めくるめくさぬきうどん

岡山東京うどん屋巡り 岡山編

天乃天乃(倉敷市粒浦)

「のむさん、肉うどんがうまい店があるけん、行ってみて。」と教えてくれたのは職場の・・・ 誰だったか忘れてしもうた。(すんません) 「肉」と聞くと妙に心ときめくなぁ。なんでもそのお店は倉敷の住宅街の中にあって、肉うどんが美味しくて、しかも看板がないから店の名前が分からないとのこと。おおっ、怪しいぞ。

日曜日。書いてもらった地図を頼りに、その店を目指す。倉敷は岡山の隣なんだけど、どちらも広いから、家から車で30分くらいかかったかな。近辺とおぼしき住宅街にたどり着き、ゆっくりと車を走らせる。地図に「目印」と記された、緑色のフェンスで囲まれた公園が見えてきた。

その角を曲がって少し進むと、あれ? 駐車場とおぼしきスペースに看板が立っている。「うどん 天乃」って書いてあるぞ。ちゃんと看板があるやんけ。しかも店の名前もしっかり書いてあるがな。と、ツッコミを入れる。さらによく見ると、なになに、定休日は第4日曜日か。あれ、今日は何番目の日曜日だっけ? 数えてみたら第4日曜日だった。なんと今日は定休日だった。あ〜あ。

それから数ヶ月。ま、単に忘れていただけなのだが、肉うどんのことを久々に思い出した。今日は週の半ばの祝日だから大丈夫だろう。というわけで愛車イプーは倉敷へと向かう。その途中でふと思った。あれ? 祝日でも開いているんだっけ? ちょっと不安になってきた。

午後2時。天乃に着いた。店の周りの駐車場には車がたくさん止まっているから、どうやら開いているみたいだ。でも、この前見た看板が見あたらない。お店の前に行っても看板はない。無地の真っ白なのれんと大きな時計が目立つ。けど店の名前はどこにも見あたらない。営業中は看板を出さないということか? これじゃ確かに店の名前が分からなくても不思議じゃないな。

店の中は数人分のカウンターと数卓のテーブルが並ぶほどで、そう広くはない。ほとんどの席が埋まっていたので、相席で座ろうと思ったら、「先に食券を買ってくださいね。」とおばちゃんが言う。え、券売機はどこだ? 何気なく振り返ったらそこにあった。肉うどんのボタンを探したら、「肉」とだけ書かれたボタンがあった。一瞬「何だ?」と思ったけど、これのことだな。

席についてしばし待つ。厨房の中にはおばちゃんが数人、忙しそうに動き回っている。この時間にもかかわらず、お客さんが入れ替わり立ち替わりで、店内は混んだまま。相当人気のあるお店なんだろうな。などと店内の様子を見ていたら、肉うどんが運ばれてきた。

天乃の肉うどん 透きとおっただしに麺とねぎ、かまぼこ、天かす。そして肉もたくさんのっている。だしは鰹だしだろうか。見た目どおりに、くせのないさっぱりとした味わいのだしだ。麺は熱々だからコシは控えめだけど、なめらかでつるつるっといただける。全体にさっぱりした味の中、じゅわ〜っとしみ出す肉の旨味がいいアクセント。やっぱり肉はええなぁ。

いやぁ、満腹、満足。肉うどん美味しかったなぁ。目の前のお客さんがたべていた温いぶっかけも美味そうだったなぁ。また食べに行こうっと。もちろん第4日曜日は避けないとね。

・・・肉うどん 410円也 (2004/9/23)

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