11月23日
タミフルと睡眠障害の関係、厚労省部会が否定見解まとめる(読売新聞)
インフルエンザ治療薬タミフル服用者の異常行動を調べている厚生労働省の作業部会は21日、服用と睡眠障害との関係について「現時点では因果関係は認められない」との中間報告をまとめた。
作業部会は、睡眠障害以外も検証する予定で、同省は12月中旬にも、服用と異常行動との因果関係について結論を下す。
この日は、一部の異常行動が睡眠障害の症状と似ていることから、輸入販売元の中外製薬が服用と睡眠障害の因果関係の有無について調べた試験を検証した。試験は20〜22歳の健康な男性13人にタミフルを投与し、脳波状態、睡眠時間、体調の悪化などを調査。解析を終えた11人分について調べたが、因果関係は認められなかったという。
現時点で因果関係データなし=睡眠との関連調査−タミフルと異常行動・厚労省部会(時事通信)
インフルエンザ治療薬「タミフル」服用と異常行動などの因果関係を臨床面から検証する厚生労働省の専門家作業部会(座長・鴨下重彦国立国際医療センター名誉総長)が21日開かれ、睡眠との関連を調べた臨床試験結果が報告された。同部会は「因果関係を示すデータは現時点ではない」との見解で一致した。 臨床試験を実施した製造販売元の中外製薬が「症例数が少なく、結論を得ることは困難」とする中間結果を報告した。
同省は12月中旬までに、疫学調査の結果なども踏まえ、因果関係について最終判断する方針。
11月6日
「タミフル」供給、今冬は半減の600万人分に(読売新聞)
インフルエンザ治療薬「タミフル」の国内唯一の輸入販売元である中外製薬(東京都中央区)は5日、今冬の国内のタミフル供給計画を昨冬より半減し、600万人分にすると発表した。
服用後の飛び降りなどの「異常行動」が報告され、厚生労働省が10代について原則使用中止とする措置を取ったことなどを受け、同社は「処方患者数はほぼ半減する」とみている。
中外製薬は、親会社のスイス製薬大手ロシュからタミフルを輸入し、2001年から国内販売している。インフルエンザが大流行した02年冬には供給不足が問題化した。
厚労省の作業部会は10月、中外製薬に指示した動物実験の結果について「異常行動と関連づけられるデータは今のところない」とする中間結果を発表するなど、因果関係は明確になっていない。
5月3日
タミフル巡る作業部会が初会合、感染動物の実験必要性指摘 読売新聞
インフルエンザ治療薬「タミフル」と異常行動などの因果関係について、専門家らが基礎研究の面から検討する厚生労働省の作業部会の初会合が、2日、同省内で開かれた。
非公開の作業部会では、タミフルの承認申請時の動物実験など、基礎研究データを精査。タミフルと、異常行動や突然死の関連を調べる上で、不足しているデータや実験がないか検討した。
インフルエンザに感染した動物を使った実験や、マウスなどだけでなく霊長類を使った実験などの必要性が指摘されたという。
今月中に、どのような実験が必要か結論をまとめ、輸入販売元の中外製薬に実施を指示する。次のインフルエンザシーズンの前に、実験結果を得て、作業部会で評価する方針。
この作業部会のほかに、副作用情報の分析など、臨床面から因果関係を検討する作業部会も設置することになっている。
4月27日
異常行動さらに59人確認 タミフル服用後、厚労省 10代女子の転落も (1) (共同通信社)
厚生労働省は25日、インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後に異常行動を起こした患者がさらに59人確認されたと発表した。このうち10代の女子1人が2月に階段から転落する事故が新たに判明、転落事例は計26人となった。うち10代は22人。
異常行動について厚労省は4日、タミフルが発売された2001年から今年3月20日までに輸入販売元の中外製薬から報告のあった事例を分析し「計128人」と公表した。その後、1人はタミフルと無関係だったことが判明。今回確認された59人を含め、異常行動は58人増の計186人となった。
59人の内訳は10代39人、10歳未満10人、20歳以上7人、不明3人。
いずれも3月21日から今月17日までに中外製薬から新たに報告された計192人について精査して確認。うち151人は厚労省が10代への処方を中止した3月20日以前の発生で、同省は「タミフルへの関心が高まり、事後的な報告が増えた」とみている。異常行動を含む中外製薬からの副作用報告は計1268人となった。
192人のうち、服用後の死亡は16人で、計70人となった。
3月21日以降に異常行動がみられたのは5人。10代は1人で、以前処方されたものを同23日に服用していた。厚労省は「10代の人は処方されたタミフルが家庭に残っている場合でも服用せず、医師と相談してほしい」としている。
服用せず異常行動も11人 2人はリレンザ使用 (2) (共同通信社)
厚生労働省は25日、タミフルを服用しないで異常行動などがみられた計11人の事例を新たに公表した。うち2人は、タミフルとは別のインフルエンザ治療薬リレンザを使用していた。
厚労省は今月4日、11人のタミフルなしの異常行動事例を公表しており、これで計22人となった。
今回の11人は今月3?17日にかけて医療機関から厚労省に報告された。10代が9人で最も多く、10歳未満と70代が1人ずつ。大半はインフルエンザと診断されており、自宅の窓から飛び降りたり、飛び降りようとするなどの異常行動を取っていた。骨折した人もいたが死亡例はない。
吸入薬であるリレンザを使用した2人は10代男性と10代女性。幻覚症状などが報告された。厚労省安全対策課は「現時点では因果関係はないとみている」としている。
4月21日
2007/04/20-11:30 「重大な懸念ない」HPから削除=タミフルの安全性で−厚労省 時事通信
インフルエンザ治療薬「タミフル」について、厚生労働省は20日までに、同省ホームページの「新型インフルエンザに関するQ&A」の記述から、「現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えていません」としていた部分を削除した。同省は「異常行動との因果関係が不明ではあるが、予防的な措置を取った」と説明している。
また、新たに「インフルエンザQ&A」に、タミフルに関する記述を追加。10代への使用中止に踏み切った経緯や、異常行動との因果関係について4日の同省調査会で議論したが結論が出なかったことなどを説明している。
4月18日
タミフル処方 インフルエンザ患者のみ対象に 添付書改訂を指示 厚労省(04/19 14:13) 北海道新聞
インフルエンザ治療薬「タミフル」について、厚生労働省は十九日までに、処方はA型かB型のインフルエンザと診断された患者だけを対象とするよう、輸入販売元の中外製薬に添付文書の再改訂を指示した。これまで、熱のある患者らにウイルス検査をせず安易に処方する例があると指摘されていた。
併せて「幼児や高齢者に比べ、他の年代ではインフルエンザによる死亡率が低いことを考慮すること」との記載も指示した。中外製薬は改訂作業を進めている。二点の再改訂について厚労省は「処方をより慎重に判断するよう、医療関係者に注意喚起を徹底するため」と説明している。
同省は三月、異常行動が相次いだことを受けて十代への処方を原則中止とする警告を添付文書に記載するよう中外製薬に指示したばかり。
四月四日に開かれた薬事・食品衛生審議会の調査会で、同省はタミフル服用後に何らかの異常な行動を起こした百二十八人の事例を報告。うち九人はインフルエンザウイルスに感染しておらず、二十六人は検査を実施しなかったなどの理由で感染の有無が不明だった。委員からは「熱があるだけでタミフルを処方する医師がいる」と指摘を受けていた。さらに、幼児や高齢者のインフルエンザによる死亡率の高さに比べると、特に二十−四十代は死亡率が低く、大多数は約一週間で自然治癒することから、添付文書中の「効能・効果に関連する使用上の注意」にこうした情報も記載する必要があると判断した。
4月9日
【タミフル】転落・飛び降り事例‐21人に訂正 薬事日報
【タミフル】転落・飛び降り事例‐21人に訂正
厚生労働省は緊急会見を開き、4日の薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会に報告したタミフル服用後の転落・飛び降り事例について、4日午前7時時点の10歳代の転落・飛び降り事例の数字を19人から21人に訂正すると発表した。
今月2日に報告されていた転落・飛び降り事例2例を数に含めていなかったもので、会見した医薬食品局の中垣俊郎審査管理課長は「単純な集計ミスだった」と釈明している。
安曇総合病院で70代男性がタミフル服用後に異常行動 信濃毎日新聞
2005年3月、インフルエンザにかかった大北地方の70代の男性が、県厚生連安曇総合病院(北安曇郡池田町)で入院中に治療薬「タミフル」を飲んだ後、幻覚を見たり、うわ言を言うなどしていたことが9日分かった。投薬中止後、これらの症状はなくなったという。
同院によると、男性はタミフルを計5回処方され、最後に服用した日の夜に幻覚を見るなどした。処方を中止した翌日には、症状はなくなったという。同院はタミフルの副作用による異常行動があったとし、同年4月に厚生労働省に報告した。
同院は「タミフルとの因果関係はよく分からないが、異常行動があったのは事実なので報告した」としている。
厚労省の対応を批判 日本新聞協会 Pressnet
各社の紙面
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4月10日付 厚労省の対応を批判
タミフル10代使用中止をめぐる社説
事故隠し体質変わらず
厚生労働省は三月、インフルエンザ治療薬「タミフル」について十代の患者への使用を原則中止する緊急措置に踏み切った。またタミフル服用とマンションからの飛び降りなど異常な行動との因果関係についても、これまで「否定的」としてきた見解を白紙に戻し、原因究明を急ぐ方針を示した。服用後の転落死亡事故などが相次ぐ中での厚労省の事実上の方針転換を四十一本の社・論説が取り上げた。
なぜ早く情報公開できぬ
〈一転〉京都「注意喚起にとどめていたのを一転、中止に踏み切ったのは、十二歳男児が服用後に自宅の二階から飛び降り、骨折するという異常行動が新たに二件あったことが分かったためだ。十代に限ったのは、異常行動が集中していることに加え、親が飛び降りなどを制止するのが体力的に難しい場合もあるから、としている。命にかかわる問題だけに、中止は当然だが、もっと早く決断してもよかったのではないか」、北海道「厚労省はこれに続き、タミフルと異常行動の因果関係は『否定的』としていた見解を白紙に戻した。分析が不十分だったと認め、徹底した調査、検討を進める方針だ。当然だろう。タミフルの登場前は顕在化していなかった異常行動で、健康な十代の若者が死亡しているのだ」、中日・東京「(因果関係が)はっきりするまで警鐘を鳴らさないでいると取り返しのつかない事態を招くことは、薬害エイズで経験しているはずだ。同じ轍(てつ)を踏まないでもらいたい」、琉球「タミフルの副作用は乳幼児や成人の突然死の報告もある。効用は確かにあろうが、因果関係が明白になるまですべての患者への処方を中止すべきではないか。十代に限定した今回の対応は中途半端だ」。
〈事故隠し〉朝日「タミフルを飲んだ10代が飛び降りなどの異常行動で亡くなったのは、飛び出して車にはねられた1件を含めて5件にのぼる。ところが、飛び降りなどの異常行動の厚労省への報告は、04年以来、これらの例も合わせて15件にのぼることが(使用中止発表の)会見後に明らかになった。成人でも異常行動が7件あったという。こんな重大なことをこれまで公表しなかった厚労省の責任は重い」、新潟「メディアに迫られて、(十五件の)事故の存在を明らかにしたというのが実情のようだ。『事故隠し』と言わざるを得ない。厚労省はこれまで、死亡事例以外は公表しないのが通例だったといわれる。医療事故に限らず死亡以外のケースからも、再発防止の教訓を学ぼうとするのが普通の感覚だろう」、西日本「なぜ情報を積極公開してこなかったのか。医師や保護者の注意を喚起しておけばタミフル使用により慎重になるだろうし、異常行動が起きれば、それを積極的に報告しようとする動きにもつながる。この厚労省の対応は納得しがたい」、日経「ここに薬害を繰り返してきた厚労省の体質がみえる。患者団体や被害者の訴えを黙殺してきた結果のエイズやC型肝炎の薬害を、本当に反省しているのだろうか。(略)役所のメンツや無謬(むびゅう)神話のために、国民にいらざるリスクを負わせるのは絶対に避けねばならない」。
〈調査〉読売「厚労省はタミフルの副作用について、1万人規模の調査を実施中だ。できるだけ早く、科学的に説得力のある結果の公表が求められる。調査の信頼性も重要である。タミフルを販売する製薬会社から研究費を得ていた医師を、調査チームから除外するのは当然だろう」、毎日「(タミフルをめぐっては)国、製薬企業、医師が癒着し、多数の被害者を出した薬害エイズと同様の構図を疑う声もある。厚労省は、こうした疑問や不安を一掃するためにも、利害関係を排した大規模調査でタミフルのリスクをはっきりさせるべきだ」、沖縄「日本は世界のタミフル使用量の七割以上を占め、〇五年度は八百万人以上が服用している。最大のタミフル消費国・日本が異常原因などを究明し、世界の安全のためにも貢献が求められているといえよう」。
科学の目で見極めが必要
〈冷静に〉産経「薬には副作用が付きものだ。効き目の高い薬ほど副作用が強くなる傾向もある。効き目をとるか、それとも副作用を重視するのか。薬は状況に応じて使い分ける必要がある。(略)問題は、世界で最大7400万人、国内で最悪64万人が感染死するといわれる新型インフルエンザが出現したときである。タミフルは『新型』対策の重要な柱だ。そのときこそ、タミフルを有効に活用したい」、神戸「タミフルの治療効果は多くの医師が認めるところで、有用性が否定されたわけではない。使ってならないときや状態があるとすれば、どんな場合か。よく見極めることだ。冷静な科学の目を必要としている」。 (審査室)
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4月4日
異常行動は128人 タミフル問題で厚労省公表 神戸新聞
厚生労働省は4日、2001年2月のタミフル発売から今年3月20日までに副作用が疑われるとして報告された約1000人の事例のうち、何らかの異常な行動を起こした患者が128人に上るとの集計結果を公表した。
異常行動があった患者のうち約8割の100人は未成年で、10歳未満は43人。10歳未満の男児が包丁を持ち出したり、ベランダから飛び降りようとしたりしたケースや、10代の男子が突然うさぎ跳びを始めた例もあった。飛び降りや転落で死亡したのは10代-90代の8人だった。
厚労省は同日、因果関係の有無などを検討するため開かれた薬事・食品衛生審議会の調査会にこれらの結果を報告した。
同省が異常な行動と判断したのは、中外製薬が「異常行動」と分類した事例に加え、報告書に「ベッドから起き上がった」「部屋の外に出た」などの記述があり、一歩間違えば大事故につながる恐れがあったとみられるケース。
同省は当初、今年3月20日までに寄せられた副作用が疑われるケースを1800件と発表したが、重複分をのぞいた約1400件、1079人分についてまとめた。
研究者への寄付「ルールが必要」、タミフル問題で厚労省 日本経済新聞
インフルエンザ治療薬タミフルと異常行動との因果関係を調べる厚生労働省研究班の主任研究者3人を同省が外した問題で、柳沢伯夫厚労相は3日、閣議後会見で「(企業から)奨学金など寄付金を受け取った場合、国の研究にどのようにかかわるかルール作りが必要」と述べた。
この問題を巡っては、主任研究者らが所属する大学や研究機関に2006年度、タミフルの輸入販売元である中外製薬から計7600万円が奨学金や寄付金として渡っていたことが判明。
研究者側は「タミフルの疫学調査に使うことは厚労省に事前に伝えていた」と説明したのに対し、厚労省は「内部の説明がうまくいかなかった」と釈明している。柳沢厚労相は「厚労省の不手際と言わざるを得ない。反省すべき点がある」と話した。
東大教授の講座に300万円 タミフル販売の中外製薬 徳島新聞
タミフルを服用した10代の患者が異常行動で死亡した症例などを検討するため、昨年1月に開かれた厚生労働省の安全対策調査会に参考人として出席した五十嵐隆東大教授の小児医学講座に、タミフル販売元の中外製薬が2006年度までの6年間に計300万円を寄付していたことが3日、分かった。
五十嵐教授は同調査会で、タミフル服用後の小児死亡症例に関し「因果関係は否定的」とする厚労省の判断を支持していた。
タミフルをめぐっては、調査会とは別に因果関係などを調べる同省研究班メンバーの大学講座や所属先の研究機関に中外製薬から寄付金が出ていたことが表面化し、柳沢伯夫厚労相がルール作りを表明。研究分野だけでなく、医薬品の安全性判断にかかわる行政組織の委員や参考人の人選の在り方についても議論が必要となりそうだ。
インフル小6男児、9階から転落死亡「タミフル」は服用せず 読売新聞
京都市伏見区で先月27日、インフルエンザにかかっていた小学校6年の男児(12)がマンション9階の自宅ベランダから転落して死亡していたことが2日、わかった。
インフルエンザ治療薬「タミフル」は服用していなかった。京都府は異常行動の症例として厚生労働省に報告した。
男児は26日から高熱を出し、27日夕、市販の風邪薬を飲んで寝ていたが、同夜、転落した。
3月31日
タミフルの副作用
ベトナムではまだ発生例なし ベトナム株情報
A型及びH5N1型インフルエンザの特効薬であるタミフルを服用した日本の複数の児童が、高い所から飛び降りるなどの異常行動をとったというニュースが、最近海外のメディアでも頻繁に報じられている。
この問題に関して、保健省治療局のキン局長は23日、これまでのところ世界保健機関(WHO)から鳥インフルエンザの治療にタミフルを用いることについての警告文書は受け取っていないと明らかにした。
キン局長はまた、ベトナムにおけるタミフルの管理は徹底しており、医療機関以外での使用は認められていないため、誤った使用によって副作用が起こる可能性は極めて少ないとの考えを示した。熱帯病臨床医学研究所ではHN51型ウイルスに感染したと見られる肺炎患者にのみタミフルの投薬を行ってきたが、これまでに発生した副作用はめまいや吐き気といった軽微なものに限られているという。
3月30日
タミフル 10代への使用禁止 東京新聞
インフルエンザ治療薬・タミフルが、服用者の異常行動で十代への使用が原則禁止された。同薬は症状を軽く抑えるため、広く処方されてきた。だが、インフルエンザは本来、安静にしていればほとんどが治る。薬に頼らない家庭でのケアについてあらためて点検した。
(鈴木久美子、杉戸祐子)
今シーズンの流行は「始まりが遅かった」(国立感染症研究所感染症情報センター)。「一月中旬から流行が始まって増加が続いている。ピークは近いと思われるが、今後も注意が必要だ」=グラフ。ウイルスはA香港型が56%、B型が37%、Aソ連型が7%。「A香港型とB型の混合流行」と分析する。
インフルエンザは三八度以上の発熱が続き、頭痛や関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、のどの痛みや鼻汁など通常のかぜと同じ症状もあらわれる。
「ゆっくり休み、水分をとってください」と梅村こども診療所(東京都西東京市)の梅村浄医師(小児科)はケアの原則をこう言う。水分補給は麦茶やさゆ、ジュースなんでもいい。脂っこい食べ物は避ける。
室内は乾燥を避ける。乾燥するとのどの粘膜の防御機能が低下し、回復が遅れる。時々、部屋の空気も入れ替え、パジャマは薄手にして、汗をかいたらこまめに着替えする。
国立病院機構三重病院の庵原俊昭院長(小児科)によれば、欧米ではタミフルなど必ずしも薬剤に頼らないのが一般的で「鼻水やせきなどへの対症療法をとる程度。主に体を休めることで治している。日本人は特定の健康食品に飛びつくのと同じで評判のいい薬をほしがる傾向がある」と説明する。
解熱剤を使う場合、医師への相談が必要だ。梅村医師は、安全性の確認されたアセトアミノフェンに限り、患者がぐったりして眠れなかったり、食べられない時にだけ限定的に使っているという。人からもらったり、別の機会に処方された解熱剤は使わない方がいい。
「乳幼児の脳炎、脳症は一、二日目に発病する場合が多いので、特にこの時期には十分見守り、ぼんやりして反応がにぶくなったりけいれんを起こした場合はすぐに病院へ行く。また、治りかけの時期に肺炎を起こす場合もあるので、せきやたんがしつこく長引く場合にも受診が必要」と梅村医師はアドバイスする。
脳症への対応でタミフルを使うことについて庵原院長は「乳幼児の肺炎や中耳炎を防げるというデータはあるが、発症から二十四時間以内に起こる急激な脳症をタミフルが防ぐというデータはない」と指摘する。抗ウイルス薬として同様効果が期待できる「リレンザ」があるが「吸入薬で、あまり普及していない。今年は供給が少なく入手しづらい」と話す。
その上でタミフル服用について「試験や旅行などの理由で熱が二日早く下がれば助かるという場合は処方するし、二日程度なら家でゆっくり休むというなら服用する必要はない」と強調する。
タミフル服用せずに14歳男子が異常行動・横浜 日本経済新聞
横浜市小児科医会は29日、インフルエンザと診断された同市栄区の中学2年の男子生徒(14)が今月、自宅2階から転落する異常行動があった、と発表した。けがはなかった。男子はタミフルを服用していなかった。
同医会によると、男子は38度程度の発熱で20日に受診。インフルエンザB型と診断されたが、タミフルは処方されなかった。翌朝、庭にいた男子を父親が発見。直前に自宅2階の窓から屋根に出て転落したとみられるが、男子は「どうやって落ちたか記憶がない」と話しているという。
一方、厚生労働省によると昨年3月、タミフルを処方され服用した女児(9)が就寝後、家の外に飛び出そうとする異常行動を示し、家族が制止したという。女児はその後、東京都立八王子小児病院でインフルエンザではないことが判明した。
3月28日
10歳未満は2年間で81件 タミフルで精神、神経症状 北海道新聞
インフルエンザ治療薬「タミフル」の問題で厚生労働省は27日、2004年4月から06年3月までの2年間に、10歳未満で服用後に副作用とみられる幻覚やけいれんなどの精神、神経症状を示したとの報告が計81件あったことを明らかにした。
参院厚生労働委員会で共産党の小池晃議員の質問に答えた。
同省がタミフル処方を原則中止とした10代は67件。10歳未満の件数の方が多いが、同省の高橋直人医薬食品局長は「10歳未満は(インフルエンザによる)死亡率が非常に高い」として、規制の対象を10歳未満にまで拡大する考えはないことをあらためて示した。
厚労省によると、2年間に医療機関から同省所管の「医薬品医療機器総合機構」にあった副作用とみられる精神、神経症状の報告は計230件で、20代以上は82件だった。
Canada
orders label changes for Tamiflu drug Reuters Canada, Canada (ロイター、カナダ) カナダ、タミフルの注意文書を変更
カナダ保健省はロッシュ社に対してタミフル添付注意文書に、タミフルを服用した何人かの日本の10代の若者が自殺を企てたことを付け加えるように、27日指示した。
2月28日までの調査では、タミフルを服用したカナダの10代の子供達の間で自殺、または異常な行動の報告はないことも、併せて保健省から報告された。
日本政府は先週、タミフル(鳥インフルに対して最も効果的薬と考えられている)は、10から19歳までの若い世代には投与すべきではないと指示をだした。理由はこのような若い世代がタミフルを服用後、ビルから飛び降りて怪我する事例が発生していることによる。
最近の日本厚生労働省の発表によると、10から19歳までの15人の子供達がビルから飛び降り、一人がトラックの前に飛び出し、はねられて死亡している。
2004年以来、このような事例で5人が死亡している。このような事実からタミフルが精神症状を副作用としてもたらす危険性が提起されている。
ロッシュ社は、日本と米国の研究から、タミフル服用と精神症状発現の間には因果関係はないと発表している。
Kiwi girl hallucinates
after taking Tamiflu Stuff.co.nz, New
Zealand (ニュージーランド) ニュージーランドの少女、日本でタミフル服用により幻覚症状が発現
Japan Inc(日本株式会社)の重役の9歳の娘が東京でB型インフルエンザに罹患し、東京の病院でタミフルを処方された。
同重役はタミフルを嫌ったが、それに代わる抗インフルエンザ薬は入手不能とナースに説明された。
同日タミフルを服用させて就寝させ、翌朝再度タミフルを服用させた20分後に、娘は幻覚症状を呈して室内を歩き回り始めた。
彼女は、泣きながら、多くの人達がアパートの中を走り去ってゆくと、訴えた。
父親によると、彼女はそれらの人々を必死に避けようとしているようだった。もちろん誰も周りにはいなかった。
父親によると、家族がいなければ娘はアパートから飛び降りた可能性が強いという。
ニュージーランドでは鳥インフルがパンデミックになったときのために150万人分のタミフルを備蓄している(同国の人口は450万人)。
3月25日
タミフル 10歳未満も幻覚など81件 読売新聞
インフルエンザ治療薬「タミフル」を巡る問題で、厚生労働省が現時点で使用中止を指示していない10歳未満の子供についても、精神・神経系の障害を起こしたという報告が、2006年3月までの2年間で81件あったことが24日わかった。
このうち18件は、体を激しく動かすなどの「異常行動」として製薬会社から報告されていた。厚労省は、すべての報告事例について、改めて精査したいとしている。
この報告は、タミフルの輸入・販売元の「中外製薬」(東京都)から、厚労省所管の独立行政法人「医薬品医療機器総合機構」に、タミフルによる副作用の疑いがあるとして出されたもの。それによると、04年4月〜06年3月に報告された10歳未満の精神・神経系障害は81件で、「幻覚」や、意識が混乱して、言動がおかしくなる「せん妄」が各14件含まれていた。1人に複数の症状が出たケースもあり、実際の患者数は65人程度とみられる。
厚労省によると、10代の異常行動についてはこれまで16件が判明しており、転落・飛び降りなどのほか、トラックにはねられて死亡したケースなどもある。今回確認された10歳未満の異常行動18件の具体的な内容については、機構や中外製薬から厚労省に報告が上がっておらず、明らかになっていない。ただ、転落・飛び降りなどの事例は含まれていないという。
タミフルを巡っては、服用後の中学生が転落死する事故が今年2月に2件続いたのを受け、厚労省は同月末、治療開始後2日間は未成年者を1人にしないよう保護者らに注意を喚起。その後も、新たに10代の男児の飛び降り事故が2件判明したことから、今月20日には10代の使用の原則中止を決定していた。
しかし、10歳未満については、インフルエンザ自体による死亡例も多いことから、厚労省では、タミフルによる治療が必要な場合もあるとして、中止は求めていない。今回明らかになった数字について、厚労省幹部は24日、「10歳未満でも精神・神経系の障害を起こすという可能性は認識したうえで、これまでも対応してきた。従来通り、処方の必要があるかどうかは慎重に判断し、処方した場合には、保護者などがそばについて、しっかり見守ってほしい」と語った。
タミフル「精神・神経症状」280件 厚労省に報告 朝日新聞
厚生労働省が服用と異常行動との関連性を調べているインフルエンザ治療薬「タミフル」について、01年2月の発売以降に報告があった約1800件の副作用のうち、異常行動につながる心配のある「精神・神経症状」(意識障害や異常行動、幻覚、妄想など)が少なくとも約280件あったことが24日、朝日新聞の調べでわかった。10歳未満の子どもの例も20件以上報告されていた。
医薬品の副作用報告は、医師の判断に基づき医療機関から製薬会社に寄せられ、その後、会社から国に届く。同省は年に3、4回開く、薬事・食品衛生審議会の医薬品等安全対策部会で、最新の副作用事例をまとめた資料を配布し、死亡例など重大とみられる事例について分析をしている。
最近10回の部会にはかられた副作用報告(03年7月〜06年12月分)を集計したところ、「精神・神経症状」にあたる副作用が約280件あった。内訳は、意識レベルの低下や失神などの「意識障害」が63件、転落などの「異常行動」が46件、幻覚などを起こす「せんもう」が31件など。「自殺未遂」2件や「落ち着きのなさ」7件なども含まれていた。
このほか、突然死6件、骨折4件、脳挫傷1件などがあった。骨折や脳挫傷は、転落や転倒などの異常行動が原因だった可能性もある。
同省がこれまで公表している飛び降り・転落などの異常行動は10代の16件と、成人の7件の計23件にとどまっている。
同省は04年5月、10代の少女が服用後に窓から飛び降りようとし、家族が防ぐという事例などがあったとして、タミフルの添付文書の重大な副作用項目に「精神・神経症状」を加えるよう、輸入販売元の中外製薬に改訂を指示していた。
ただ、このケースの後も副作用について、死亡例以外は深く掘り下げていなかった。厚労省は「医薬品全体の副作用報告は1日平均200件もあるため、死亡例を中心に分析してきた。今回の問題を受けて、約1800件のすべてを再調査する」としている。
寄付受けた教授除外 タミフル研究班入れ替えへ 読売新聞
インフルエンザ治療薬「タミフル」を巡る問題で、柳沢厚生労働相は23日、タミフルの輸入・販売元「中外製薬」から寄付金を受けていた研究者について、異常行動との因果関係などを調べる厚労省研究班から除外する方針を、衆院厚生労働委員会で明らかにした。厚労省では事実関係を調査した上で、研究班のメンバーを入れ替える方針。
研究班では、主任研究者の横田俊平・横浜市立大教授(小児科)らが、主宰する大学の講座(研究部門)あてに中外製薬から奨学寄付金を受けていた。
柳沢厚労相は、「(寄付を受けていた研究者については)当然、除外して、新しい体制の機関にして、いささかも公正性を疑われることのない体制を構築する」と答弁した。
研究班は昨年度から、インフルエンザにかかった小児患者を対象に、タミフルを服用した場合と、しない場合の異常行動が起きる割合などを調査。昨シーズンについては、服用の有無で差はなかったとする結論を出し、厚労省が因果関係を「否定的」としていた根拠の一つとなっていた。
横田教授は、「厚労省から話を聞いていないので、コメントは控える」との談話を出した。
3月24日
タミフルをほとんど使わないスイス swissinfo (スイス−>日本語版)
日本の厚生労働省は3月21日、インフルエンザ治療薬「タミフル」の10歳以上の未成年患者への服用を差し控えるよう注意勧告を行った。
鳥インフルエンザの対処薬としても注目されているタミフルだが、日本では服用後、異常行動を起こし、自宅などの高所から飛び降り大怪我をしたり、死亡した事件が相次いだことを受けての措置である。
製造元のロシュ ( Roche )
はスイス大手の医薬品会社。日本の厚生労働省の使用制限に対し、ロシュは「タミフルと異常行動の因果関係は実証されていない。世界中どこでも1歳以上の患者に投与することが認められている」と同社広報担当のマルティナ・ルップ氏は事件との関係を全面的に否定した。
風邪は自分で治すスイス
スイスではインフルエンザにかかった子どもに、薬を投与する家庭はほとんどない。「インフルエンザくらいでは病院に行きません」と語るのはチューリヒ在住で、スイス人男性と結婚し2歳の子どもがいる松倉聖子さん(
36歳 )
。子どもがせきをしていても、医師は処方箋を出してくれない。子どもは3週間ほどせきをし続けたが、最終的には完治したという。「日本の親はすぐ抗生物質を与えるようですが、安易に薬を与えることは良くないと思います。もうスイス式に慣れました」と言う。
スイス人のシャルロット・シーグヴァルトさん
( 47歳 )
は、10代の子どもを4人持つ母親。子どもがインフルエンザにかかっても何もしないのは松倉さんと同じ。「タミフルを安易に使ったら、鳥インフルエンザのときに耐性ができていて効かないかも知れませんね」と薬の副作用のほうが心配だという。
シーグヴァルトさんの夫アレンさん
( 48歳 )
は開業医。アレンさんは大人にもタミフルは処方しないという。販売された当初には、大人で希望する人も多かった。しかし、保険が効かないため患者の負担は60〜80フラン
( 約5800〜7800円 )
であることも理由で、今ではほとんど希望する人はいないという。
「インフルエンザにかかってからすぐ服用しないと効果は見られない」スイスでは、風邪にかかってその日のうちに医者にかかる人はあまりいないという。「しかもその効果も、多少早く回復する程度です」日本の医者がタミフルを処方することについては「文化の違いでしょう。わざわざ来た患者に、何かしなくてはと医師が思うからではないでしょうか」ときっぱり。
ロシュによると、これまでタミフルを服用した患者はおよそ4500万人。そのうち3500万人が日本での服用だったという。
3月23日
WHO says Tamiflu concerns not
affecting stockpiling Reuters AlertNet, UK WHO、(日本での)タミフル副作用問題は、パンデミック・インフルエンザ用備蓄方針に影響はない
WHOの報道官は、タミフルの安全性に関する問題は、H5N1鳥インフルに十分早期に投与すれば効果があると考えられている同薬の備蓄問題には、何等影響はないと発表した。
WHOやいくつかの国家では、現在主として家きんでの感染を繰り返しているH5N1ウイルスが変異して、人人感染を起こすようになった場合のために、タミフルを備蓄してきている。
WHO報道官のディック・トンプソン氏は、タミフルと日本で起きている10代の自殺を含む一連の異常精神症状の出現との関係はさらに調査される必要はあると語った。
ロッシュ社は今週早くに(日本では先週になる)、日本と米国からの新規データを分析する限り、タミフルと精神症状の間には因果関係は認められないと発表した。
同社は、インフルエンザ自体が錯乱のような精神症状を引き起こすことがあると説明している。
日本政府は10代にタミフルを投与すべきではないと通達を出したが、それは同国内でタミフル論争を引き起こした。ある人達は禁止が遅すぎると主張し、別な人は危険性の確率よりも保有するメリットの方がはるかに大きいと主張している。
”日本政府は新型インフルエンザ発生に備えたタミフルの備蓄の方針に変更はないと繰り返し発表している”、とWHOのトンプソン氏は語っている。
”我々はもし何らかの問題があるとしたなら、さらなる調査が必要と考えている。現時点では報告は科学性に乏しく、エピソード的だ(anecdotal)。パンデミックに対する準備として、我々は何等変更する気はない”、そのようにトンプソン氏は語っている。
タミフルと異常行動、厚労省が関連「否定」撤回 産経新聞
インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後の異常行動について、厚生労働省は22日、これまで「否定的」としていた服用との因果関係についての見解を事実上白紙撤回した。辻哲夫事務次官は、死亡には至らなかった転落事例などの把握や分析が不十分だったことを認め、徹底調査を表明するとともに、「今後の見解が変わる可能性がある。新たに判断し直す」と述べ、方針を大転換させた。
厚労省は、昨年10月に公表された同省の研究班(班長、横田俊平・横浜市立大教授)による約2800人の患者対象の疫学調査結果などを基に、「服用と異常行動の関連性は否定的」としてきた。
しかし、今月20日に12歳の男児の転落事故が今年2、3月に相次いでいたことが判明したことを受け、厚労省はその事実を公表するとともに、10代への処方を原則中止し、添付文書を改訂するよう輸入販売元の中外製薬(東京)に要請。さらに21日になって、タミフル服用後の10代の転落事故が平成16年以降に計15件起きていたことを公表した。
辻事務次官は22日の会見で、タミフルについて「発熱に対して効果のある薬。効果とリスクのバランスを考えなければならない」とした上で、「新たな事実が判明し、検討を進める中で判断が変わり得る」と述べた。
異常行動事例の調査については「死亡事例を優先してチェックしていたため、他の事例は十分な分析ができていなかった。隠す意図はなかった」と釈明。死亡に至らなかった事例の内容について、十分な認識がなかったことを明かした。
中外製薬は薬事法に基づき、タミフル服用後の事故などの有害事象を、医薬品を審査する医薬品医療機器総合機構(東京)と厚労省に報告していたが、危険性に対する十分な認識がなされていなかったとみられる。厚労省は今後、公表した事故の詳細について徹底調査を行い、調査結果や同様事例を公表する方針。
同省研究班は調査対象を1万人に拡大して詳細な調査を実施中で、結果を夏にもまとめる予定。厚労省が今後進める調査結果と合わせて、服用と異常行動の因果関係の判断材料とする。
昨年11月に厚労省にタミフルの安全対策を訴える要望書を出した「薬害タミフル脳症被害者の会」の軒端晴彦代表は「あの時、適切な対応をしていれば、その後の事故を防げたはず」と怒りをあらわにし、「厚労省は(把握した)事実を隠したのではないか」と疑問を投げかけた。
タミフル問題 厚労省、検証不足認める 中日新聞
インフルエンザ治療薬「タミフル」服用と異常行動との因果関係について厚生労働省の辻哲夫事務次官は22日、10代での転落事故で死亡以外の事例を十分に検証していなかったことを認め「(現在の否定的な見解は)今後の検討の中で変わる可能性もある」と述べ、事実上白紙に戻した。
厚労省は21日、タミフル服用後に転落して死傷したとする10代の副作用報告が2004年以降、15件に上っていることを公表。このうち負傷事例9件はこれまで非公表だった。
辻次官は「死亡事例を優先してチェックしていたため、死亡していない事例は十分な分析ができていなかった。隠す意図はなかった」と異常行動の分析が不十分だったことを認めた。その上で今後は関係症例を徹底して洗い直すなど「虚心に調査したい。(服用との因果関係についての)判断は今後変わる可能性がある」と述べた。
厚労省はタミフルの副作用として報告されている約1800件の症例を調べ直し、早ければ4月上旬にも開く審議会に報告、専門家の意見を聞く。
インフルエンザ14歳男子、タミフル服用せず飛び降り 読売新聞
西日本で先週末、インフルエンザにかかった男子(14)が、自宅2階から飛び降り、足を骨折していたことがわかった。タミフルは服用していなかった。
主治医によると、この男子は15日、38度の熱があり、翌日いったん熱が下がったものの、17日未明に自宅2階から飛び降りたとみられ、玄関先で倒れているところを発見された。
病院搬送時に熱があり、検査でB型インフルエンザに感染していたことがわかった。男子は「夢の中で何かに追われ、飛び降りた」と話しているという。
タミフル服用後の「飛び降り」事例が相次ぎ、薬との因果関係が疑われているが、服用していない患者の飛び降り例はこれまであまり報告がないという。このケースは来月、厚労省研究班会議で報告される予定。
インフルエンザの高熱によって幻覚や異常行動が起きることは知られている。薗部友良・日本赤十字社医療センター小児科部長は「全国の医療機関に報告を求め、薬の影響の有無を解明するべきではないか」と話す。
タミフル服用後の異常行動について 日本厚生労働省
(緊急安全性情報の発出の指示)
1.製品の概要
| 一般名 |
: |
リン酸オセルタミビル |
販売名 (効能・効果) |
: |
(1)タミフルカプセル75 (A型又はB型インフルエンザウイルス感染症及びその予防) (2)タミフルドライシロップ3% (A型又はB型インフルエンザウイルス感染症) |
| 薬効分類 |
: |
抗ウイルス剤 |
| 製造販売業者 |
: |
中外製薬株式会社 |
| 国内供給量 |
: |
約860万人分(平成17年度冬シーズン) |
以下続く…
3月22日
South
Korea joins Japan in Tamiflu alert Forbes, NY (米国) 韓国も若年者に対するタミフル使用の警告に
韓国もタミフル使用にあたって、十分患者の状態に注意し、観察するように医師に対する警告通知を出した。日本でタミフル服用若年者で異常行動が見られたことによる措置。
タミフル製造元であるスイスのロッシュ社は、繰り返しタミフル服用と異常行動発現の間の因果関係を否定している。
日本政府は22日、パンデミック・インフルエンザ(新型インフルエンザ)対策にタミフルを備蓄する計画には変更はないと発表している。
Japan's
Tamiflu warning for teens sparks row Reuters AlertNet, UK (英国) 日本政府の10代未成年者に対するタミフル処方禁止通達、国内大論争に発展
保守系報道の産経新聞記事:厚生労働省の対応は遅すぎる。かってのHIV混入血液製剤の使用禁止の遅れを彷彿させる。タミフル服用により転落死した子供の父親の、”なぜ死亡者が出るまで何も対応をしないのか?”という怒りの談話等。
厚生労働省の高官の談話:これまで発生した事例を詳細に検討する。その結果によっては、これまでタミフル服用と、発生した精神的異常行動は無関係としていた見解を撤回する可能性もある。
新型対策にとってタミフル備蓄は重要。今回の問題が新型対策に影響することを懸念する専門家の談話等。
Japanese
Drug Firm Says Tamiflu Not for Teens NewsMax.com, FL (米国) 日本の製薬会社、タミフルを10代には投与禁止と
AP通信 全米報道
21日、日本の医師達にタミフルを10代の若者に処方することが警告された。タミフル服用後に数人の若者が危険な精神症状を呈したことによる。
日本の保健省は20日、日本のタミフル輸入代理店である中外製薬に対して、医師達に10代の若者にタミフルを投与しないように警告するように伝えるように指示した。
同省によると、中外製薬は21日国内の医師達、病院、薬局に対して警告の通知を配布した。
タミフル製造元のスイスのロッシュ社の報道担当者であるマルチナ・ルポさんは、同社は日本政府がとった措置の根拠が理解できない、とコメントを出した。
”タミフル服用とこれらの異常行動の報告との間には、明確な因果関係が存在していない。それ故ロッシュ社は日本政府の執った措置が、現段階での適切な措置とは考えていない”。ルポさんはそのようにAP通信に語った。
2月に14歳の少年と少女がタミフル服用後にマンションから飛び降り死亡する事例が発生して以来、タミフルに対する関心が日本で一気に高まった。
米国FDAは2005年8月から2006年7月までの1年間に100例以上の錯乱、妄想、または精神異常行動を、タミフル服用後に呈した事例の報告を受けているが、その大多数は日本の子供達であると、発表している。日本政府はそれらの詳細に関しては発表していない。
Health alert over Tamiflu, bird flu spreads in Myanmar Reuters.uk, UK (英国) タミフル副作用警告:ミャンマーで鳥インフル拡大
ロイター通信 欧米報道
日本の保健当局は21日、10代の若者に対してタミフルの投与を避けるように警告を出した。一方、ミャンマーでは家きんにおける鳥インフルが拡大していることが報告された。
タミフルは鳥インフルがパンデミックになった際、効果を発揮する主要薬と考えられているが、日本での10代の若者の自殺事例を含めて、その服用により精神症状が副作用として発現される可能性に関心が集まっている。
ロッシュ社は日本と米国の新規データから、タミフルと服用者に発現する精神症状との間には因果関係はないことを20日発表した。
しかし21日早朝、日本の厚生労働省は、タミフルの輸入業者に、タミフルを10代の若者に投与することに対して、医師達に警告を出すように指示した。理由は異常行動を示した新規2事例が報告されたことによる。
2月と3月に、2人の10代の若者がタミフルを服用後にビルから飛び降りる新規事例が発生したことを、同省はその際に発表した。
2004年以来合計15人の若者が似たような頻度で、自殺または自傷事故を起こしていると、共同通信社が厚生労働省の発表として報道した。
世界中で多くの国がタミフルを備蓄中である。同薬は多くの保健当局者達が、H5N1鳥インフルに罹患した際、十分早期に投与したなら症状の軽減が図れると考えている。
H5N1ウイルスは2003年にアジアで再興して以来、少なくとも169人の死亡者を出しているが、現在、商業利用できるワクチンはな。
19日21歳のインドネシア女性が鳥インフルで死亡し、同国での死者数が66人となった。同日エジプトでは2歳の少年が検査で鳥インフル感染が確認された。
ミャンマーでは先月4地域でH5N1ウイルスが確認されたヤンゴンの外の農場で鶏における鳥インフルの発生が報告された。
ミャンマー政府の発表では、2万羽以上の鶏が殺処分された。
3月21日
中外製薬からのタミフルに関する緊急安全性情報 中外製薬
【警告】の項を以下のように改訂しました
タミフルカプセル75
【警告】
- 本剤の使用にあたっては,本剤の必要性を慎重に検討すること(<効能・効果に関連する使用上の注意>の項参照)。
- 10歳以上の未成年の患者においては、因果関係は不明であるものの、本剤の服用後に異常行動を発現し、転落等の事故に至った例が報告されている。このため、この年代の患者には、合併症、既往歴等からハイリスク患者と判断される場合を除いては、原則として本剤の使用を差し控えること。
また、小児・未成年者については、万が一の事故を防止するための予防的な対応として、本剤による治療が開始された後は、(1)異常行動の発現のおそれがあること、(2)自宅において療養を行う場合、少なくとも2日間、保護者等は小児・未成年者が一人にならないよう配慮することについて患者・家族に対し説明を行うこと。なお、インフルエンザ脳症等によっても、同様の症状が現れるとの報告があるので、上記と同様の説明を行うこと。
- インフルエンザウイルス感染症の予防の基本はワクチン療法であり,本剤の予防使用はワクチン療法に置き換わるものではない。
タミフル、10代投与を中止…異常行動また2例で 読売新聞
インフルエンザ治療薬「タミフル」の使用後に異常行動を起こした事例が新たに2例あったことが判明し、厚生労働省は20日、10代への使用中止を求める緊急安全性情報を出すよう、輸入・販売元の「中外製薬」(東京都中央区)に指示した。
厚労省ではこれまで、タミフルについて「安全性に問題はない」としていたが、対応が必要と判断した。ただ、10歳未満については中止は求めず、これまで通り保護者に注意を呼びかけるとしている。
厚労省によると、先月7日、昼と夜にタミフルを服用した10代の男児が、翌日午前2時ごろ、素足で外に走り出すなどした後、自宅2階から飛び降り、右ひざを骨折。また、今月19日にも、昼と夜にタミフルを服用した別の10代男児が、深夜に自宅2階のベランダから飛び降り、右足のかかとを骨折する事故が起きていたことが、20日、同省に報告された。
今年2月には、中学生2人がタミフル服用後に自宅マンションから転落して死亡する事故もあったことから、厚労省では、タミフルと異常行動の因果関係については「否定的」との見解を変えないまま、“警告”が必要と判断した。
これまでの事例から、異常行動を起こした場合、親などが制止しにくい年代の10代に対象を絞り、「原則として使用を差し控える」ことを求めている。10歳未満については、インフルエンザ自体による死亡事例も他の年齢層と比べ多く、タミフル服用の必要もあるとして、使用中止は求めず、これまで通り、インフルエンザと診断されてから2日間、目を離さないよう保護者に呼びかける。
厚労省によると、昨年10月末現在で、16歳未満でタミフル服用後に死亡した事例は16例。また、17歳の事例1件も含め、異常行動後に転落死するなどした事例はこれまでに5件が確認されている。しかし、専門家が症例を検討し、因果関係に否定的な見解を示したことなどから、「現段階でタミフルの安全性に重大な懸念があるとは考えない」としてきた。21日未明に記者会見した厚生労働省の黒川達夫審議官は、「新たな事例が報告され、(安全性を)再度評価しなおし、注意喚起のレベルを上げようということになった」と述べた。
タミフル カプセルやシロップの抗ウイルス剤で、A型およびB型のインフルエンザの治療や予防に効果がある経口薬として、国内では2001年2月から販売。05年度には約860万人分が供給された。インフルエンザが大流行した02年冬には、供給不足が問題化した。
2007年3月2日
主張】タミフル
冷静な対応で有効活用を 産経新聞
マンションから飛び降りる。国道に飛び出す。インフルエンザに罹患(りかん)して学校を休んでいた子供が、こんな異常行動をとって死亡している。インフルエンザ治療薬「タミフル」(成分名・リン酸オセルタミビル)を飲んでいたという。重い副作用なのか。それともインフルエンザの症状の一つなのだろうか。
厚生労働省によると、タミフルは6年前から国内で販売され、これまでに延べ約3500万人分が売られた。このうち今年1月までに54人(うち16歳以下16人)が服用後に異常行動で死亡した。2月に入ると、愛知県と仙台市で中学生の転落死が2件続いた。
ただ、タミフルと異常行動との因果関係は不明だ。あったとしても発生率は極めて低い。心配なら服用しない選択肢もある。インフルエンザは十分な栄養と水分をとって1週間も安静にしていれば通常は治るからだ。
タミフルはインフルエンザウイルス表面のノイラミニダーゼと呼ばれるタンパクに作用し、ウイルスが増えるのを抑止する。同じ抑止作用のある薬には吸入器で吸い込むリレンザもある。タミフルの代わりにこれを使う方法だってあるだろう。
インフルエンザに感染して脳症や脳炎から錯乱状態になることもある。タミフル服用の有無にかかわらず、異常行動への注意は必要だ。厚労省も医療関係者、患者に注意喚起を始めた。行政として当然の義務である。
厚労省研究班は昨年11月、2800人を調査した。その結果などから、厚労省は異常行動との因果関係に否定的だ。それでも新たに1万人を対象とする調査を始めている。因果関係を正確に見極めることは重要である。
問題は鳥インフルエンザウイルスが変異し、人類に免疫力がない新型インフルエンザが発生した場合だ。タミフルはワクチン開発と並ぶ「新型」対策の柱で、厚労省は患者とその周辺の人々に集中的に投与して拡大防止を目指す方針だ。備蓄も進めている。
「新型」の出現によって、世界で最大7400万人、日本国内でも17万から64万人が感染死すると懸念されている。薬の副作用の比どころではない。異常行動の発生に冷静に対応し、タミフルという薬を有効に活用していくことが求められる。
2007年2月28日
「小児、一人にしないで」 厚労省、タミフルで注意 北海道新聞
インフルエンザ治療薬タミフルを服用した未成年者がマンションから転落死するなどのケースが相次いだことを受け、厚生労働省は28日、タミフル処方の有無にかかわらず、インフルエンザ感染時の異常行動の恐れについて患者や家族に説明するよう医療関係者に文書で呼び掛けた。
文書は同日付で日本医師会や日本薬剤師会、都道府県に送付。「タミフルと死亡との関係については否定的とされている」とした上で、インフルエンザウイルスに感染すると脳炎、脳症になることがあると指摘。タミフル処方の有無にかかわらず(1)異常行動の恐れについて説明する(2)少なくとも2日間、保護者らは小児、未成年者が1人にならないように配慮する−の2項目を患者、家族に説明するよう求めている。
このほかタミフル販売元の中外製薬(東京)に対しても、医療関係者への副作用などの情報提供を指示した。
Japan warns of
influenza-linked abnormal behaviour Reuters AlertNet, UK (英国) 日本厚生労働省、インフルエンザ誘因異常行動を警告
日本の厚生労働省は、28日、インフルエンザ専門家に、インフルエンザ罹患患者が異常行動または精神症状を呈する可能性があることを、患者家族に警告するように緊急声明を出した。同省の緊急発表は、前日に北部日本で14歳少年がマンションから落ちて死亡したことから行われた。
少年は抗インフルエンザ薬タミフルを服用していたが、厚生労働省は、少年の行動異常とタミフルとの間に明確な因果関係はないと説明している。
”現時点でタミフルの安全性に関して重大な問題はないと考えている”、と同省は声明の中で説明している。さらにインフルエンザ罹患者は、タミフルの服用の有無に関係なく、異常行動を呈しうると付け加えている。
スイスのロシュ社がタミフルを製造し、中外製薬が日本では販売している。
昨年11月米国のFDAは、ロシュ社にタミフルの添付文書に、妄想等の異常行動の発現を警戒するように記載することを求めた。
日本の厚生労働省も同様に医学専門家に、インフルエンザ発症乳幼児や未成年者から2日間は目を離さないように警告した。
タミフルに起因した精神的問題は、2005年に日本でタミフルを服用した12人の小児の死亡と32人の異常行動が報告されてから、問題視されだした。
タミフルは一般名がオセルタミビルといい、季節性インフルエンザの予防と治療に使われている。WHOによるとインフルエンザで毎年世界で50万人近くの人々が死亡している。
WHOの勧奨として現在、世界中の国々でパンデミック・インフルエンザ用に備蓄されつつある。
専門家はH5N1ウイルスが変異して世界中でパンデミックを起こすことを恐れている。
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2007年2月27日
タミフル服用後マンションから転落死
仙台の中2男子 河北新報
27日午前1時20分ごろ、仙台市宮城野区福田町1丁目、マンション「ダイアパレス福田町ステーションガーデン」(13階)の11階から住人の中学2年男子生徒(14)が飛び降り、約30メートル下の駐車場に転落して死亡した。男子は前日、インフルエンザで治療薬「タミフル」を服用。タミフルは飲むと異常行動を起こすとの指摘もあり、仙台東署は転落との関連を調べている。
調べでは、生徒は11階に住み、転落直前に起きて外に出て、開放廊下の高さ約1.3メートルの外壁を乗り越えて身を投げた。頭などを強く打ち、市内の病院に運ばれたが、間もなく死亡した。
生徒は26日、風邪で学校を休み、市内の病院でインフルエンザと診断され、タミフルと解熱剤を処方された。同日午前9時半ごろと午後6時半ごろにタミフルを1錠ずつ飲んだ。
生徒は夜中に目を覚まして母(41)を起こし、居間で薬を飲もうとしたが、前の服薬から所定の8時間がたっておらず、服用を見合わせた。その直後、「トイレに行く」と言って居間を離れ、表に出た。
玄関の鍵を外す音に母が気付いて後を追うと、生徒が玄関前の外壁に無言で足をかけて乗り越え、身投げしたという。 東署によると、生徒は学校生活で悩みは抱えておらず、親も「自殺の理由は心当たりがない」と自殺の可能性を否定している。
生徒は会社員の父(49)と母、高校3年の兄(17)の4人家族。父は単身赴任で、事故当時は家にいなかった。 現場は仙台市東部の住宅街。高砂小の南側の国道45号沿いにある。
◎「子どもの様子に注意を」
インフルエンザ治療薬「タミフル」は効果が高く、世界各国が新型インフルエンザの流行対策の柱に位置づけている。一方、副作用で未成年者が異常行動を引き起こす恐れも指摘されている。因果関係は明らかではないが、専門家は「親は服用した子どもから目を離さないで」と注意を呼び掛けている。
タミフルはカプセルとドライシロップの2タイプ。A型、B型インフルエンザウイルスの増殖を抑え、発症から48時間以内に服用すれば高熱が下がる。効果は高く、治療薬の主流となっている。
新型インフルエンザ対策として、国と都道府県は備蓄を急ぐ。宮城県は現在、9万8000人分(98万カプセル)を備蓄し、新年度も同量を確保する。 一方で、未成年者が服用後に異常行動を起こして死亡するケースが続き、愛知県蒲郡市では今月16日、タミフルを処方された中学2年の女子生徒(14)がマンション10階から転落死した。厚生労働省は因果関係を否定している。
インフルエンザの宮城県内の定点医療機関からの報告患者数(12―18日)は754人。暖冬の影響で流行は遅れ、県は先週末、昨季より約2カ月遅くインフルエンザ注意報を発令した。発生数は増加傾向にあり、タミフルの処方件数は伸びている。
東北大大学院医学系研究科の賀来満夫教授(感染制御)は「副作用が起きるリスクを認識し、親は服用した子どもの様子を十分に見守ってほしい」と訴えている。
◎柳沢厚労相「因果関係不明」/注意喚起、実施せず
仙台市のマンションで、インフルエンザ治療薬タミフルを服用後に中学2年の男子生徒(14)が転落死したことについて、柳沢伯夫厚生労働相は27日の閣議後会見で「(タミフル服用と転落との)因果関係が明らかでないと責任ある対応を取ることはできない」と述べ、現段階で服用時の特別の注意喚起などは実施しない考えを示した。
タミフルをめぐっては同様の例が2004年以降、数件報告されていることから、遺族らはタミフルによる副作用と主張している。
同省研究班はタミフルと異常行動の関連性について患者1万人を対象に調査しており、今秋に結果をまとめる予定になっている。
2007年2月24日
「異常行動に注意喚起を」
服用との関連、国は否定的 東京新聞
インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用後、異常な行動を起こして未成年者が死亡するケースが相次いでいる。薬の副作用との指摘もあるが、厚生労働省は因果関係に否定的だ。インフルエンザの流行時期を迎え、遺族らでつくる「薬害タミフル脳症被害者の会」は「因果関係が証明されていなくても、医師は投与の際に何らかの注意喚起をしてほしい。親は服用した子供から目を離さないで」と訴えている。
愛知県蒲郡市で16日、マンション10階に住む中学2年の女子生徒(14)が家族の外出中に転落死した。愛知県警によると、外廊下の高さ約1・3メートルの柵をはだしで乗り越えたらしい。インフルエンザで学校を休み、午前中に病院でタミフルを処方されていた。残っていたタミフルは数が減っていたという。遺書は見つかっておらず「自殺なんて絶対にしない」と友人は言う。
厚労省研究班は昨年11月、約2800人を対象にした調査で「タミフル服用の有無によって、異常行動などの現れ方に差はない」との結果を公表した。
2006年11月30日(木)
Bird flu vaccine leaves 10 Canadians dead Vancouver Sun (subscription),
Canada (カナダ) カナダ、タミフル服用で10人死亡、多数の副作用の事実ありと タミフル服用により、10人のカナダ人が死亡、そして74人で副作用が認められていたが、カナダ保健省は29日まで発表していなかった。
カナダ保健省は、タミフル服用による副作用が国際的に警告された2週後の29日に、カナダにおける副作用実態を明らかにした。 カナダ保健省の発表によると、2000年2月以来、84人のカナダ人がタミフル服用により副作用を呈したが、その中で10人が死亡し、7人の成人で精神的副作用が見られたとされる。 ほとんどの被害者は60歳以下であったが、20歳以下はわずか2人であった。 今年度は13人で副作用を認め、3人の女性が死亡している(95歳、88歳、81歳)。 保健省によると、副作用および死亡と薬の因果関係は明確になっていないとされる。
Conflicting views on Tamiflu WorldPoultry.net, Netherlands (オランダ) タミフルに対する相反する見解
最近タミフル製品情報添付文書の内容が変わったが、それによると、タミフルを服用することにより、危険な行動を起こす危険性があるとされる。 タミフル製造会社であるロッシュ社は、製品危険情報を更新し、タミフルは服用患者に妄想状態を生じたり、自己傷害を起こしたり場合があると記載した。それらは必ずしも希な副作用ではなく、特に小児で生じやすいとされる。
WHOはタミフルを、鳥インフルエンザに対して最も効果的薬と説明している。 世界各国政府は、タミフルを数百万人分備蓄しているが、その一方で専門家達の間では、それが本当に人の鳥インフルエンザに有効かどうかが論議されている。 鳥インフルエンザが人から人へ感染する事実は無いにも関わらず、英国政府はすでに1460万人分購入し、米国は2000万人分備蓄している。 ウイルスは頻繁に変異するために、現在作成されているワクチンが将来出現するウイルスに有効であるとは言い切れない。そのため、ロッシュ社は、”各国政府は、WHOが勧奨しているように、タミフルが鳥インフルエンザに対する決定的薬剤である事を信頼して、パンデミックに備えて備蓄すべきである”、との見解を維持している。 |
2006年11月15日
FDA: Tamiflu Patients Need
Monitoring KOTV, OK (米国) FDA:タミフル服用患者は状態監視が必要 妄想、幻覚や他の異常な精神症状がタミフルを服用した日本の患者、主として小児、で認められていることから、FDAはタミフルでインフルエンザを治療中の小児について、同様の症状を呈する危険性があるから、十分監視するように、タミフルの添付文書の注意に加えた。
米国では年に200万人分のタミフルが処方されている。しかし日本では2001年以来3000万人分のタミフルが処方されているという。米国では1999年以来延べ800万回の処方に過ぎない。
米FDA、抗インフル薬「タミフル」の副作用で注意喚起 日本経済新聞 米食品医薬品局(FDA)は抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」を服用した患者に幻覚、興奮などを引き起こす可能性があるとの注意喚起をする。製品を開発したスイスのロシュなどに対し、医師に配布する製品の説明書にこうした副作用の例を詳しく記載するよう求める方針だ。 16日に開催する小児諮問委員会で具体的な内容を勧告する。タミフルは鳥インフルエンザ対策などに有効とされる。世界中で普及するのに伴って、服用後に患者が意識障害やけいれん、肺炎などにかかる例が急増しているためという。
2006年1月29日
・タミフルの副作用「懸念なし」 厚労省が調査報告 asahi.com (日本) 服用後の死亡例が報告されていたインフルエンザ治療薬のタミフル(一般名リン酸オセルタミビル)について、厚生労働省は「現時点で安全性に重大な懸念があると考えていない」とする調査結果をまとめ、27日の薬事・食品衛生審議会の専門家調査会で了承された。同省によると、01年の国内販売開始以降、服用後の死亡が報告されたのは42人。調査では、このうち50歳代と80歳代の男性2人について「死亡と服用との因果関係を否定できない」とした。ただし、いずれも数種類の薬を併用しており、タミフルによる副作用死とは断定できないとした。また、残りの40人(17歳以上26人、16歳以下14人)については「副作用と死亡との因果関係は否定的」と判断した。
タミフルは昨冬、国内で860万人分が供給された。また流行が懸念される新型インフルエンザへの対策として国や自治体が備蓄を進めている。
2005年11月19日
・タミフル服用患者の死亡例、世界で71人 米FDA報告 朝日新聞 (日本) インフルエンザ治療薬オセルタミビル(商品名タミフル)を服用した日本人の12人の子ども(16歳以下)が死亡した問題で、大人も含めた死者は世界で71人にのぼることが、米食品医薬品局(FDA)の調査でわかった。18日に開かれた「小児科助言委員会」に報告した。ただ、17歳以上の死者の4割は米国人だった。子ども向けの使用は日本が米国と比べ際だって多く、同委員会は使用量と死者数の関係などについて検討する。FDAによると、17歳以上の死者はこれまでに58人。ほかに年齢不詳が1人いた。米国以外の国籍は明らかにされていない。タミフルの製造元のスイス製薬大手ロシュによると、タミフルは米国では99年から、日本では01年から使われ始めた。過去5年のタミフル使用量は日本が世界の77%、米国が20%を占める。また、FDAによると、過去5年の子どもの使用量は日本が米国の13倍にのぼった。
・US finds no Tamiflu link to child deaths Swissinfo (スイス) 米国、(日本の)小児の死はタミフルと因果関係無しと
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米国FDAはタミフルと12人の日本の小児の死の間には因果関係がないと発表した。 しかしヨーロッパで(医薬品管理機構である:訳者)同様の役割を果たしているEMEAとスイス治療薬管理局(Swiss
Agency for Therapeutic Products,
Swissmedic,)は、今後もタミフルの副作用について調査を続ける予定のようだ。タミフルはスイスのロッシュ社が製造していて、鳥フルの世界的流行に備えるためその要求量が高まっている。 FDAは12の死亡事例の報告書を分析した。その中には自殺が1件、突然死が4件、突然の心停止4件が含まれ、他に1件づつ、肺炎、窒息、そして急性肺炎も含まれている。
”我々に提示された情報に基づく限り、小児達の死亡とタミフルとの間には因果関係は認められないと結論する”、とFDAはホームページで18日発表した。 FDAの医療医官であるLinda
Lewisは、タミフル安全情報に、その精神神経障害と死亡の危険性を加えるだけの十分な証拠はない、と語った。
FDAとEMEAの関心
FDAは先に、タミフル服用による幻覚や異常行動などの精神的障害が、32例の小児で生じていることに、関心を抱いていることを報告した。1例を除いて日本で起きている。 最も警戒すべき精神的症状は、FDAによると、タミフルを2錠服用後、2階のベランダから飛び降りた2例の小児の例であると言われる。 FDAはタミフルの副作用の可能性について今後も2年間継続調査し、報告を提出するように語った。
ヨーロッパにおけるFDAの協力機構であるEMEAは、同じようにタミフルの副作用について調査中であると語った。18日にスイスのロッシュ社に、タミフルの副作用に関する全ての情報を提供するように伝えたと言う。 タミフル服用によると推定される自殺例が2例あった、とEMEA
は説明している(この2例がヨーロッパの事例か、それともロッシュ社の資料による日本の事例かは不明:訳者)。
スイスにおける調査
18日、Swissmedicのスイス治療薬管理局は、ロッシュ社にタミフルの精神神経障害に関する副作用情報を全て提供するように求めた。 しかし同局の役割は、タミフルの情報を分析した後に、タミフルを(リストから)除外するかどうかを決定するだけである。 タミフルに対する関心は、世界の専門家がH5N1鳥フルの人における大流行の可能性を警告してから、急速に高まっている。 今週、ロッシュ社の子会社である中外製薬が日本政府に、タミフル服用後に2人の少年が死につながる異常行動を呈したと報告した。
しかしロッシュ社は米国とカナダにおけるいくつかの臨床試験では、インフルエンザに罹患した患者がタミフルを服用することでの死亡率は、インフルエンザによる死亡率を有意に下回ったと説明する。 ”(今回の事例の報告によっても)利益と危険の比は変化しないし、(タミフル服用による)利益率が高い事実にも変化はない”、とロッシュ社のJoseph
Hoffman副社長は語っている。
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2005年11月15日
・ロシュ、タミフルと自殺「因果関係ない」 日本経済新聞 (日本) スイスの医薬品大手ロシュは14日、インフルエンザ治療薬「タミフル」を服用していた日本の10代の若者2人が自殺したと厚生労働省に届け出があったことに関し、彼らの死と薬の因果関係を示す明白な証拠はないと語った。ロイター通信が報じた。日本ではタミフルには異常行動を引き起こす精神への副作用があるとの指摘が出ていた。 ロシュによると、自殺者が出たのは昨年2月と今年2月。1人はトラックにひかれ、1人は自宅マンションから飛び降りた。今年のケースではタミフルを服用する前に中枢神経に影響を与えるとされる別の薬を服用していたという。ロシュは「薬の服用で異常行動を起こす確率が高まるとはみていない」と述べた。 タミフルは現在世界各地に広がりつつある鳥インフルエンザに効果が大きいため、増産態勢が敷かれた。日本ではここ数年のインフルエンザの流行で治療用などに服用するケースが増えている。
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