2軒目 いぶき(三豊市 当時は豊中町)
観音寺市の沖合に浮かぶ「伊吹島」は、讃岐うどんのだしに欠かせない「いりこ」の名産地として知られる島である。その「伊吹島産いりこ」にこだわっているのが、豊中町の「いぶき」である。と、何かの本に書いてあったはず。次に目指すのがその「いぶき」である。
だしの他にもう一つ楽しみなのが、ちくわ天だ。よく火が通るようにと、ちくわをねじって揚げてある独特の形が特徴である。その姿は後で写真を見てもらうとして、本題に入ろう。
詫間町を出て、国道11号を西進する。このまま行くと開店時間前に着いてしまうと思い、途中の本屋で時間をつぶした。でも着いてみたら「準備中」の札がかかっていて、開店を待つ人が数人いた。待っている間に周りをぶらつく。空は相変わらずの快晴。暖かいを通り越して、汗ばむくらいの陽気だ。
気がつくと、待っていた人が店の中へと消えていく。どうやら開いたみたいだ。中へと入り、オススメの「しょう油竹うどん」を注文する。「竹」はちくわ天のこと。「しょう油」は「醤油」のことだけど、「しょう油竹うどん」はしょうゆうどんではなくて、いりこだしと醤油をあわせた、ぶっかけうどんらしい。
しょう油竹うどんが来た。ガラスの器がなんとも涼しげだ。「ちくわ天は熱いですから、気を付けてくださいね」と、おばちゃんが一声添えてくれた。ちくわ天を端に寄せ、まずは麺をすする。おおっ! 細めで、一見すると柔そうに見える麺は、もちもちっと弾力があっておいしい。コシの強い弱いとは次元が違う。
だしはいりこの風味と醤油の味わいがまろやかに広がって、これまたウマい。ちくわ天は熱々で、一口噛むとじゅわ〜っと香ばしい味がたまらない。熱々のちくわ天と冷たい麺を一緒に頬張れば、うまさ倍増。あ〜、ホンマに美味しいなぁ。ちくわ天とうどんは「ゴールデンコンビ」やねぇ。なんて、しみじみ思ったのでした。
・・・しょう油竹うどん 400円也 (2004/4/17)