東京麺通団(新宿)
僕が讃岐うどんにはまるきっかけとなった本「恐るべきさぬきうどん」は、麺通団なるうどん好き集団が香川県内のうどん屋を巡る探訪記だ。その麺通団がうどん屋をプロデュースして、新宿に店を出すと知った時は驚いたのなんのって!
ホームページを見てみると店の名前は「東京麺通団」。何でも麺通団のテイストをちりばめた、製麺所スタイルのセルフ店だそうで、キャッチフレーズが「本物はあとからやってくる」とはなんか凄い。麺通団と深いつながりのある、コラムニストの勝谷誠彦さんがこだわりの酒と肴を用意したり、麺通団の田尾団長とごんさんが「店内小ネタ担当」とは、ひと癖もふた癖もありそうな店やなぁ。
というわけで、オープン初日に行ってみました。店に着くと入口には花、花、花。マスコミ関係や芸能人から花がたくさん届いていて、それだけでもここがふつうのうどん屋とは違うと感じた。
入ってすぐのところで、店員さんが茹であがったうどんを締めて丼に盛っていた。うどんを注文しようとしたら、「今、席に案内しますので・・・」とのこと。あれ? セルフじゃないんだっけ? お知らせを見ると、朝5時〜夕方5時はセルフで、夕方5時〜朝5時はフルサービス。つまり、席に案内されて注文を聞いて、持ってきてくれるのだった。
席が空いていないらしく、しばし待つ。ふと横を見るとネギが植えられているやんけ! 小ネタってこれやったんか。「ネギは切らないでください」と注意書きが貼ってあるのが笑わせてくれる。向こうの柱には「東京麺通団心得」なるものが書いてあって、これがまた、ちょっと笑わせてくれる。メモを取るのを忘れたので、どんな心得かは行ってみてのお楽しみ。さらには香川県のうどん屋地図も壁に作られている。う〜む、やっぱりふつうのうどん屋とは違うぞ。
席に通され、メニューを見る。うどんの種類はかけ・しょうゆ・釜あげ・釜玉など一通り揃っている。天ぷらも種類が豊富で、その中でもちくわ天・半熟卵天・げそ天は「讃岐うどん三大脇役」と称されていた。さらには日本酒や肴もいろいろ揃っていて、飲みに来てうどんで締めるのもええなぁ。結局ひやかけ(冷たいかけうどん)と半熟卵天とげそ天を注文した。
それにしてもな〜んか雰囲気が違う。オープン初日だから混んでいるのはともかく、お客のほうが興奮しているみたいだ。酒と肴とうどんを囲んで盛り上がっているグループはいるし(ひょっとして、ネット上のうどん好きつながりか?)、うどんの写真を撮っている人がいるし(俺もや!)、「なかむらが・・・」とうどん談義をしている人も多いし、「恐るべきさぬきうどん」の読者がどっと押し寄せているみたいだ。
先にひやかけが運ばれてきた。天ぷらがくるのを待ったけど、来る気配がない。3分経ち、5分経ち、我慢できなくなって先に食べる。麺をすすると、おおっ、美味いやんけ。ところどころねじれている麺はとってもなめらかで、固すぎない、噛んで心地のいいコシがある。麺自体の味もグッド! だしは、いりこの利いた本格的なもので、本場の味そのままだ。僕はノープロブレムだけど、東京の人にはちょっときついかも?
天ぷらがやってきたのは、ひやかけを食べ終えてからしばらく後のことだった。注文がたてこんでいたんだろう。天ぷらだけ食べるのもどうかと思い、あつかけ(熱いかけうどん)を注文したら程なく来た。温いだしは冷たいのよりもさらに味わいが広がるようで美味しい。げそ天はとっても大きく、揚げたてだから熱々で、かぶりつくと美味いことこの上なし。半熟卵天はなぜか白身が半熟で黄身が固まっていたけど、ご愛嬌かな?
というわけでうどん2杯と天ぷら2つを食べ、大満足。「恐るべきさぬきうどん」を読んだことがなくても大丈夫。美味しいうどんが味わえるぞ。読者ならプラスαで楽しめること間違いなしだ。
・・・ひやかけ小・あつかけ小・半熟卵天・げそ天 830円也 (2003/9/24)
讃岐うどん大使 東京麺通団
営業時間:24時間
定休日:無休
場所:大ガードから小滝橋通りをすすみ、マクドナルドの交差点を曲がる