めんめ家(高田馬場)
以前に談話室で「満濃町に、しょうゆうどんが100円で食べられる店がある」という話題が出た。しょうゆうどんが一杯100円は珍しいなと思ったら、さらに「高田馬場のめんめ家もしょうゆうどんが100円ですよ」という書き込みが増えた。おおっ、東京にもしょうゆうどんが100円の店があるんか!
「しょうゆうどんが100円」に飛びつくのには訳がある。僕はだいたい温いうどんよりも冷たいうどんをよく食べる。僕がよく行くうどん屋では、冷たいメニューの最安値である「しょうゆうどん(小)」は180円だ。けど、温いうどんの最安値であるかけうどん(小)なら100円。しょうゆうどんは少々割高だ。ま、180円でも十分安いのだが。
ある時ふと思いついた。テーブルの上にも醤油差しが置いてあるんだから、かけの小を"だし抜き"で注文して麺を受け取り、席について醤油をかけたら、100円でしょうゆうどんを食べられるんとちゃうか? やった! 80円安く済ませられる。と心の中で喜んだ瞬間、あまりの自分のセコさにすっと冷めてしまった。そんな注文は恥ずかしくて、ようせえへん。だいたいそんな注文の仕方はありなんか?
ま、そんなわけで、しょうゆうどんが100円で食べられるのはとっても興味があるので、めんめ家に行くことにした。ここでようやく本題。駅から5分ほど歩くとめんめ家に着いた。入り口のメニューを見ると、確かにしょうゆうどんが100円だ。ここはかけもしょうゆも小が100円、中が200円、大が300円。かけとしょうゆが同じ値段なのが嬉しい。
中へ入って注文口へ進む。注文するものはもちろん決まっている。「しょうゆうどんの小ください。」と告げたら店員さんに「冷たいのですか? 温かいのですか?」と聞き返されてしまった。いかん、いかん。しょうゆうどんは冷たいのが当たり前と思って言い忘れてた。冷たいのをお願いすると、店員さんが奥で麺を氷水にさっとくぐらせ、醤油をかけて一言「大根おろしはのせますか?」
おおっ! まさかそんなことまで聞いてくれるとは意外だった。しょうゆうどんを頼むと大根おろしがのって出てくる店がなぜか多いが、僕はしょうゆうどんに大根おろしは無くてもいいと思っていて、大根おろしがのっていると丼の隅によけて食べる。ようするに麺と醤油というシンプルな組み合わせで食べたいのだ。大根おろしをのせるか聞いてくれるなんて、なかなか気が利くなぁ。
大根おろしは丁重にお断りして、麺に醤油がかかっただけの極シンプルなしょうゆうどんを受け取る。さぁて、天ぷらも一つ食べようかなと棚を見たら、意外なものを発見した。「半熟卵の天ぷらがあるぅ!」 まさかこんなところで半熟卵天に出会うとは! 卵天に目がない僕は、迷うことなく取った。
会計を済ませて、さぁいただきます。麺はコシがあってなめらか。醤油の辛みが麺の美味さをさらに引き立たせる。しょうゆうどんはやっぱりこうでないと! 大根おろしがなくったって、麺がうまけりゃ味付けは醤油だけで充分うまい。これで100円。しかも税込み! めんめ家、なかなかやるのう。
半熟卵天を割ってみたら、中は見事な半熟だった(当たり前か)。熱々ではないけれど、ふわふわとろとろの卵が口の中で広がって美味いのなんの。卵天もうどんも平らげてもう一杯、しょうゆうどんの小を平らげた。あ〜美味しかった。値段の安さ以上に、大根おろしの一件と半熟卵天の存在に、めんめ家がすっかり気に入った。うちの近所か新宿に出店してくれる日が待ち遠しいぞ。
・・・しょうゆうどん(小)2杯と半熟卵天 300円也 (2003/7/26)
讃岐こしこしうどん めんめ家 高田馬場店
営業時間:10:00〜22:00
定休日:無休
場所:駅から早稲田通りを早稲田方向へ 明治通りとの交差点角