町の周囲の斜面は、密集したブドウの木の列で覆いつくされている。というのも、 ここがワイン生産地だからである。 ほとんどの農家はほんの少しブドウ畑を持っているだけだが、それでも家で消費 するには十分である。 ブドウの収穫の時は、高価な機械を使うようなことはしない。ブドウを摘む頃に なると、隣人たちが大勢手伝いにやって来て、見返りにはおいしい夕食と自分とこ の畑への手伝いを要求するだけである。 生産されたワインはほとんど家庭用に消費されるが、良質のものは市場に送られ 輸出もされている。