山行日 2002年 10月5日(土) 晴 コース 小又谷林道入り口駐車8:30--ノタノ坂9:05--河倉峠10:00--土倉岳10:30--御池テーブルランド彷徨--南西斜面彷徨--T字尾根--駐車地14:30
結石が機嫌を損ねるとジーンとした耐えがたい痛みが襲ってきます。夏の終わりからやっかいなことになってしまいました。医者は「まあ様子を見ましょう」と言うだけでした。「結石としてはサイズは小さいのでそんなに痛くないでしょう。」と言われてしまったのですが、痛いときはすごく痛いのです。「水分をたくさん摂って、尿を濃くしないこと、野菜や果物を食べてチョコレートやナッツなどの蓚酸を含むものを控えること、適度に運動をすること。」などと注意を受けました。それでは適度に運動をしようと出かけてきました。
何となく脇腹が痛い。始まったか?あの痛みだ。ロキソニン(痛み止め)を服用して家を出る。
ミカエリソウがそこらじゅうに咲いている。アケボノソウが咲いている。尾根に乗るまでひとがんばり。息が上がって苦しくなった頃に茨川との分岐。しっかりヒルにやられていた。靴下が血だらけ。
ここから尾根通りに歩いても楽しいし、左手の植林巻き道を行っても良い。鉄塔の基部では日当たりが良く、一休みしているうちにまどろんでしまいそう。
人間だけでない。日当たりの良い所ではマムシがひなたぼっこをしていた。3匹もいた。
一匹はどうしても道を譲ってくれない。気が荒くなっているのだろうか。仕方がないので蛇巻きをする。(滝を高巻くように蛇を巻く。)進行方向には御池の台地がそびえている。
樹間からは天狗堂が見える。今日は晴れているのに、展望が利かない。春のように空気が霞んでいる。
反対側には伊勢谷が見えた。堰堤がたくさん見えた。昨年茨川に行ったとき、途中の茶屋川の流れがひどく茶色く濁っていたのを思い出した。伊勢谷からの水が濁っていたのだ。
天狗堂 霞んで遠くに見える。
土砂流出を防ぐために堰堤を作っているのに、堰堤を作る工事のせいで大量の土砂が流出する。重機を山奥まで入れるために山肌を削って道をつけて、その道が大雨で崩れて大量の土砂が流出。なにやってんだろう。
しばらく行くと真の谷方面と土倉方面との分岐。土倉方面へは踏み跡が薄くなるが尾根を歩けば快適。鹿がすぐそばで斜面を駆け下りていった。おどかしてごめんな。
がさがさ歩いていると突然に河倉峠の標識。分岐から約10分。この峠も昔人が盛んに行き来したのだろう。西尾本では荒れているとあったが、茶屋川側には踏み跡が確認できた。時々利用する人がいるのだろう。
峠からは緩く登って土倉岳。御池が迫力ある姿を見せている。ピークを過ぎて鞍部からは苦しい登り。ハアハアぜいぜい、登りやすい所を選んで登るうちに道をはずしていた。
登り切って笹原に突入。あっちこっちとうろうろする。実はこの山は15年ほど前に登ったきり。そのときは深いガスでなにも見えなかった。今日は違う。台地の縁からは大展望が広がっている。西側へ笹をこいでこれから降りていくT字尾根を確認。そして大下降。悪い癖で、地図をまったく見ないで降りやすい所を駆け下りてしまった。そして、この尾根だろうと適当に下ったら尾根が突然に終わって大絶壁。すぐそこにボタンブチが見えている。間違えた。辛い辛い登り返し。地図を出したがここはちょうど地形図の切れ目。これが判断を誤った原因だろう。次に確信をもって降りた尾根はすぐ水音が聞こえてきて両側に沢が近づいた。これはおかしい。またまた登り返す。もうばてばて。この尾根はどうだ。うあ、土倉から登ってきた道だった。こんな事をやっていると、がさごそと斜面を歩いている人に出逢った。事情を話し二人で検討。この方の地図は切れ目でつないであった。ものすごく見やすい。T字尾根はもう一つ向こうの尾根だろうと言うことになり、お礼を言って別れる。再び斜面をトラバース。その尾根ははっきりとした踏み跡が続いていて赤テープまである。無事T字尾根に乗る。
明るい森、シャクナゲのやせ尾根、そして広い尾根に広がったブナの伸びやかな森。午後の光線が優しく降り注ぐ。この尾根を歩く気分の良さ。
もうすぐ色づくのだろう。
植林したばかりの斜面の上に出た。そして、この斜面を降りた。変だと思ったが登り返すのはいやだ。急斜面の猛烈な藪こぎの末にボロボロになって御池林道に降り立った。もっといい道があるのだろう。