イーハトーボ(2回目)
香川の超有名店は行列でごった返しているであろうゴールデンウィークに、僕は東京にいた。ま、来週には讃岐入りするから一週間の辛抱だ、とは思っていたが、美味しいうどんを食べたい欲望に駆られた。「そうだ、イーハトーボに行こう。」 光樹さんたちと行ったのはたった2週間前のことだが、あの時光樹さんたちが絶賛した「ひやひや」がどんなものか食べてやろうと思ったのだ。渋滞と行列を覚悟して、一路寄居へ向かった。
案の定、関越道は途中で渋滞。そして花園IC出口でも渋滞したが、11時前には関越道を降りていた。昼飯時前なら混雑も幾分はましだろう、と考えながら走る。もう道順もすっかり頭に入っている。国道254号線を走り、東武東上線の線路が寄り添って離れると、ほ〜ら、看板が見えた。そして脇道をしばらく進むと路駐の車の列が見えてきて、イーハトーボに着いた。
路駐の車は多いものの、店の前で待っている人はいない。店に入るとすんなりと空いたテーブルにとおされた。行列どころか、半分くらいしか席が埋まってなかったのが意外だった。たまたま運がよかったのか、それともあまりの天気の良さにみんなどこかへ出かけたのかな? 早速注文を取りに来たので、もちろん「ひやひや」を注文した。
さぁ、果たして光樹さんたちを唸らせたひやひやとは一体どんなものか。最初にだしを一口すする。う〜ん、美味い。透明なきつね色のだしは冷たさも相まってさっぱりすっきり、澄み切った味だ。そして麺を一口すすって、箸が止まった。
うおぉぉぉ! 噛み切れん・・・
なんちゅう麺なんだ! 固いくらいに強烈なコシだ。口の中で麺が踊るわ、弾けるわ。そして喉越しはとってもなめらか。凄い麺だ。光樹さんの箸が止まったのが分かる気がする。その強烈なコシに圧倒されてあっという間にたいらげ、まるで嵐が過ぎ去ったかのような余韻が残った。そんなふうに思えるくらい、麺が怒濤のごとく押し寄せるような感じだったのだ。
続けて釜玉をお代わりした。熱々の麺の程良いコシと、ふわふわとろとろになった卵がからまって美味しい。またしても天に昇るような気分を味わう。ひやひやを食べた後だからだろうか。釜玉は麺や卵から優しさがあふれ出るような、温もりと心地よさを感じる。ここの釜玉、めっちゃ好きやわぁ。それにしても一軒のお店でこうも性格の異なるうどんが味わえるとは驚きである。イーハトーボ、恐るべし。
食べ終えてレジに向かいながら、僕はあることがとっても気になっていた。前回来た時には気づかなかったのだが、ひやひやが出来上がるのを待っている間に、壁の注意書きにこんな一文を見つけたからだ。
「無断で写真を撮ったり、インターネットに情報を流すことを禁じます。」
うわちゃ〜。気づかなかったとはいえ、無断でホームページにここのことを書いてしもうた! で、恐る恐る声をかけて、断りなくホームページに載せたことを話し、このまま載せ続けてもいいか尋ねた。すると店員さんが「間違った情報を載せなければ大丈夫と思うんですけど・・・」と言ってからオーナーさんを呼んだ。オーナーさんからは「釜玉と言いながらしょうゆうどんの写真を載せるような、誤った情報を流されては困るが、そういうことがなければ大丈夫です。」という言葉をいただいた。さらに奥から「バシバシ載せて!」と声もかかって、ホッと一安心。胸のつかえが取れて晴れやかな気分で店を出た。
というわけで今回この記事を掲載し、前回の記事もそのまま載っているのである。イーハトーボの皆さん、事後報告になってしまいましたが、許可していただきありがとうございます。あ、そういえば自分のホームページのアドレスを教えるの忘れてた! 5月4日に来店してホームページに載せることを質問したのは僕です。ここでこんなふうに書かせてもらってます。
・・・ひやひやの小+釜玉の小 730円也 (2003/5/4)
純手打ちうどん イーハトーボ
営業時間:平日は10:30〜14:30 土・日・祝日は10:00〜15:00
定休日:月曜日・火曜日
場所:寄居から国道254号線を東松山方向へ 看板が見えたら脇道へ入る