高病原性鳥型インフルエンザ
Highly Pathogenic Avian Influenza(HPAI)

高病原性鳥インフルエンザとはオルソミクソウイルス科のインフルエンザウイルス感染による家きんの疾病のうち、鶏、七面鳥などに高致死性の病原性を示すウイルス感染による疾病をいい、わが国では家畜伝染病予防法の法定伝染病に指定し、国際獣医事務局(OIE)では高病原性鳥インフルエンザ(highly pathogenic avian influenza)としてリストA疾病にランクしている。現在までに本病を引き起こしたウイルスは全てA型インフルエンザウイルスのH5またはH7亜型に限定されている。

H5N1(強毒性株)
ヒトでの感染例あり

H5N1 英国(スコットランド) 家きん(鶏) 1959
英国(スコットランド) 家きん(七面鳥) 1995
中国(香港) 家きん(鶏)・ヒト 1997
中国(香港) 家きん(鶏) 2001
中国(香港) 家きん(鶏)・ヒト 2002-2003
米国(ミシガン州・低病原性) 家きん(七面鳥) 2002
韓国 家きん(鶏・アヒル・カササギ) 2003-2004
ベトナム

家きん(鶏・アヒル・ガチョウ)・ヒト

2004〜
日本 家きん(鶏・チャボ・カラス) 2004
タイ 家きん(鶏・アヒル・ガチョウ・七面鳥・ダチョウ・ウズラ・クジャク)・ヒト以外のほ乳類(ネコ)・ヒト 2004〜
カンボジア 家きん(鶏・ガチョウ)・ヒト 2004〜
中国(香港) ハヤブサ(野生) 2004〜
中国(本土) 家きん(鶏・アヒル)・ヒト以外のほ乳類 2004〜
インドネシア 家きん(鶏・アヒル・ウズラ)・野生鶏・ヒト 2004〜
マレーシア 2004〜

H5N2(弱毒性株)
ヒトでの感染例はなし

H5N2 米国(ペンシルバニア州) 家きん(鶏・七面鳥) 1983-1985
メキシコ 家きん(鶏) 1994-1995
イタリア 家きん(鶏) 1997
米国(メイン州・カリフォルニア州・ニューヨーク州・低病原性)
家きん(アヒル・七面鳥) 2002
中国(台湾・低病原性) 家きん(鶏) 2004
米国(テキサス州) 家きん(鶏) 2004
韓国 アヒル 2004
(フィリピン*) アヒル 2005(7月)
日本 2005(5〜7月)
*初期にH5亜型株が検出。状況からH5N2株が推定されたが、オーストラリアでの検査では何も検出されなかった

資料:動物衛生研究所(NIAH)
国立衛感染症研究所
OIE
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