3軒目 うぶしな(宇多津町)
ここまででうどん2杯にじゃこ天と飯蛸天を食べたわけだが、今ならもう一杯は余裕で入るなぁ。という計算どおりの展開で次の店を目指し、丸亀市のお隣の宇多津町にやってきた。
宇多津町でもっとも人気の高いうどん屋と言えば「おか泉」だろう。今日も店の外に数十人ほどの行列ができる盛況ぶりだ。そのおか泉から歩くこと数分。住宅街の真ん中に宇夫階(うぶしな)神社がある。石段を登った小高い山の上に立派な本殿があり、裏へ回れば街並みの向こうに瀬戸大橋も見える、眺めもよくて静かで落ち着く場所だ。
その石段の脇に並ぶ、御寄進の石碑が一箇所だけぽっかりと開いている。そこが「うぶしな」への入り口だ。神社の境内にうどん屋があるのは珍しいけど、そういえば以前に田村神社(高松市)の日曜市のうどんも食べたな。あちらは日曜日限定で食べられるうどん屋だが、うぶしなは宇夫階神社の方がやっている、常設のセルフ店である。
のれんをくぐって階段を上ると、店がない!? てっきり表の建物がお店だと思ったらそこはただの通路で、さらにその奥の別棟にお店があるというフェイントぶりはええなぁ。でも、入口に「セルフ 前払いです」と大きく書いてあるのはとっても親切だ。初めて訪れる人にはありがたい。
店内には数人が注文待ちで並んでいた。ここのメニューはかけ、ぶっかけといった定番メニューの他におすすめ品が2つ。甘辛い肉ごぼうがのった「肉ごぼうぶっかけ」と、かけうどんにお餅の天ぷらがのった「宮うどん」だ。どっちも食べてみたいけどさすがにそれは無理というもの。で、お餅の天ぷらに惹かれて「宮うどん」を注文した。
席で待つこと5分くらい。呼ばれて宮うどんを受け取る。2玉分はあろうかというかけうどんの上に大きなお餅の天ぷらがのっている。天ぷらが黄金色に輝いて、なんだか御利益がありそうなのは気のせいか? 麺は平たくてでこぼこしていて、口の中で転がるような食感を楽しめてするするっと流し込める。だしは見た目どおりにさっぱりと澄み切った味。お餅の天ぷらは柔らかくて、これは食べ応え満点の一杯だ。
全部平らげたらすっかり満腹になった。はちきれんばかりのお腹をかかえて店を出る。ちょっと腹ごなししたいなと思ったら宇夫階神社はうってつけの場所だ。本殿への石段をダッシュで登れば、いい運動になるなぁ。ま、ダッシュで登るのはきついけど、しばし宇夫階神社でのんびり休んでこうっと。
・・・宮うどん 400円也 (2008/2/11)
というわけで、お餅の天ぷらが"とどめ"になって、今回のうどん屋巡りはこれにて終了。「狭いエリアで3〜4軒"はしご"」作戦は一応成功した。今回は三店三様、味もお店の個性も楽しめるなかなかいいチョイスだったなぁ、と振り返りたくなるような、楽しいうどん屋巡りだった。ようし、今年はもっとうどんを食べるぞ!(おしまい)