長時間作用型第二世代ザナミビル(リレンザ)CS-8958
2009年1月22日発表報道
Daiichi Sankyo Close To Finishing New Influenza Drug
Studies Wall Street
Journal (米国) 第一三共製薬、新抗インフルエンザ薬の臨床試験がほぼ完了 第一三共製薬は、1回吸入で効力を発揮し、小児にも有効な新抗インフルエンザ薬の販売申請を、次年度に日本政府に提出する予定であることを22日に発表した。
第一三共製薬は、その新薬CS-8958の日本における臨床試験第3相を、ほぼ完了した。
第一三共、インフルエンザ治療薬「CS―8958」は09年度の申請目指す ロイター (日本語版) 第一三共は22日、インフルエンザ治療薬「CS―8958」について、2009年度中の申請を目指すことを明らかにした。小児向けも同時に申請する方針。開発担当者が記者説明会で明らかにした。
「CS―8958」は、日本で第3相の開発段階にある。米国、欧州では、オーストラリアのBiota社と共同で導出活動を実施している。
現在インフルエンザ治療薬として主に用いられている「タミフル」と同様、細胞から細胞に感染していくために必要なウイルス表面に存在するノイラミニターゼを阻害する薬剤。インフルエンザウイルスには、タミフルに耐性を持つものが増えており、新薬の開発が待たれている。
既存薬のタミフルやリレンザが1日2回、5日間の投与が必要なのに対し、「CS―8958」は1回の投与で治療が可能になるという。
2008年11月17日
Biota Holdings Limited (ASX:BTA) LANI Phase III Clinical Trials
... ABN Newswire (press
release), Australia )オーストラリア) ビオタ製薬(株)、長時間作用型ニューラミニダーゼ阻害薬(CS-8958)の臨床第三相試験に
オーストラリアのビオタ製薬は本日、長時間作用型ニューラミニダーゼ阻害薬(LANI)であるCS-8958の臨床第三相試験を多数の施設で開始することを発表した。患者はアジアのインフルエンザ季節を通して組み込まれる予定である。 試験は、日本、台湾、香港及び韓国で、インフルエンザA及びBと診断が付けられた成人を対象に行われる。 試験は、CS-8958を1回吸入した後に、臨床症状が消失するまでの期間で評価される。二重盲検試験で行われ、対照群としてタミフル75mgを1日2回服用する患者を選ぶ。また安全性も同時に評価される。 また小児の2回目の臨床第二、三相試験が9歳以下の子供達を対象に日本で行われる。 研究期間は患者の参加率で決まるが、それはアジアにおけるインフルエンザの流行状況に依存する。 CS-8958は長時間作用型ニューラミニダーゼ阻害薬で、第一三共とビオタ社で開発された。計560万ドルの助成金が、米国の国立健康研究所(NIH)から西欧での臨床試験用に提供されている。 この吸入薬の特徴は、1回の吸入でインフルエンザ治療に効果を示し、また週に1回の吸入で予防効果を持続することである。 臨床試験前の検査で、CS-8958はインフルエンザAとBの他にH5N1ウイルスにも効果があることが示されている。
第一三共、インフルエンザ治療剤CS−8958の第III相臨床試験を開始 日本経済新聞
(プレスリリース) インフルエンザ治療剤CS−8958の第III相臨床試験開始について
当社が自社創製したインフルエンザ治療剤CS−8958の、本邦での第III相臨床試験を開始しましたので、お知らせいたします。 CS−8958は、長時間作用型のノイラミニダーゼ阻害剤(Long Acting Neuraminidase Inhibitor、以下LANI)であり、1回の投与のみでの治療効果を期待しています。現在、本剤はインフルエンザウイルスの感染部位である肺、気管に直接作用する吸入治療剤として開発中です。また、これまで実施した非臨床試験において、A型、B型のインフルエンザのみならず本剤のH5N1鳥インフルエンザウイルスに対する効果も確認しております。 第III相臨床試験は、A型またはB型のインフルエンザに感染した成人患者を対象に、1群数百人規模でCS−8958の有効性と安全性を検討することを目的とし、CS−8958 1回吸入投与群とリン酸オセルタミビル75mgの1日2回、5日間連続投与群との二重盲検試験を実施します。 有効性評価項目は、投与後のインフルエンザ関連症状の改善と解熱効果であり、CS−8958とリン酸オセルタミビル投与群との間で統計的に差がないこと(非劣性)を検証することを目的としています。安全性についても臨床使用上問題がないことを確認します。 当試験はMARVEL(Multinational Asian Clinical Research for Influenza Virus Extermination on LANI)と名づけられ、台湾、香港、韓国での国際共同試験として実施します。 また、小児を対象とした第II/III相試験も並行して実施し、小児に対する有効性と安全性を検討する予定です。
2008年8月2日発表報道
Trial of second-generation zanamivir shows
promise CIDRAP, MN (米国) 第二世代ザナミビル(リレンザ)の臨床試験が成功
吸入型抗インフルエンザ薬であるザナミビル(リレンザ)の第二世代製剤を開発している製薬会社2社が、臨床第二相試験で1回の吸入で、5日間が1コースとなっているタミフルの治療効果と等しい効果を得たと発表した。
オーストラリアの製薬会社でザナミビルを作成したビオタ社が、昨日の発表で長期間作用が持続するニュ−ラミニダーザ阻害薬(LANI)でコードネームCS-8958を、日本の第一三共製薬と共同で開発していいることを発表した。
ニューラミニダーゼ阻害薬は、インフルエンザの治療と予防に使われる。米国や他の多くの国では、パンデミック・インフルエンザに備えてオセルタミビル(タミフル)やザナミビル(リレンザ)を備蓄している。WHOはオセルタミビルを鳥インフルエンザに対して最初に用いられるべき薬剤と推奨しているが、この5月に英国の研究者達が「Nature」に、変異したH5N1ウイルスがオセルタミビルに耐性となったが、それはザナミビルへの感受性を増したとの研究結果を発表した。研究者達はパンデミックに備えてオセルタミビルだけの備蓄では十分でないと、各国に忠告した。
今回の抗インフルエンザ薬開発において得られるメリットとしてビオタ社は、CS-8958の長期間作用が持続する性格は、投与回数を減じることが出来、またパンデミックのための貯蔵スペースも小さくて済む可能性を上げている。
CS-8958の臨床第二相試験には、A型とB型インフルエンザに罹患した成人数百人が対象とされた。試験では薬剤の安全性と効果、それは発熱と他の症状の消失までの期間で判定された。
二重盲検試験でCS-8658の1回吸入が、75ミリグラムのオセルタミビル(タミフル)の1日2回、5日間投与の効果と、統計的に差は認められなかった、とビオタ社では発表している。同社によると臨床試験前検査で、CS-8958はA型およびB型インフルエンザ以外にも、H5N1鳥インフルウイルスにも効果を持つことが確信されている。
ビオタ社の発表によると臨床研究は、日本の医薬品医療機器総合機構のガイダンスに従って行われているという。
ビオタ社によると次に第三相試験を北半球のインフルエンザシーズンに行う予定とされる。日本、韓国、台湾、香港が含まれる。
米国NIH(国立健康研究所)からの助成を受けて、これら2社は他のニューラミニダーゼ阻害薬に関しても前臨床的研究を行っている、とビオタ社は説明している。
2008年7月31日発表報道
Biota advancing on flu treatment trials Business
Spectator, Australia (オーストラリア) ビオタ社、インフルエンザ治療薬臨床試験で良好な成績を収める
週1回以下の投与で効果を発揮するニューラミニダーゼ阻害薬であるCS-8958(リレンザの長時間作用型)の臨床試験第二相が成功したニュース。下方での報道と基本的に内容は同じ。日本の第一三共製薬とオーストラリアのビオタ製薬が共同開発。なおグラクソスミスクライン社が販売しているリレンザの開発元はビオタ社である。
今冬に日本、香港、台湾、韓国で第三相試験亜が行われる。
週1回程度の吸入で効果を発揮することから、パンデミック・インフルエンザ用に備蓄する場合、少量ですむという利点と、コンプライアンスが高くなることが考えられる(服用率)。
Longer-Acting Relenza Fights Flu as Well as Tamiflu, Study
Says Bloomberg (米国) 研究報告:長時間作用型リレンザ(CS-8958)がタミフルと同等の効果」
グラクソスミスクライン社の抗インフルエンザ薬であるリレンザの長時間作用型タイプを開発中の第一三共製薬は、一回の吸入でタミフルと同等の効果を認めたと発表した。
安全性と効果に関する臨床試験で、1回の吸入で同薬剤が、ロッシュ社のタミフルの1日2回服用5日間、と統計的に有意差のない結果を得た。日本の第一三共製薬と同薬剤を共同開発している、メルボルンに本社を置くビオタ・ホルディング社(Biota Holdings
Ltd)が発表した。臨床試験は季節性インフルエンザ患者数百人規模で行われ、臨床第二相を終了している。第三相が成功すると、医薬品として認可される。
開発企業では今後最終的臨床試験を日本、台湾、香港、および韓国で今冬に行う予定としている。もし同薬剤が承認されたなら、年間25万から50万人世界で死亡するインフルエンザに対する治療薬として提供されることになる。また、先の研究では同薬剤はH5N1鳥インフルウイルスにも効果を示している。
世界ではパンデミック・インフルエンザに備えてタミフルとリレンザを備蓄中であるが、一度の吸入で効果を発揮する薬剤の開発は、備蓄量を減らすことが可能となる。
第一製薬の研究開発中の抗インフルエンザ薬は、CS-8958というコードネームで知られ、タミフルやリレンザと同じく、ウイルスが感染した細胞から遊離することを阻止する。
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