めくるめくさぬきうどん

岡山東京うどん屋巡り 岡山編

よりより(岡山市平井)

「平井になぁ、『より』っていううどん屋があるから、いっぺん行ってみぃ。麺が透きとおったような感じでコシがあるんだよ。それに『よりうどん』っていうメニューもあるから食べてみぃ。」 そう教えてくれたのは職場の上司だ。透きとおったような感じというのは、つやがあるということかな。それより「よりうどん」って一体どんなメニューなんだ?

というわけで平井にやってきた。情報どおり、紳士服のはるやまのすぐ隣に「より」があった。のれんの掛かった入口から中の様子がうかがえないから、セルフ店なのか一般店なのかが分からない。ま、入れば分かることだが。

中はテーブル席と座敷席があって、結構広いつくりだった。どうやら一般店みたいだ。席に着くと店員さんがお冷やを持ってやってきた。メニューを見てみると、よりうどんを発見! 麺の上に山芋・玉子・ねぎ・海苔などがのった、具だくさんのぶっかけうどんという感じだ。

とっても美味しそうなんだけど、ここはシンプルに「ざる」を頼むことにする。よりうどんにしなかったのは、まぁ、いろいろ考えがあってのことだが、あえて言うまい。店員さんにざるをお願いすると、「出来たてをお持ちしますので20分以上かかりますが、よろしいですか?」 出来たてが食べられるんなら20分くらい待ったろやんけ! と心の中でつぶやきながら、「いいですよ。」と返事をした。

メニューをよくよく見ると、こちらの店はうどんの鮮度にこだわっているようだ。うどんは茹でてから十分もすれば味が落ちる。だから茹でたての麺を食べてもらうべく、「20分程度お待たせすることがあります」とお断りを入れている。まぁ、腹ペコの時にはちと辛いが、これも最高の状態の麺を食べてもらおうというお店の心配りだから、ありがた〜く待つとしよう。

よりのざるうどん で、20分後、ざるが運ばれてきた。おおっ、確かに透きとおるようにつややかでまぶしい麺だ。見るからにうまそう。だしに薬味を入れようとして、ふと固まった。ねぎと生姜はわかる。けど、うどんの薬味で小梅が出てきたのは初めてだ。これもだしに入れるんか? それとも箸休めにかじるんか?

小梅はだしに入れずに、麺をすする。なめらかでもちもちっとした食感と程良いコシがうまいっ! これはまさしく出来たてならではの食感だ。だしは麺を引き立てる、まろやかで美味しいだしだ。あっという間にざるが空になって、大盛りにしなかったことをちょっと後悔した。で、小梅が残ってしもうたけど、ホンマはどうするんかな?

・・・ざる 682円也 (2004/10/24)

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