さぬき富士(虎ノ門)
全国各地に「○○富士」と呼ばれる山はたくさんあるが、香川県にも「讃岐富士」と呼ばれる山がある。飯野山がそれである。標高は422mとあまり高くはないが、讃岐平野の中にポツンとあるのでよく目立つ。そして山の姿が一筆書きでかけるような、角の丸い三角形といった感じのなだらかな稜線を持つ山である。飯山町の「なかむら」の表でうどんをすすれば、店の小屋越しに山の上半分が見える、と書けば、どのへんにあるかは分かるだろう。分からんか!?
仕事柄よく通る虎ノ門にも「さぬき富士」といううどん屋がある。いや、ほぼ毎日店の前を通っているから5万回くらいは通っているだろう(もう、このフレーズも飽きた?)。しかしながら今まで一度も食べたことがなかったのだ。それで「いっぺん食べに行ってみるか!」と思い立ち、昼飯時に行ってみた。
店の入り口でメニューをのぞき込む。ま、心の中ではざるうどんにしようと決めてはいたが、一応のぞき込む。おっ、釜あげがある。きつねうどんにたぬきうどん、鍋焼きうどんなんてのもあるぞ。ややっ! 冷やしきつねうどんと冷やしたぬきうどんがあるではないか! ということは冷たいかけうどん(宮武で言えば「ひやひや」だな)が食べられるということだ。東京のうどん屋で冷たいかけうどんを出してくれる店はなかなか見かけない。これはぜひ食べなければ、と思い「冷やしきつねうどん」に決めた。
店に入るとすぐ目の前にレジがある。先に会計を済ませるのだ。会計を済ませて席につく。12時少し前だったから、まだそれほど店内は混んではいなかった。店の中はテーブル席が主体だ。カウンターもあるがその半分は厨房とやりとりをするスペースである。客席側にはおばちゃんが4人もいて、お客さんを案内したり、うどんを出したりと手際いい。厨房では湯気がモウモウとあがっている。
5分くらい待ってうどんが運ばれてきた。きつねうどんなのに何とも具だくさんだぞ、これは。あげの他にわかめ、刻みのり、もやし、ほうれん草、かまぼこがのっている。しかもあげは2枚のっている。さらにレンゲまでついているとは上品な! では、レンゲをお盆によけて、どんぶりに口をつけてだしをすすって、と。
おお、だしはほのかに甘い。色が少し濃いから辛いのかなと思ったら、意表を突かれた。さっぱりしながらもほのかな甘みが広がるだしがとても美味しい。麺をすすると、これまた強いコシと伸びのある美味しい麺だ。ずるずる進んでしまう。この歯ごたえは冷たい麺じゃなきゃ味わえないな。あげも僕好みの甘い味付けがしてあって美味しい。あっという間にどんぶりが空になった。美味しかった〜。冷たいかけうどんが食べられるという意味でも、いい発見だな。
・・・冷やしきつねうどん 800円也 (2003/4/3)
手打ちうどん さぬき富士
営業時間:11:00〜17:30
定休日:土・日・祝日
場所:愛宕通り沿い 17森ビル一階