めくるめくさぬきうどん

岡山東京うどん屋巡り 東京編

根の津根の津(根津)

東京に住んではいても、東京の下町である根津・千駄木界隈は行ったことのない場所である。その根津にうどん屋があると教えてくれたのは、会社の同期のSさんだ。Sさんからは渋谷の某店の情報ももらっているのだが、そっちは営業時間が短いこともあって、未だに行けずじまいなのだ。Sさん、ごめんね。でも、根津のうどん屋は営業時間が長いようだし、それに行ったことのない街に行くというのはそれだけでもワクワクする。ようし、行ってみるか。

地下鉄根津駅を降りると、不忍通りに出た。店の名前は「根の津」と分かっているけど、詳しい場所や店構えなどは知らないので、まずは不忍通りを歩いてみる。ふと見ると街路灯に「文豪の町」と書いてある。根津は文豪の町だったのか。おっと、たい焼き屋を発見。行列ができてる。帰りに買おうかな。などと新鮮な気持ちでぶらぶら歩くも根の津は見あたらない。気がつくと隣町の千駄木に入ってるやんけ!

Uターンして不忍通りを逸れて根津神社へ行く。お参りをして境内を散策した後、不忍通りへ戻ろうと歩いていると、向こうにのれんの掛かった店構えが見えた。ひょっとしてあそこが根の津か? けど、どう見ても店構えはうどん屋に見えない。ちょっと敷居の高そうな割烹料理屋って感じだ(あくまで僕のイメージです)。店の前まで行くと、のれんに「根の津」と書いてあった。ここだったのか!

木の戸を開けると、中もうどん屋とは思えない雰囲気。テーブルが四卓のこぢんまりした、落ち着きのある空間だ。メニューを見ると生醤油やぶっかけ、かけに釜あげに釜玉とひととおり揃っている。じゃこ天や蛸飯のおにぎりなんてのもある。そのほかに酒の肴も書いてあって、夜は一杯やって、うどんで締めるなんてええなぁ。けど今は日曜の真っ昼間なので、お店おすすめのぶっかけうどんを注文した。

出来上がりを待っていると、店員さんがじっと立っている。そして厨房内でも大将とオーナーなのか、大将とお弟子さんなのか2人の姿が見えるけど、じっと立っていて動かない。ただひたすらに麺の茹で上がりをじっと待つ姿から、一仕事の前の静けさが漂ってくるようだ。あ、別に厨房を見に行ったわけじゃなくて、席から見てそういうふうに見えたというだけです。

根の津のぶっかけうどん 7・8分くらい経っただろうか。厨房の中の2人が動き出した。麺を水で締めているような動作が見えたと思ったら、ぶっかけうどんが運ばれてきた。濃い目のだしに半分くらい浸った麺の上に、たっぷりの大根おろし・ごま・ねぎ・天かすがのっていた。麺は見た目が艶やかでいきいきしている。こら、美味くないはずがないな!

かき混ぜてすすれば、う〜ん、やっぱり美味しい! やや細めの麺はコシとのびがあって、するするっと口の中に入ってくる。勢いよく麺をすすったら、口の中が麺で一杯になって、ちょっと息苦しいぞ。落ち着いて食べなあかん。だしも美味しくて全部飲んだ。濃いめのだしも大根おろしと合わさるとさらっと飲めてしまう。ぶっかけには大根おろしが欠かせないな。

いやぁ、美味しいぶっかけだったなぁ。今度はかけや釜玉といった温いうどんを味わってみたい。でももっと気になるのは新メニューと書いてあった「釜めんたいバター」。めんたいとバターってことは明太子スパのうどん版ってこと? 明太子スパが美味しいんだから、明太子うどんも美味しくないはずがないよなぁ。かなり気になってます。

・・・ぶっかけうどん 600円也 (2003/8/17)

讃岐饂飩 根の津
営業時間:11:30〜14:30 17:30〜21:00(日曜は昼のみ)
定休日:月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
場所:不忍通りから根津神社に向かってすぐ

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