| WHO:人インフルエンザA(H5N1)ウイルス感染症の症例定義 2006年8月29日 原文 調査中症例 保健当局がH5N1感染の可能性を疑い、調査を決定した事例。 疑い症例 38度以上の発熱と、咳、呼吸促迫、または呼吸困難を伴う、原因不明の下気道疾患を呈する患者で、症状発現以前7日以内に下記のうち1つ以上の感染源に暴露した患者 a. H5N1感染疑い、可能性、または確定患者と密に接触(1メートル以内):看護、会話、または接触 b.前月に家禽または人でのH5N1感染が疑われたか、確定された地域で、家禽、野鳥、またはそれらの死骸、または排泄物で汚染された環境への暴露。 c.前月に家禽または人でのH5N1感染が疑われたか、確定された地域で、生または十分加熱されていない家禽産物の摂食。 d.H5N1感染が確定された、家禽や野鳥以外の動物との密な接触(例:猫や豚)。 e.H5N1ウイルスが含まれていることが疑われている検体を取り扱った(実験室など)。 可能性例 (WHOへ報告) 可能性例定義1 疑い例の基準を満たし、下記の基準の1つを満たす。 ・胸部レントゲンで浸出液を認めるか、肺炎像を認め、呼吸不全の証拠を呈している(低酸素血症または、重度の多呼吸) ・検査室でインフルエンザA感染の確認、しかしH5N1感染の証拠は得られていない。 可能性例定義2 疫学的に可能性例または確定例に接触したと考えられる証拠が得られ、そして原因不明の急性呼吸器疾患で死亡した症例。 確定例 (WHOへ報告) 疑い例または可能性例の基準を満たし、以下のいずれかの検査で陽性(ただし、WHOが認証している地域、国立、または国際的検査機関において)。 a.H5N1ウイルスの分離 b.インフルエンザAと、H5H基に対するプライマーを用いて、PCRで両者が陽性。 c.発病7日前後に採取された急性期血清に比較し、回復期血清におけるH5N1ウイルス中和抗体価の4倍以上の上昇。そして回復期血清の抗体価が1:80以上であること。 d.発病14日以降のH5N1中和抗体価が1:80以上で、異なった血清学的検査で陽性所見(例:馬赤血球凝集阻止反応価で1:160以上、またはH5特異的ウエスタン・ブロット陽性) |
| 訳者:WHO統計に全く記録されない既死亡症例 下記、既死亡症例は、一切WHO統計には記載されない。 ・家禽におけるH5N1ウイルス感染が流行している地域で、鳥インフルエンザ様症状(発熱、呼吸困難など)で、既に死亡している症例。(インドネシアでは多数のこのような死亡者がいるが、記録上残らない)。 この場合、感染または死亡家禽と濃厚接触していたことが確認されても、生前の症状が不明である限り、記録には残らない。 一方、生前に可能性例または確定例に接触した可能性がある、原因不明の呼吸器疾患死亡者は、可能性例として記録される。(人人感染の可能性ある症例は記録される?)。 |