明星ヶ岳
山行日 2001年 2月25日
天候 曇り時々雪 時々晴れ
コース 国分寺〜東峰〜西峰〜国分寺
先週登った寒風は味わい深い藪山で、つまり展望が悪くて悪くて、何も見えなかったのでした。
展望が悪い山こそ、足もとの花、石、草に愛情を注ぎ、花粉を飛ばそうとしている植林帯さえ愛おしく感じる、、ほど人間ができていないので「景色が見たい、遠望が見たい、下界が見たい。」などという俗っぽい欲求が残ったのです。
そこで、今日は家から近くて手軽ですばらしい展望が保証されている明星ヶ岳にいくことにしました。
9:05 国分寺駐車場
なんだか天気が悪い。悪いどころか吹雪いている。先週は春めいた暖かい日が続いていたが、昨晩から冷えてきた。
そういえば自宅から見える明星ヶ岳は鈍色の雲の中だった。ポットに(きどって言えばテルモス)に熱いお茶を詰めて出発。
国分寺までは広い参詣道。意外に急で息が切れてしまった。
9:15 国分寺
はあはあ、やっと国分寺についた。日射しが出てきたので暖かい。下を見れば伊勢湾が春の光に満ちている。犬や猫やウサギが迎えてくれる。彼らも暖かい日射しのなかでひなたぼっこをしている。

国分寺の左手から登山道が続いている。昨晩から降った雪のせいで道はぬかるみとなっている。滑りながら登っていく。
やがて、鞍部。急登だ。雪は残っていないが登山道はぬかるんでずるずるだ。おかしいほど滑る。悪戦苦闘しているうちに、笹が出てきて傾斜が緩くなってくる。木々の間から錫杖や伊勢平野よく見える。この山は展望のいいことで知られている。もう少し天気が良かったらたくさんの人がやってくるのだろう。先週の寒風はなーんにも見えなかった。天気が良かったのに誰もいなかった。寒風の方が渋い。この山は俗っぽい。などと訳の分からないことを考えながら足を運んでいた。

やがて新雪が積もっているようになった。一番乗りだ。雪の上をビムラムをきかしてギュッ、ギュッと歩いているうちに東峰に着く。
10:05 東峰

風は強いが日射しが暖か。だーれもいないが鳥の囀りが聞こえた。鳥たちも春を感じているのだろう。しばし休息ののち西峰に向かう。
10:15 西峰
大展望。幸い雪雲が切れてた。鎌の穂先は吹雪いている。仙ヶ岳、御所平は秋に行ったなあ。臼杵、四草方、三つ子がかわいく並んでいる。寒風、仏が平はやっぱり地味だ。錫杖は端正な形だ。錫杖から東に伸びる鋸状の尾根は登れるのだろうか。いつか行ってみよう。
熱いお茶を飲みしばらく過ごす。

(中央に仙ヶ岳の双耳峰、その右奥に鎌)
西峰から更に西方へ尾根伝いに椿峠まで行けないかと思って少し下ってみた。行けそうな感じ。行ってみるか?と思っていると吹雪いてきた。やーめた。
10:40 下山開始
西峰を後にする。西峰と東峰の鞍部から白木への道がある。ちょっと降りてみると樹林の中のなかなかいい道。駐車地から離れていくようなので鞍部までもどって東峰に登り、そこからぬかるみ道をずるずると降りていく。
11:20 国分寺
犬や猫、ウサギと一緒にひなたぼっこしてのんびり。とても贅沢な気分である。
11:50 駐車地
国分寺から駐車地までにある関西電力美濃幹線の鉄塔に昭和5年と記されていた。昔の鉄塔は小さくてかわいい。鈴鹿の山は鉄塔だらけだがそんなに昔から電気の通り道だったのか。すぐ近くには中部電力中勢名古屋西線270kVの超高圧鉄塔が立っている。こちらは威圧的。
車にもどって着替える。靴、スパッツ、オーバーズボンみんな泥だらけになっていた。