すみた(十条)
All About Japan うどんガイドで「東京一美味いさぬきうどん屋」と評価された店。そしてご主人は高松の「はりや」で修行をしたという店。それが「すみた」である。それほどの店なのになぜか今まで行く機会がなく、「食べたい」と思いながら時が過ぎていった。でも今日(1月22日)休みが取れたので、すみたと他2軒を巡る「うどん屋のはしご」をしようと思い立った。
十条駅で降りて演芸場通りを歩く。ここには通り名の由来にもなっている「篠原演芸場」があるが、「演芸場=浅草」というイメージがあるから意外な気がする。そして篠原演芸場のすぐ先に「すみた」はあった。「行列ができてるかもしれん」と早めに着いたのだが、開店20分前は早すぎたか、それとも平日のせいか、店の前には誰もいない。まだ時間があるからぶらぶら歩いていたら程なく東十条駅に着いた。
東十条駅でUターンして戻ってみても開店15分前。まだだれも並んでいない。店先でぼーっとしていると「並んでいるんですか」と声をかけられた。聞くと赤羽に住んでいるご夫婦で、すみたにはしょっちゅう来るという。「ここのうどんの味を知ってしまうと、他のが食べられなりますよ」とべた褒めだ。否応なしに期待が高まる。
開店。店の中は6人ほどが座れるカウンターとテーブルが2つのこぢんまりしたスペースだ。そしてカウンターの向こうにいるご主人は顔が巨人の元木選手にそっくりだ!(すみたの応援ホームページに載っていた写真を見てそっくりだと思ってはいたけど、直に見るとホントそっくりだ!)
開店前に赤羽のご夫婦が「かしわぶっかけがお薦めですよ」と教えてくれたので「かしわおろしぶっかけの冷や」を注文した。麺が茹であがり、冷水で締められる。奥では天ぷらを揚げている。どうやら茹でたてが食べられそうだ(開店直後だから当たり前か?)。できあがるのをじっと待つ。でももし待ちきれない人はおでんをつまんでは? 平天や牛すじ、大根などが手ぐすね引いて待ってるぞ。
ついにうどんが来た。おおっ。角のある艶やかな麺の上に、おろし大根と胡麻とねぎがたっぷり、そしてかしわ天(鶏肉の天ぷら)がトッピングされている。ぶっかけだから出汁は半分くらいまで入っている。「どや、うまそうやろ。」と語りかけてくるかのようだ! よ〜くかき混ぜて麺をすする。
おおっ! 麺が抜群にうまい。表面はなめらかでコシがあって、そしてするするっとのどを通り抜けていく喉ごしの良さ。本場讃岐で食べるうどんと変わらぬ麺だ。だしはさっぱりしている。ぶっかけと言うとかけうどんのよりはちょっと濃い目のだしがかかっているのだが、ここのぶっかけはそのまま飲めるほどさっぱりしている。
さらにかしわ天がめちゃ美味。揚げたて熱々のかしわ天は衣がサクサク。鶏肉は柔らかくてジューシー。「これ、単品でビールのつまみに食べたい」と思ったトッピングは宮武のげそ天以来である。かしわ天と麺を両方頬張れば、麺の歯ごたえと鶏肉の柔らかさという異なる食感がいっぺんに楽しめて、さらにうまい。うますぎる!
十条のすみた、もう最高。評判どおりの美味しさだ。こんな美味しいうどんが食べられるなら十条に引っ越したいくらいだなぁ。
・・・かしわおろしぶっかけ(冷) 750円也 (2003/1/22)
手打ちうどん すみた
営業時間:11:00〜14:00(日曜日は15:00まで 夜もあるが要予約)
定休日:月曜日と第三日曜日
場所:十条駅と東十条駅の中間 演芸場通り