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絶対零度の九条姉妹 第九話<香織編>崩壊


 香織は這いずってでもこの場を逃れようとしたが、やはり睡眠薬と下剤の影響で動くことができなかった。
 伸二に足首を掴まれると、悲鳴が喉元まで出掛かった。その事実に香織は愕然とする。
(なんでこの私がこんなクズに怯えなくてはいけないの!?)
 心の中で悪態を吐くが、しかしそれが口を出ることはない。心底では確かに伸二を恐れているのだ。
 仰向けで足を広げられ、ペットボトルを秘部に押し付けられると、香織は恐怖のあまり目を見開いた。
 そんなものを入れられて、性器が無事に済むはずがない。まず裂けることは間違いなく、その痛みは想像を絶するだろう。しかも、元通りに治癒するかどうかすら確かではないのだ。それでもなお毅然としていろというのは無理な話だった。
「ま、待っで!」
 ついに香織は伸二に対して懇願するように言った。
「も、もういいでしょ。あんたの、勝ちよ。認めてあげてもいいわ。だから……だから……」
 しかし、この期に及んでも「許して欲しい」とは口が裂けても言えなかった。心は折れているし、弱音も吐けるが、許しを乞うことだけはできないのだ。
 香織は父の事業を手伝う傍ら、これまで障害に成り得る者を次々に排除してきた。九条家に逆らうことの愚かしさに気付いた者達は、皆すぐに許しを求めてきた。だからこそ香織は知っている。勝者の側から見た敗者の惨めさを。敵対していた者に許しを乞う情けなさを。
 目の前のクズにそんな風に見られるのは死んでも御免だった。
「おい。やめて欲しいなら俺の足を舐めてみろよ」
 得意気にそう言う伸二に対して、香織は必死の想いで意地を張り通して無視を決め込んだ。緊張のため額に脂汗が滲む。
「…………」
 一瞬の沈黙の後、伸二の顔から余裕の笑みが消える。そして香織の秘部に押し当てていたペットボトルを何の予告もなく突き入れた。
「うっ……ぎっ!」
 肉棒よりも一回り以上太いペットボトルは、先端のキャップを除くとほんの僅かに埋まっただけだった。丸みを帯びて急速に太くなる部分がまだ半分以上残っている。
「はっ……あ、はあっ……はあっ……」
 それでも恥部はギチギチに限界まで広げられており、香織は引き裂かれそうな痛みに荒い息を吐いた。
 伸二が無慈悲にペットボトルの底を殴りつける。
「ひぎぃっ!」
 少しだけ奥に入ってきただけだったが、その痛みは尋常なものではない。既に限界になっていた淫部がミシミシと音を立て始めたような気さえした。
「オラ! オラァッ!」
「かはっ……」
 二度三度と続けてペットボトルを殴りつけられ、遂には半分近くまで埋め込まれると、香織はあまりの激痛に口をパクパクさせて茫然自失となった。
 ペットボトルは肉ビラを巻き込んで秘奥に突っ込まれており、開口部は限界を超えて広げられたため血が流れ出していた。
 それでも溜飲が下がらないのか、伸二は立ち上がってペットボトルを蹴りつける。
「あぐうっ!」
 香織は我に返り、恐怖に歪んだ表情で伸二を見上げた。伸二が右足を後ろに引いて、もう一度ペットボトルを蹴ろうとしていたのだ。
「あ……ああ……」
 やめて、と言おうとしても、頭が混乱していて思うように口が動かない。結果的に香織は足を振り下ろす伸二をただ見つめることになった。
 香織の目にはスローモーションのようにゆっくりと映った。迫ってくる伸二のつま先が自分の股間で見えなくなった瞬間、今までで最大の激痛に襲われた。
「ぎゃああああっ!」
 意識したわけでもないのに、喉の奥から絶叫が発せられる。
 香織は身体全体をビクンビクンを痙攣させながら、声を殺して泣いた。涙が後から後から溢れてくる。手足が動かないため涙を拭うこともできず、ただただ泣くことしか出来なかった。

「う、うぐ……ひぐ……」
 ペットボトルに内臓を突き上げられ、吐き気まで込み上げてくる。さらには、下剤による腹痛がぶり返してきて、香織の顔色は急激に悪くなっていった。
「おい、コラ! これくらいで終わると思うなよ!」
 青くなっている香織を前にしても、まだ気が納まらないようだった。伸二は仰向けになったままの香織の傍らに膝をついた。
 セーラー服の上から腹部に手を置かれ、軽くググッと圧迫されると、香織は「うっ」と苦痛の呻きを漏らした。まだこの地獄が終わらないのかと、目の前が真っ暗になった。
 ペットボトルを突っ込まれた秘部の激痛に比べれば、まだ腹痛はマシではあったが、許容できない痛みには違いがない。
 吐き気に襲われて、少量の胃液が込み上げてくるのがまた辛かった。吐きたくでも吐けずに、中途半端な吐き気を戦わなくてはならないのだ。
 裂けてしまった秘部はペットボトルが突っ込まれたままの状態で、脈打つたびにズキンズキンと激痛が断続的に続いている。
 もはやこれは、陵辱ではなく拷問だった。しかも伸二が満足するまで決して終わらないのだ。
 状況を再認識したとき、今までずっと緊張していた香織の神経が突然途切れた。
(あ……。も、もう……)
 さすがに、限界だった。
 絶え間ない激痛に身を晒し続けてここまでえ意地を張り通せたのはほとんど奇跡に近かった。
 香織はズタズタになった意識をなんとか動員し、ゆっくりと伸二に顔を向けた。伸二と目が合い、香織は許しを乞うために口を開こうとしたが、言葉を発する前に、腹に置かれていた手をグッと押し込まれる。香織は「うぶっ」と苦しげに体内の空気を吐き出した。
「おい、なんだよ。なんか言いたいことがあるなら言ってみろよ」
 伸二のその言葉を受けて、香織はもう一度許しを乞おうとした。
「ゆるぶっ!」
 今度は口を開いた途端に腹を押された。
 もはや伸二の狙いは明らかだった。最初から香織の話など聞く気はないのだ。まだ許す気はないらしい。
 それでも、香織には許しを乞うしか道はない。
「ゆ、ゆるうっ!」
 また腹を押し込まれた。
 あまりの情けなさに、涙がこめかみを伝って後頭部にまで流れていく。
「うっ……ううっ……ひっく……」
 今までは声を殺して泣いているだけだったが、香織は初めて嗚咽を漏らし始めた。
 何度も刺激されたためか、腹痛がより激しくなってきた。放屁をしたい衝動に駆られるが、アナルストッパーを埋め込まれているため、それも叶わなかった。
「ちっ。分かった分かった。もう終わりにしてやるって」
 嗚咽を漏らして泣いている香織を見てさすがに思うところがあったのか、伸二が手を離して言った。
「ほら、最後に謝ってみろよ。それで終わりだ」
 突然優しくなった伸二に、不覚にも香織は胸のつまる想いがした。ようやく許してくれるのかと、感情が高ぶって上手く口が動かない。それでも必死に言葉を搾り出そうとする。
「ゆ、ゆるしふぃ!」
 またしても、そして今度はドンッと力強く、拳を腹に沈められた。
「ぶ、ぶふっ……」
 香織は堪らず息を吐き出した。伸二はすぐに手を引いたが、苦しくて何度も荒い呼吸を繰り返す。
「んはっ……はあっ……はあっ……」
 強烈な下痢便の圧力が肛門にかかった。しかしガッチリと填められているアナルストッパーにせき止められ、下痢便はゴロゴロと腸内を暴れまわる。
「う、うああ……あああ!」
 香織は伸二の目を気にする余裕もなく、大きな声を上げて泣きじゃくり始めた。
「ひぐっ! うああん! うあああ!」
 もう恥も外聞もない。秘部も腹も痛くて我慢できなかった。それに何よりも、まんまと伸二の手の平の上で踊らされてしまったことがショックだった。身体も心も散々に消耗して思考力が低下しているため仕方がないとはいえ、あまりにも惨めだ。
 けれども香織は感傷に浸ることすらできない。伸二がつま先を香織の眼前に突き出してきたのだ。
「舐めろ」
 伸二は単刀直入にただ一言それだけ言った。
 香澄の眉が俄かに歪む。
 舐めたところで許しを得られるはずはないが、舐めなければ今よりもっと酷いことをされるだろう。
 逡巡していると、伸二がイライラしなから上履きの先をグイグイと唇に押し付けてきた。
 上履きのゴムの臭いが鼻を衝き、屈辱で総身が熱くなった。
 だが伸二がこの調子では、早く言う通りにしないといつ怒りが爆発してもおかしくない。迷っている時間はなかった。
 恐る恐る舌を伸ばすと、すぐに上履きに触れて、慌てて舌を引っ込めた。ゴムの味が口中に広がる。吐き気は無いが、ホコリが口に入り息がつまった。
「ははっ! 舐めやがった! 伝説の生徒会長様がこの俺の靴を舐めやがった!」
「う、ううう……」
 裂傷の痛みと腹痛に苦しみながら、香織は屈辱に呻いた。だが許しを乞うなら今だと思い、意を決して口を開く。
「も、もう許して……伸二君。お願い……」
 ようやく言葉にすることが出来て、香織は安堵のあまり涙を溢れさせた。とはいえ、まだ伸二がこれで気が済むとは限らない。
 香織は不安と期待に入り混じった目を伸二に向けた。伸二は上機嫌に笑みを浮かべて香織を見下ろしていた。
 それを見て、この地獄が終わると思った香織は歓喜に咽び泣く。
「あうう……」
「ふん。こうなると九条香織といえどもざまあないな。オラァ! アナルストッパーはずしてやるからケツを突き出せ!」
「う、うごけない……」
 息も絶え絶えの香織に、伸二はニヤニヤと優越感に満ち溢れた顔をしながら罵声を浴びせる。
「あまえてんじゃねえよ! ウンコしたかったら、ちったあ気合入れて見せろ!」
「ト、トイレに連れていって……。お願い……」
「おめえは人の話を聞いてねえのか!? ここでケツを突き出す以外にウンコする方法はねえんだよ! それともずっとゲリベン溜め込んどくのかよ!?」
「……うう……う……」
 香織は観念して、なんとか仰向けの体勢からうつ伏せになろうと手足に力を込める。全く動かないわけではないが、体が弱りきっている今の状態でうつ伏せになるのは到底無理だった。
「ちっ。面倒臭えな。ほれ、手伝ってやるよ」
「うぎぃっ!」
 伸二に足で強引に引っ繰り返され、秘部に突っ込まれたままのペットボトルが軋んだ。激痛に香織は身を硬くする。
「ああ、まだこんなのブッ挿したままだったっけ」
 ヌケヌケとそう言いながら、伸二は秘部から半分だけ顔を出しているペットボトルを掴んだ。
「あ……」
 突然のことに香織が目を白黒させている間に、伸二はペットボトルを一気に引き摺り出した。
「うっぎゃああああ!」
 ボロボロになった体のどこにそんな力があるのか、香織は声を振り絞って絶叫した。
 ペットボトルを押し込まれた時に裂けた傷がさらに広がって、香織の性器は無残な姿を晒していた。膣口は無様に開いたまま閉じる様子もない。
「あーあ。ちょおっとだけ無理に入れすぎたかな? もうこりゃほとんど元に戻んねーかもな」
「い、いたい……痛いぃ」
 笑っている伸二に対して、怒りは沸いてこなかった。香織はただただ、襲い掛かってくる激痛の波が引くことだけを願っていた。痛すぎて、今はそれしか考えることができないのだ。
「おい、次はアナルストッパーを外してやるよ。嬉しいだろ。嬉しいって言え」
「……あぐう」
 呻いたままだった香織は髪を掴まれて後ろに引っ張られた。
「あ、あう」
「嬉しいって言えっつってんだろうがよお」
 グラグラ髪を揺すられて凄まれると、香織は小さな声で答えた。
「う、うれしい……」
「そうか? あんまり嬉しそうな顔じゃねえぞ。アナルストッパー付けたままにしとくか?」
「いやぁ……」
 香織は髪を掴まれたまま、弱々しく僅かに頭を振った。今更、やっぱり外さない、なんてことになったら発狂してしまうかもしれない。
「だったら嬉しそうな顔しろよ、ホラ! ホラァ!」
 髪をグイグイと引っ張られて、香織は泣きながら笑顔を作った。
「嬉しい……」
 引き攣った笑みを浮かべて呟く香織の顔を横から間近で覗き込み、伸二はこれ見よがしに「ふんっ」と鼻で笑ってみせた。
 尊厳を傷つけられて、香織の顔が一瞬曇ったが、眉を顰めたまま口元だけを無理矢理にぃっと笑顔にする。
 それを見て伸二は噴き出しながら髪を離した。
「はっはは! 面白すぎるぞ、おめえ! なんつー情けねえ顔だよ!」
 そこまで言われても、香織は作り笑いをやめなかった。
 秘裂からペットボトルを引き抜かれ、性器の痛みが多少とはいえマシにると、今度は腹痛に意識が集中するようになってしまったのだ。
 腸内を引っ掻き回されるかのような激痛に、強烈な吐き気が加わり、苦痛のあまり意識が朦朧とするほどだった。体中から汗が噴き出し、軽い脱水症状にもなっている。
 一分一秒でも早く排泄がしたくて堪らなかった。
「は、はやくとって、う、うんちさせて……」
 卑屈に媚びる香織に、伸二は手を叩いて喜んだ。
「ぶははは! おい、もっと言えよ! 外して欲しけりゃ必死に頼み込め!」
「あ、ああ……うんちをさせて……」
「もっとだ!」
「お、お願い……うんちがしたいの。ゲ、ゲリ便を出させて……」
「どこから出すんだ!?」
「お、お尻の穴から」
「ああ!? 大病院の院長の令嬢だからってお上品ブってんじゃねえぞ! これから教室でクソ垂れ流すメスブタだろうがおめえは!」
「う、う……。ケツの穴からゲリ便がしたいのっ。クソを垂れ流したいのっ! お願い、クソさせてぇ!」
 プライドをかなぐり捨てて叫んだ香織に満足した伸二は、カギを取り出してアナルストッパーの鍵穴に差し込んだ。
 カチャリ、と鍵の外れた音が香織の耳に届く。
「あ、あああ……。うああっ!」
 まだ鍵が外れただけにも拘らず、香織は喜びのあまり泣き崩れた。
「おいおい、泣くほど嬉しいのかよ?」
「う、ううう……」
「返事しろ!」
 伸二が声を荒げて香織の横腹を蹴り上げた。その勢いで香織は反転させられ、再び仰向けの状態になった。
 ニヤニヤしながら見下ろしている伸二と目が合い、香織は慌てて口を開いた。
「う、うれしい」
「はっは。最初からそう言えばいいんだよ! そう言えばな!」
 上機嫌になったかと思えば突然キレだし、そしてまた次の瞬間には笑い出す。伸二は高揚のため情緒不安定になっていた。このような者の前に無防備な体を晒すことがどれほど危険なことか、その身をもって思い知っている香織は、震えながら従順にコクコクと頷いた。
「ようし、ウンコしような、香織」
 楽しそうに香織の足を掴む伸二。
 その様子に、香織は背筋が凍る想いがしたが、それを伸二に悟らせるわけにはいかなかった。また態度を豹変されては敵わない。腸が腐るのではないかと思えるほどの腹痛にこれ以上耐えることは出来そうもなかった。
 足首が頭の横に来るまで引っ張られ、まんぐり返しの姿勢を取らされても、香織は力を抜いて何の抵抗の意も示さないように努めた。
 スカートが捲くれ上がり、下着を脱がされたままの股間が剥き出しになると、羞恥に顔が耳まで真っ赤になった。
 性器を無残に破壊しつくされ、今なお腹を暴れまわる下剤に苦しみながら、それでもついさっきまで誰にも見せたことのなかった処女地を晒け出すことは、問答無用には恥ずかしかった。
 ただでさえペットボトルでガバガバにされてしまった恥部は、大胆に大股開きをさせられて、完全に口を開き切っていた。奥まで冷たい空気が入り込み、思わず身震いする。
「はっ。腰を振って催促してんじゃねえよ」
 勘違いした伸二は馬鹿にするようにそう言って、アナルストッパーに手を掛けた。
 内側のアナルバイブを一気に引き抜かれる。少しだけ肛門に鋭い痛みが走ったが、不思議とそれほど痛くはなかった。
「あ、ああ……」
 解放された尻の穴は、何度か閉じたり開いたりを繰り返した後、ブボオッという特大の放屁音と共に、茶色の液体を盛大に噴出させた。
 まんぐり返しをさせられて上を向いている肛門から、そのまま真上に天井近くまで排泄物が噴き上がる。
「う、うげぇ……」
 あまりにも勢い良く吐き出されていく糞便に腸が痙攣を起こし、香織は吐き気を堪えきれずに嘔吐した。
 アヌスの噴水は少しずつ弱くなり、ついにはチョロチョロと下痢便が流れ出る程度にまで弱まった。それすらも途切れると、香織はブーッと教室中に鳴り響く大音量の屁をかました。
 もう一度ブホォゥッと空ぶかしをした後、軟便を放出する。
 今度は液体というよりも泥水に近い状態のため、先程の半分も噴き上がらなかったが、その量は倍を超えていた。
 ボトボトと香織の下半身に軟便が降っていき、ツツーと腹を伝って胸の辺りまで滑り落ちていった。
 ひとしきり下痢便を捻り出すと、パスッパスッと小さな放屁が断続的に続く。その度に肛門が盛り上がって少量の軟便が湧き出てきた。
「う……ひくっ……んう……ううっ……」
 身を切るような恥辱に、香織は次から次へと涙を溢れさせた。
 今日まで決して男に肌を見せてこなかったというのに、この数時間のうちに、処女を奪われ、性器を破壊され、挙句の果てには大股開きで脱糞ショーまで披露してしまったのだ。
(この私がこんな辱めを受けるはずがない。こんなの、ウソよ……)
 ショックのあまり現実から遠ざかろうとする香織。だが自身の肛門からブビィッと発せられた放屁音によって、辛い現実へと引き戻されるのだった。



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