ・ホテルに到着。部屋にエアコン、ミネラルウォーターがあるのを確認し、一安心。
ここまで、旅工房からもプルメリア・バリからもホテルパンフ等をもらってないので、ここが一体どこなのかすらよくわかっていない。ここが本当にバリ・マタハリHなのかすら怪しい。
こわごわとフロントへ赴き、カタコト英語で問い合わせ。
手持ちの地図上でホテルの場所を教えてもらう。ホテルのアドレス・カードをゲット。どうやら正しいバリ・マタハリHらしく、ホッとする。
空港でもらってきた無料ガイドブックを見ながらインドネシア語で挨拶。
トゥリマ・カシ(ありがとう)
サムサム(どういたしまして)
スラマッ・ティドゥル(おやすみなさい)
スラマッ・ティドゥル
通じたのですっごく嬉しい!
満足して寝る。2:00。
■20050808「行方」
電車内飲食に関して、我が家は寛容な態度をとり続けてきた。 これまでに、焼き立てメロンパン、フライドポテト、アイスモナカなどを
食したことがあるし、水筒のお茶を飲んだこともある。
寛容どころか、むしろ積極的と言ってもよいだろう。
ところで今(8/8 19:15)、オレの隣のOL。
枝豆食ってます。
豆はGAPの紙袋に入っており、
左手は袋をちょうどいいあんばいに開いた状態で固定し、
右手は袋と口の間をリズミカルに往復しています。
豆を取り、口に運び、皮を袋へ戻す。
豆を取り、口に運び、皮を袋へ戻す。
豆を取り、口に運び、皮を袋へ戻す。
豆は口へ。
皮は袋へ。
スイス製の時計のごとく正確に。
爆弾処理班のようなスムーズさをもって。
豆と皮を選り分けております。
ビールは飲んでいません。
この電車はどこへ向かっているのか。
毎日決まった線路を通るだけのように見えて、
けれども実は 1本乗り違えてしまえば、
知らないどこかへ向かい、
これまでの日常には戻ってこれないのではないのか。
電車が最寄り駅に着き、オレが下車するときにも、
彼女は食べ続けていた。
何が彼女の欲望を駆り立てるのか。
彼女の目指す場所がどこなのか。
誰にもわからない。
おそらくは彼女自身にさえも。
電車は走る。
彼女と彼女の豆を運ぶ。
夜の闇を切り裂いて。

■20050717「爆走パンダ 青春家族」
札幌にて。
エゴ・ラッピンつながりのトモさんユキさん夫婦と再会。
イサム・ノグチのモエレ沼公園に行って。

標高62m。モエレ山 登れ。

階段ルートもあるさ。
そしてさらに、絶景ポイントへ連れていってくれるという。
フィアットパンダで北上。

パンダ爆走中 正面に風力発電の風車が。
厚田村の海岸にて夕陽を望む。

厚田村の夕陽。
ありがとう。
忘れかけた頃に、また会おうよ。
そして、
変わらない僕らを発見するんだ。

崖にたたずむトモさん 背後から襲い掛かるyukkyさん。
■20050710「山へ芝刈りに 川へ洗濯に」
背高草の ざわざわっと。 それ以外 聞こえない
静かな夏の風景
("TRAMPOLINE GIRL"/ NUMBER GIRLより)
新聞を取りに出てみたら、外は晴れだった。
ふと、その辺をぶらぶらしてみようかという気になった。
家の裏の工場では、もうこの時間から仕事を始めている。
橋を渡り、川の向こう岸へ行く。
橋の下に住んでるおじさんは、
ずぶぬれの住まいを前にして途方に暮れている。
散歩の犬は匂いの確認とマーキングに余念がない。
すれ違うジョガーはどこか遠くを見つめていて、
一心不乱のその目は汗など気にしない模様。
道沿いの緑の上を飛ぶ蝶がフラフラと移動していて、
しばらくオレの隣を併走していたかと思うと川へ向かって下りていく。
蝶に導かれるように川のそばを歩く。
カメが川面を漂っている。
鴨が水中に首を突っ込んだり、岸で羽を休めたりしている。
草がカサカサと揺れボチャンと何かが水に跳びこむ。
大きなカエルだ。
オレの行く先々でカサカサボチャン。
1匹だけは身じろぎもせずこちらをにらんでいた。
ココハ オレサマノ
バショダ。
とび出た目はそう訴えている。
気づくと随分遠くまで来ていた。
腕時計もケータイも財布も持ってきてない。
でも不思議と不安な気持ちはなかった。
今この瞬間、オレは自由だ。
2本の足でどこへでもどこまでも行けるんだ。
対岸に渡り、さっきまで自分が歩いていた岸を眺めながら帰る。
橋の下のおじさんが、脱いだ服と自身を陽にあてて乾かしていた。
帰ったらオレも洗濯しよう。
シワを伸ばしてから明るいベランダに干して、
それで気が向いたらこのナマっちろいカラダも陽にあててやろう。
■20050623「キャンドルナイト ピースフルヒート」
21日(火)の晩はキャンドルナイトでございました。 でんきを消してローソクの灯りで過ごそうという試み。
自宅に帰り、食卓に夕飯を並べ、ローソクに火を点け、でんきを消しました。
何やらおごそかな雰囲気で夕飯を食べました(この日の晩ゴハンは微妙にゴチソウでした)。
デザートにハーゲンダッツのアイスを食べました。
食べ終わると、することがなくなりました。
親からお金を借りることになったので、借用書を書こうと思い、便箋とペンを食卓に持ってきました。
ローソクの灯りでいざ書こうと思うと、暗い気持ちになり、遺書になりそうだったのでやめました…。
ローソクを眺めてみました。
ゆらゆら揺れる炎を見るのはひさしぶりでした。
溶けたロウがどんどん溜まってあふれそうでした。
あふれだす、堤防が決壊する、その瞬間を見届けようと目を凝らしました。
しかし気づくと、いつのまにか死角からロウはあふれ出ていました。
もうおしまいでした。
すべては過ぎ去った出来事であり、もう何もかも取り返しがつかないのだと悟りました。
こうしてキャンドルナイトは終わりました。
あとからサイトを見てみたら、音楽聴いたりパソコンさわってもよかったらしい。
でもそれは何だか主旨がぼやけているというか、なんというか。
http://www.candle-night.org/
■20050615「やさしく雨ぞ降りしきる」
梅雨入り宣言したもののしばらく雨は降りません。 そう言ってるのを確かに聞いたのに、 さっそく降ってるじゃないですか。
朝からうんざりした気持ちで…
(中略)
…雨が降っているんでは気が乗らないし、
このまま駅に向かえばいつもの電車に乗るのに
ちょうどいい時間。
こんな日は、まっすぐ帰るに限るな。
って駅ビルに入ったら、懐かしい顔が。
一瞬迷ったけど近づいて手を振る。
少し驚いて、たがいの近況なんか ちょっとだけ話して、
じゃ またねって別れる。
元気そうな笑顔を見られて、よかったって思う。
やっぱり雨宿りにはドラマが隠れてるんだな。
雨降りの日だって、そんなに悪くない。
日常に戻り、改札へと急ぐ。
カサは1本 あればいい。
サカナは炙ったイカでいい。
■20050609「すばらしい日々」
今の職場では勤務時間中にラジオがかかってる。 僕の席はラジオから遠いので聞こえるか聞こえないかってところだけど。
懐かしい曲が聞こえてくる。ユニコーンの「すばらしい日々」だ。
君は僕を忘れるから
その頃にはすぐに君に会いに行ける
当時、なぜだか学校嫌いだった僕は、ひとりでいることが多かった。
時間はたっぷりあるけど、お金はなく、歩くのが好きだった。
知らない人の尾行なんて馬鹿げたことを思いついたのには、そういう背景がある。
自分なりのルール。
女性の後はつけない。
その人が店や建物のなかに入るか、駅の改札を通ったら、そこで止める。
別に何も目的はなくって、成功しても失敗してもどっちでもよくって、時間さえ潰せればそれでよかった。
ま、歩きながら、あの人はどこに行くのかなとか、先の信号が変わりそうだけどあの人は走らないだろうからこのままのペースでOKとか、きっとあの店に入るんじゃなかろうかとか、そんなことを考えてた。
そのおじさんは急いでるわけでもなく迷ってるふうでもなく、ただ普通のペースで目的地に向かっているようだった。尾行はさほど難しくないけど、特別面白くもないという、ありふれた対象だ。
変だなとわかったのは尾行を開始してから4、5分後で、気づくと僕は さっき通ったのと同じ道を歩いていた。当時、ウォーキングなんて概念は
まだなかったから、歩くことそのものがその人の目的とも思えなかった。
自分ルール的にはゲームは終わっていないし、そこで止める理由も特になかったので、その人との距離を一定に保ち、後ろを歩いた。
なんとなく想像はしていたけど、やっぱり同じところに戻りそうだ。この人は何周するつもりなんだろう、僕が尾行する前からずっと歩いてんのかなとぼんやり考えていると、その人は「予定通り。」といったふうに建物のなかに入っていった。
キツネにつままれた気分だ。この道だってさっきも通ってるのに。
その建物は、特に目立ったところのない雑居ビルで、入ると正面がエレベーターというつくりだった。気にはなったけど、建物のなかにまでついていくのはルール違反なので、釈然としないまま僕はその場を立ち去った。
その辺りは、特に詳しいわけではないけど、中古レコード屋や楽器屋があるからちょくちょくうろついてた。
だけどその後、その雑居ビルを見つけることはできなかった。たしかこの辺り…と思うところに、ないのだ。
君は僕を忘れるから
そうすればもうすぐに君に会いに行ける
この曲を聴いて思い出すのは、そんな記憶。
■20050608「窓」
窓のない部屋に住んでいたことがあって。 寝に帰るだけのときはいいが、 こもって仕事や勉強をするようなときには やはり気分が滅入った。
そこで、部屋の外にカメラを付け、テレビに映し出してみると、 なんだか変な感じではあるけれど、窓と思い込めないこともなかった。
ずいぶん小さな窓だけれどね。 外の明るさや雨が降ってるかどうかぐらいはわかる。 ただ、テレビが古いやつだったので色合いがおかしいらしく、
あれ?もう紅葉の季節か?と思っても 外に出てみるとまだ緑の葉だったりしたこともあった。
その頃は、ひまな時期はひたすらひまだったのだけれど、 暮れにかけていくつかの仕事を引き受けてしまい、 昼夜関係なく働きづめになった。
「窓」の中で枯葉が舞い、寒々とした木々の枝がふるえ、 明るい時間よりも暗い時間の方が長くなった。
とうとう灰色の雪が舞い始めた日、なんとか仕事をすませた僕は 上着を着こんでひさしぶりに表へ出た。
けれどなぜか外は晴天で、澄んだ空気が気持ちよかった。 それで僕は、窓のない部屋にこもるなんてダメだと思い、
その足で新しい部屋を探し、数日後には引っ越してしまった。 カメラはそのままにしておいた。 設置した場所に そのカメラがあるのかどうか、
その確認すらできなかった。 だって、あるはずのところになかったりしたら、いやーな感じだから。
■20050607「………」
疲れた。 朝のリポDも恒例になりつつあるが、全然効いてない。 日中、だるさに耐えるため、右腕に左手の爪を立てていたら、
腕中が爪痕だらけになってしまった。 夜の寒さに感傷的になる。 iPodの音楽が空しく通りすぎてゆく。
デザートのハーゲンダッツも二人で1個は物足りない。
シャワーの温かさにちょっとホッとする。
ホットミルクでも飲もう。 少しだけハチミツを落とそう。 真空管のあかりが灯るのを眺めよう。 暖炉に薪をくべて、ぱちぱちはじける音に耳を傾けよう。
パイプに火を点けて煙を燻らせよう。 古い文庫本でも読もう。 32インチのスピーカーで90年代のハウスを聴こう。
ブラックライトで白く光る塵を、コロコロローラーできれいに取ってしまおう。 ターンテーブルでとっておきのレコードをかけよう。
もう1台でもう1枚の同じレコードを回して、 どこまでもつなげていこう。 夜明けまで。白っぽい視界の夜明けまで。
妄想の中で眠ろう。 次の1日を始めよう。 新しい朝を迎えよう。
■20050525「オーディナリー・オーバードライブ」
いつもは座る通勤電車。 今朝は出遅れて座れない。 そんな日に限ってJR信号トラブル、併走路線が運行停止。
殺到する人々、チカラの限りを尽くし車内激混む。 つぶれそうな女子、その後ろで壁になりカバーす。
駅に到着し、みなそれぞれにホームを歩いてく。
一言も交わすことなく、ただ先を急ぐ。
社に着いて給湯室でうがいする。
ポットの中身を空け、新しい水を満たし、通電する。 こないだまではする必要のなかった朝の儀式。 かの人去りて行う者なし。
僕はなぜか思い出す。
5月の夜、静かに涼しい20時40分。 なぜか思い出す。なんでやろ。
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