秋の御所平 ススキかき分け山行

山行日 2001年 9月23日
パーティー 単独
コース 駐車地〜営林小屋〜白谷〜御所谷〜御所平〜水無し〜葺谷〜営林小屋〜駐車地

急に空気が入れ替わって「秋」が来たようです。澄んだ空気に誘われて、渓谷遡行と穏やかな稜線の秋を感じてきました。
これからの季節の鈴鹿の山が好きです。二次林の中に差し込む明るい斜光線が昔山人の往来を彷彿とさせてくれます。


7:10 林道駐車地

いつもの所に車をおく。鬼が牙の岩峰が迫力ある。こっちからは絶対のぼれっこない。
さて、荷物をまとめて出発。今日はいつになく重量級の荷であるのでミレーに出動してもらった。ザックはフィット感が大切だね。

7:40 営林署小屋

道は8月やこの前の台風で荒れている。かなり水が出た。河床が削られている。大石が流されている。実はこの谷、石の一つ一つまで記憶しているのである。だいぶ様子が変わったみたい。鎖場を越えてしばらく行くとはしごがあるのだが、このはしごが下にずり落ちている。危険きわまりない。はしごが掛けてあった下の土が水に運ばれてえぐられて無くなっている。

11:20 御所谷乗越の峠

いろいろと道草を食いながら御所谷を詰めた。
御所谷
秋のはじめの御所谷

最後の支流を左に見送ったあと沢の水も涸れて、音が無くなる。静かな静かな谷間には小さな山栗がたくさん落ちている。峠に着くと風が冷たい。県境稜線を西に向かう。しばらくは二次林の中の急登。小ピークを越えてなだらかになれば御所平はすぐ。

能登が峰の草原とそこからスッパリ切れたガレ場がよく見える。

11:40 御所平

ススキの原に突入。踏み跡や獣道が入り乱れているがどこを通っても大差はない。鉄柵沿いに歩くのが道らしい。しかし、残った針金に注意。これにつまずいてもんどり倒れてしまった。
行けども行けども一面のススキの原と灌木。鈴鹿の良さがここにある。
途中、食事をしている人を発見。急に空腹を感じ、雨乞、御在所、鎌、仙が岳をメインディッシュにしておにぎりタイム。
腹も満たしてさあ主発。とたんに迷ってしまった。気がつけば踏み跡は無く、テープの目印もない。稜線を踏み外したらしい。100mほど戻ってやり直し。ほら、やっぱり南側の谷に下りかけていた。忠実に県境稜線をたどる。踏み跡薄い。
トリカブトが咲いていた。
ススキと灌木、ササ

12:50 水無

笹原の中にぽつんと水無のピーク。ここで、道は南に向きを変え安楽峠を目指す。やがて暗い植林帯になる。こんなに晴れている日なのにこの暗さは何だ、と思いながら下っていく。カール状の草原で弁当を食べている人がいる。この山は玄人好みですね、と挨拶。なんだか寂しくなってきた。と思っていたら葺き谷の分岐を通り過ぎているような気がしてきた。大ガレを越えたが確か大ガレは分岐の向こうだった???
この後、30分ほど登ったり?????また降りたり?????して、緊張の時を過ごした。
何度か行ったり来たりしたがよくわからない。地図を出してみると、葺き谷の源頭にいることは間違いない。降りていけばいつかは営林署小屋に着くはずであるが??????????
このガレた急傾斜を降りるわけには行かない。よし、植林されているように見えるここを降りよう。
ずるずると気に掴まりながら降りていく。やがて、谷に水が出てきて、、、やっぱり出てきましたよ、滝が。どうやって降りようか。両岸を巻いた方がいいだろうか。突っ込んだ方がいいだろうか?
突っ込むことにした。なんだあ?この岩は。べりべりはがれてくるじゃないか。いくら、南鈴鹿の岩質はもろいと言っても、足をそっと置いたり、そっと手をかけるだけで、頭ほどの岩がはがれ落ちるなんて、、、
三点確保の二点がはがれ落ち、残った一点が枯木の根っこだったりするので、0点確保(つまり「えいっ!」)になったりしながら降りていく。途中、まだ新しい人糞発見。(紙が添えてあるので獣のものとは明らかに一線を画する。)ルートに確信を持つ。
葺き谷は険しい谷だ。よれよれになって下降する。堰堤が出てきて踏み跡が現れてほっとするも出会いまではずいぶん時間がかかった。
疲れた足を癒す小さな花。

営林署 15:00

やっと戻ってきました。あとは林道歩きだけ。いつもは退屈な林道歩きだが今日はほっとする。いっぱいロープが張ってある。松茸がたくさん出るのだろう。

15:30 駐車地

車の中においていた西内氏のガイドブックでルートのおさらいをする。どうも、県境稜線から下降したときに小尾根を降りるのが正解だったみたい。


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