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転落の女王 第八話・性奴隷サラ


 豪華な装飾を施された部屋の中で、二人の男女が交わっていた。
 大きなベッドの上で仰向けになっている男は、今やこの国で最大の影響力を持つリース公爵である。
 醜く肥え太った公爵の上に跨り必死で腰を振っているのは、この国の女王、サラ・フィン・プロビオン。しかし女王とは名ばかりで、今は公爵に監禁され屈辱の奴隷生活を送っていた。彼女は死の恐怖を前にしてリース公に屈し、哀れな性奴隷に成り下がっている。今や妹に王位を奪われるのを待つばかりの身であった。
 サラは毎晩のように公爵の寝室に呼び出され、性の奉仕をさせられていた。子供を孕む可能性のある女陰の出番は一切なく、もっぱら肛門でリース公の男根を受け入れる毎日である。
 今も騎上位の体勢で、サラの小さなアヌスはギチギチと限界まで広がり公爵の怒張を根元まで咥え込んでいた。何度となく行っている肛門性交ではあるが、それでもサラはいまだに慣れることが出来ず、その顔には苦悶の表情が色濃く浮かんでいる。
「は……あ……」
「何をしている!? さっさと動かんか!」
 下からリース公の両手が伸びてきて、サラの小振りな双乳が鷲掴みにされた。きつく握り込まれ、公爵の指が乳房を押しつぶす。
「い、痛っ」
「動かんともっと強く握るぞ!」
 胸の痛みに涙を潤ませながら、サラはゆっくりと腰を上げた。ズルリとリース公の怒張がカリ首近くまで肛門から抜け出てきて、排泄時と似た感覚に襲われる。痛みを感じたのはもう大分前のことになるが、異物が直腸を滑り出ていく際の違和感も耐え難いものがあった。嫌でも排便を連想してしまい、サラは恥辱に身を焼かれそうだった。
 息を吐きながら自身の体重を利用して腰を下ろすと、ズボッと肉棒が奥深くまで押し入ってきた。窮屈なアヌスが一気に抉られて、ヒクヒクと痙攣する。
「はあっ、はああっ……はあっ」
 サラは必死の思いで律動を重ねたが、腰を動かしているうち、すぐに呼吸が上がってきた。身体も汗まみれになっている。大して身体を鍛えているわけではなかった上に、奴隷としての生活を送る間に体力が極端に低下しているのだ。
 それでも公爵は、サラの動きが鈍ってくると握り込んでいる乳房に力を込めた。
「あっぐう!」
 慌ててサラは腰を上下させた。体力的にもキツかったが、何度も怒張を出し入れして腫れ上がってくる肛門も辛かった。ヒリヒリと熱くなってきており、いつ裂けてもおかしくないような気がして不安が募る。
 ズリュッズリュッとペニスが直腸から出ていく度に内臓が引き摺られるような感覚がして、注意していないと無意識のうちにピストン運動を弱めてしまう。サラは気力を振り絞って公爵の上で淫らな踊りを続けた。
「ふん。まずまずだな。純粋な性奴隷としてのテクニックは未熟だが、この王侯貴族独特の肌理細やかな肌は他の奴隷とは一味違う。腐っても女王陛下か。ふん。サラ、私の子種が欲しいか?」
 息も絶え絶えのサラは、いつものように決められた台詞を口にする。
「ほ、欲しいです。はあ、はあ……公爵様、落ちぶれた女王のケツ穴の奥に、公爵様のザーメンを流し込んでください。はあ……公爵様のザーメン、ケツ穴に下さい……はあ……はあっ」
 言葉を続けながらもサラは腰を振り続けている。
「はあっ……はあ、中にっ! 中に出してください!」
「よし、出してやるぞ。ケツに出してやる」
「あ、ありがとうございます」
 グッと尻を落として怒張を根元まで埋め込んだタイミングで、リース公の精液がビュッと直腸に放出された。アヌスの奥に熱い白濁液を注ぎ込まれ、サラはおそましさにブルブルと震えた。
 肛門からペニスを抜き出してしまいたかったが、そんなことをすれば何をされるか分かったものではない。サラは屈辱に耐えて精液の噴射を直腸で受け止めきったが、ジワリと尻穴の中にザーメンが広がり眉を顰めた。
「うああ……」
「ふうっ。おい、いつまで奴隷ごときが貴族の上に乗っているつもりだ。さっさと退け」
 サラは「申し訳ありません」と謝りながら腰を上げた。硬度を失い萎んだ男根がズルリと抜け出る。その拍子にサラの肛門から精液が漏れ出て、リース公の太腿に降り掛かった。
「なっ!? き、貴様! ケツの穴をちゃんと締めていなかったな!?」
「あ、ああっ。す、すみません、公爵様」
 慌ててリース公の上から退いたサラは、公爵の股座に顔を埋めて、零れ落ちた粘液を啜り取った。それから改めて身体を縮こまらせて土下座する。主人の怒りを恐れて震えている様は奴隷そのものだった。
「申し訳ありませんでした!」
「この……痴れ者が!」
 公爵の足が飛んできて、サラはベッドから蹴り落とされた。
「あぐっ……」
「四つん這いになって尻を突き出せ! その締まりのないケツを引き絞ってやる!」
「は、はいっ」
 サラはビクビクしながら公爵に尻を向けて床に這った。リース公がなにやら後ろでゴソゴソとしていて気になったが、振り向くと怒られるような気がしたのでジッとしている。
「このクソ奴隷がっ!」
 罵声と共に、突き出している尻に激痛が襲い掛かった。
「ひいぃっ!」  焼けるような熱さが尻たぶに走る。鞭を打たれたのだ。既に無数の傷痕が刻まれている尻肉に、新たな鞭痕が浮かび上がった。
「ぬぐぐ……」
 歯を食い縛って激痛に耐えるサラの尻に、再び鞭が振り下ろされた。
「んぐうっ……」
 赤いスジが尻肉に刻まれる。
 あまりの痛みに下半身が痺れ、肛門がパクパク開閉し、トロリと精液が漏れ出して太ももを伝った。


「ふうっ、ふうっ……。サラ、こっちへ来てしゃぶるんだ」
 激しい鞭打ちで息を荒げている公爵にそう言われ、サラは恐る恐る後ろを振り返った。
 醜い体を晒して床に立っているリース公は、鞭を打っている間に興奮してきたのか、射精を終えたばかりの一物を勃起させてグンと反り返らせていた。老齢の体に不釣合いなほど逞しい肉棒の先からは、僅かながらも先走り液が湧き出している。この老人の異常なほどの性欲には恐ろしさすら感じる。
 サラは怯えた表情をして目を瞬かせながら、四つん這いのままソロソロとリース公の足元に擦り寄った。顔を上げると、目の前に凶悪で巨大な怒張が待ち構えていた。ムワッときつい性臭が鼻腔を突く。
「こ、公爵様。しゃぶらせて頂きます」
「うむ」
 大仰に頷くリース公の股間に手を伸ばし、サラは肉棒の根元を握った。繊細な手付きでしごきながら先端に舌を這わせると、生臭い味が口に広がり吐き気が込み上げてくる。
「う、うぶ……」
「美味いだろう?」
「は、はい」
「当然だな。お前のような奴隷如きが大貴族である私の汁を舐め啜れるのだから、美味しく感じないはずはない」
「はい。あ、ありがとうございます、公爵様……」
 サラは目に涙が溜まるほどの悔しさを押し殺し、死ぬ思いでお礼の言葉を搾り出した。
 チロチロと尿道口を舐め上げてから、怒張を喉奥まで咥え込む。口一杯を占領する肉棒に舌を押し付けながら、顔をゆっくりと前後させ始める。根元へ絡ませた指は、止まることなく肉茎をシゴき続けている。
 きつく締め付けた唇を剛棒が往復するうちに我慢汁が次々垂れてきて、喉奥に不快な粘液が張り付いた。口内に溜まっていた唾液を嚥下して、なんとかそれを流し込む。
「んくっ……んく……」
 コクコクと喉が鳴り、それに気付いたリース公は興奮してますます先走り液を溢れさせた。
「あの糞生意気な女王が、大人しく私のチンポを舐めしゃぶるようになるとはな。崩れ始めれば脆いものだ。それとも、まだ何かよからぬ事でも考えているのか?」
 サラは怒張を深く頬張りながら公爵の顔を見上げて、フルフルと小さく頭を振った。
 この期に及んで策などありはしない。奴隷の焼印を押された上に精神まで折れてしまった以上、もはや女王としてではなく、リース公爵家の性奴隷として生きていくしかない。
 心の中ではまだ権力の座への執着を捨てきれず、それ故に生きるためには何でもするが、サラは日を追うごとにどうにもならない現実を受け入れ始めている。とはいえ、それでも生へすがり付くのを止めることは出来なかった。
「もっと死ぬ気でしゃぶらんか。いつまでも元女王としての魅力だけでやっていけると思うなよ? 私が飽きたらお前は家畜の肥料にしてやる」
 あまりにも非情な言葉に、サラはビクッと身体を震わせた。慌てて咥えている肉棒に舌を走らせつつ、ガクガクと顔を揺すり激しく唇から出入りさせる。すぐに顎が疲れてきたが、気力を振り絞ってフェラチオを続けた。
「んっ、んんっ、んん!」
 くぐもった呻き声を上げながら、髪を振り乱してピストン運動の速度を上げていく。
「む、むおっ」
 リース公爵が上擦った声を漏らした。
 さすがに先ほど射精したばかりのペニスは中々二度目の射精には至らなかったが、ようやくその兆候が見えてきた。
 サラが毛むくじゃらの睾丸にもスッと指で触れて撫でさすると、公爵はサラの髪を掻き毟って快感に悶えた。
「うおおっ!」
 ピンと背筋を伸ばした公爵の怒張から白濁液が噴出した。深く咥えこんでいたサラの喉奥にビュッビュッと叩きつけられる。
 サラはゴクゴクと喉を鳴らした。二度目の射精のためかあまり粘ついておらず味も薄かったが、量だけは変わりなく次々に発射されてくる。
 夢中ですべてを飲み干すと、不快感に胃が震えた。
「ん……」
 肉棒から一旦口を離し、尿道口からトロリと精液を垂らしている亀頭部分だけをパクリと咥え、クチュクチュと唾液をまぶして奇麗にしゃぶる。何度となく教え込まれた公爵好みの後始末のやり方だった。
 吐き気を催す精液の味も、最初の頃よりだいぶ抵抗感が薄れたような気がする。そうやって奴隷としての人生にも慣れてしまう日が来るのだろうか、とサラは暗澹とした気持ちになった。
「公爵様の精液を飲ませて頂き、ありがとうございます。とても幸せな気分になりました……」
 サラは奴隷生活で仕込まれてきた台詞を口に出し、深々と頭を下げて土下座した。


「そろそろ、いいのではないかしら?」
 煌びやかなリース公爵邸の一室で、次期女王のアマンダが口を開いた。
 サラの調教の責任者であるミリルは、相対しているアマンダに頷いてみせる。
「ええ。調教は順調です。もうサラは公爵様やアマンダ様に反抗したりはしないでしょう」
「私が女王になる日も近いということね。早く王都に凱旋したいものだわ」
「そうですね。その時はサラを国民の前に全裸で晒してやるのはどうでしょう? 最後の駄目押しが出来ます」
「いいわね、それ。愚民共の驚く顔が見物だわ」
「確かに、女王に対する国民の幻想が崩れて、サラの万が一の再起の可能性も潰えるという効果もありますね」
「そうよ。名君の皮を被ったお姉様の正体を曝け出してやるのよ。簡単に騙されてお姉様を称える馬鹿な愚民共に、あんなのはただのメス豚だってことを教えてやるわ」
 アマンダの目には狂気が宿っていた。  ミリルはそれを見て取って、心の中で密かに笑みを浮かべた。
 今はサラにだけ向けられているアマンダの狂気は、そう遠くないうちに国民に対して向けられるようになるだろう。サラが名実ともに地の底まで落ち、アマンダに女王の座が転がり込めば、歴史に残る蛮行が繰り広げられるに違いない。女王の夫として権勢を振るいたいリース公爵との対立も必然的に発生する。そこでミリルが上手く立ち回れば、アマンダもサラと同じ運命を迎える破目に陥るのだ。
 本来ならば宮廷でまつりごとを取り仕切っている筈のミリルが、奴隷調教師などという低俗な職に付いているのは、アマンダに陥れられた為である。
 富と名声は貴族の好きにさせてやり、自分はその裏で実質的に王国を動かす立場に着く。ミリルの能力を持ってすれば、それは決して不可能なことではない。それなのに、血筋が良いだけのアマンダのせいで何年もこんなところで足踏みさせられているのだ。
 そのあいだ積もりに積もった恨みが消えることは決してない。
「きっとアマンダ様には女王の玉座がお似合いになりますよ」
 ミリルはアマンダに追従の意を述べる裏で、小生意気な次期女王に鞭打ちできる日を夢想していた。



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