春がやってきて、みなさんの山行記に「フクジュソウ」とか「セツブンソウ」とか目立つようになってきました。
花といえば人気の藤原、
今までメジャーすぎてかえって遠ざかっていたのかもしれません。
ネット上には美しい花の写真がアップされていてぜひ自分で見に行かねば、、、、
でも、有名な「藤原大渋滞」に巻き込まれてしまうと人を見に行ったのか何をしに行ったのか分からなくなってしまいます。
フクジュソウは満開だろうなあ。天気はしばらく安定するそうだし、、、そんな気持ちでいると平日に休みがとれました。
さっそく、藤原花登山の決行。いくら何でも平日なら、、、
山行日 2001年4月5日(快晴)
コース 聖宝寺→8合目→避難小屋→展望台→天狗岩→冷川谷頭→白瀬峠(白船峠)→木和田尾根→山口
8:30 駐車場発 聖宝寺道
実はもう十年ぶりかな。この山に登るのは。昔はなかった有料駐車場がいっぱいできていて時の流れを感じる。西藤原小学校のグランドにテントを張って大会に参加したのは遥か昔のこと。
聖宝寺の石段は通らずに脇の地道をゆっくり歩く。沢の水が妙に濁っている。
ミヤマカタバミが咲いている。この清楚な白い花がくたびれた登山者を迎えてくれた。
「おはようございます。久しぶりにやってきました。今日はよろしくお願いします。」
長命水から上流がやっぱり工事中。堰堤を造っているのだろう。さっそく急登が始まる。息が切れて汗が出てくる。調子をつかみそこねているうちに、後ろから女性の単独登山者が迫ってくる。だんだん間隔が縮まってきて、ついに「お先にどうぞ」、、ああ体力無くなったなあ。
彼女は「いきなりきついですね。」といっていたが、何の何のどんどん先へ進み、すぐ見えなくなった。
それからはやっとつかんだ自分のペース(これがゆっくりなのである)でぼちぼちと登る。
9:40 6合目
フクジュソウはこのあたりでは盛りを過ぎたようである。バイケイソウが出てきた。中判カメラにマクロレンズ、アングルファインダー、三脚を装備した本格的アマチュアカメラマン達(!)が可憐な花を撮っている。実は私も先立つものがあればあんなカメラが欲しい。でも、きっと重いのだろう。カメラ本体、交換レンズ2、3本、三脚、、、総重量10kgか?体力つけてから買おう。金貯めてから買おう。技術つけてから買おう。ベルビアで撮って真白か真黒のスライド鑑賞会にならないよう。
ロープが張り巡らしてある。植物を守るため立ち入り禁止。この山の人気の高さがうかがえる。北アルプスみたい。
登山道脇からデジカメの機動力と接写力を生かして数カット撮影。
10:05 8合目
残雪が登山道にも所々出てきた。あたりはフクジュソウの一大お花畑である。花も多いが人も多くなってきた。
平日にもかかわらず渋滞状況。年をとってもみなさんお元気。ぬかるんだ道を大集団の後について登る。藤原山荘に近づくと遠く中部山岳の白い山並みが見えてくる。あれは御岳?乗鞍?恵那山??いろんな説が飛び交っていておもしろい。
10:40 藤原山荘
藤原山荘は人でいっぱい。お茶を飲んですぐに展望丘をめざす。
11:00 展望丘
「お疲れさま」の声に迎えられた。声の主は、2合目付近で追い越された女性。やっと追いつきました。ここには私を含めて3名。静かなときが流れる。天気は上々。遠景やや霞み。山座の同定ごっことなる。南は竜の山塊、御在所、雨乞いの双耳峰、御池、土倉、岳、天狗堂、、、よく見えた。遠く、御岳、北アルプスの山並み、乗鞍、、、いい天気だ。
おにぎりを食べて、ぼーっとする。至福の時。
展望丘から御池テーブルランド
しばらくすると人が増えてきた。俗っぽくならないうちに出発しよう。山荘から縦走路を白瀬峠方面へ進む。人はぐっと少なくなる。フクジュソウはそこかしこ咲き誇っている。残雪の日本庭園の中にカレンフェルトの庭石、バランス良く配された福寿草と低い笹、みんなここまで来たらいいのに、山荘からたった15分なのに。
こんな感じです。
12:20 天狗岩
歩くほどに残雪が増えてきた。縦走路は融けた雪でぬかるんでいる。雪の上の方が歩きやすい。この雪も後3日で完全に消えてしまうだろう。
残雪の縦走路。
天狗岩からは絶景が広がる。琵琶湖は霞んで見えない。琵琶湖の向こうの山は見えているのに、、、
いよいよここからは人気が無くなっていい山旅ができそう。鈴鹿らしいササと二次林のプロムナードが始まった。
もう誰にも会わない。冷川頭の鉄塔横で、しばらくの間、寝ころんでまどろむ。日射しは柔らかく、風は心地よい。春を満喫。
13:20 白瀬峠
白瀬峠(あるいは白船峠)は数ある鈴鹿の峠の中でも5本の指に入るいい峠。昔はさぞにぎやかだったのだろう。今は、ただ落ち葉が登山者を見守る。坂本谷が通行禁止なので木和田尾根を下る。下りはじめるとすぐ雰囲気の良い二次林の林になる。鈴鹿らしい明るい林がずっと続いている。
アズマイチゲが咲いていた。これはミスミソウ。
14:40 山口
木和田尾根は長い尾根。誰にも会わない。この道、気に入った。
もう少しで山口というところで、突然大きな犬に吠えられる。びっくりした。地元の人だった。犬の散歩は必ずつないでやって下さい。マジビビッタゼ。
久しぶりに長いコースを歩いた日となった。