感傷山行 花の伊吹
昔、同じ職場で働いていたO氏、K氏と伊吹山に登ることになった。Oさんとは20年ほど前、よく鈴鹿の山を登ったものだ。時には北アルプスや八ッへも足をのばした。数えてみたらOさんと一緒の山行は17年ぶりになる。Kさんは学校の先輩、そして前の職場では同僚。今はあまり会うこともなくなった。
山行日 2003年10月 4日(晴れ) パーティー O氏、K氏、私 コース 三合目ゴンドラ駅9:00--山頂11:00--駐車場14:30
3合目ゴンドラ駅 三合目のお花畑
ゴンドラ駅を出たところからもうお花畑が広がっている。鈴鹿の山に比べて圧倒的な花の多さ。エゾフウロが、ミツバフウロが、ツリガネニンジンが、アキノキリンソウが、それからそれからえーと、、、次々に現れてくる花々に時間をとられてしまう。ポケット図鑑を出し、写真を撮りと、Kさんは忙しい。10m進むのに10分を要すほど。
待っている私たちはあまりにも退屈なので、適当に名前を勝手に付けて、「おっ!これはイブキラッキョ!」とか「見ろ!ミヤマワレモコウ」とか「こっちにはタカネイブキリンドウ!!」なんてデタラメを言いだすのだ。このノリがまるで学生時代にようで懐かしい。そのうちに、ただのススキまで「イブキミヤマススキ」という立派な名前を付けられているのだ。
こんなことに興じてしまうのは、あまりにも青すぎる空の色と暖かい日光と爽やかな風のせいだろう。傍らにはこれから取り付いていく伊吹の山塊が優しく佇んでいる。大きな山塊に向けて広い登山道がまっすぐに伸びている所はまるでキリマンジャロみたい。(行ったことないのだが)
エゾフウロ
頂上へ
下からてっぺんまで登山道が見えている。ゴマ粒のように人が連なっている。さすが、人気の伊吹山だ。途中にジュースの自販機まであって、至れり尽くせり。それに花の多いこと、天気も最高で琵琶湖や鈴鹿の山並みが広がっている。
ただ、道沿いには全く森がないので単調な感は否めない。夏の直射日光や冬の風はさぞ辛いだろうな。花や景色を楽しみながら、ゆっくりと登っていく。若いカップルが仲良く登っていく。年老いたカップルが登っていく。会社ぐるみで来たのだろうか「課長、荷物持ちましょうか?」なんで声も聞こえてくる。
頂上に着いたら、ビールで乾杯。きゅっと冷えたビールが手に入る。開発に疑問を持っていても、よく冷えたビールは美味いのである。
伊吹山測候所は今は無人なのだろうか?窓には板が打ち付けられて人の気配がしない。「気象庁もリストラか」とはK山の言葉。
下山
登ったコースを降りる。下りは花に気を取られないために速い。3合目からもゴンドラに乗らずにそのまま降りていく。途中アケビがいっぱいあった。アケビ収穫隊になって子どものようにはしゃいでいた。