3月の本棚 ■掃除してる時間があったら本を読みたい。

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黒澤明PosterCards on the ROAD YAMANOTE
dancyu4月号 見えない暗闇 コンピュータの熱い罠 わからなくなってきました
兄弟!尻が重い 卍の殺人 犬婿入り 天の夕顔
プレゼント 本の雑誌1999.4 走るジイサン カラフル
台風娘 永遠も半ばを過ぎて おだきゅう1999.3 7年目のセキララ結婚生活
定年ゴジラ ステップファザー・ステップ 野生のティッピ

『定年ゴジラ』◆重松清◆講談社◆    一覧に戻る

2月に重松さんの青春モノを読んだ。今度は私と同世代の重松さんが書いたお父さん小説。
読んでいて何度も実家に母とふたりきりで暮らしている父に電話をかけたくなった。

私の父に主人公の山崎さんはとても似ている。
通勤途中、何度も熱いモノがこみあげてきて困りました。

『ステップファザー・ステップ』◆宮部みゆき◆講談社文庫◆    一覧に戻る

祝直木賞受賞宮部みゆきフェアで買いました。

双子の中学生の男の子と「お父さん」と呼ばれるプロの泥棒の物語。
謎解きはそんなに目新しいモノはないんだけど、3人の生活が生き生きしていていいすねぇ。
さすが宮部さん。『火車』や『理由』みたいな重い小説の息抜きにお薦め。

『野生のティッピ動物と話す少女』◆シルヴィ・ロベール/アラン・ドゥグレ◆小学館◆   一覧に戻る

タイトル通りの物語を期待するのであればハズレ。

巻頭のカラー写真も中身はティッピの活躍を暗示しているのに著者のシルヴィとアランが夫婦として
暮らしている過程っていうかなんちゅうか。

はっきり言ってしまおう。 写真以外はつまらなかった。これ読んで感動した人、ごめん。
でもナニを伝えたのかわっかんないんだもん。


『台風娘』◆薄井ゆうじ◆講談社◆    一覧に戻る

人間と台風の恋愛物語。いろんな恋愛小説読んできたけど、台風ですよ、台風。

日本では十五号だの十六号だのって呼ばれている台風。台風娘がとっても可愛い。
わがままで傍若無人で純粋で。

薄井さん特有の不思議な話なんだけど、あとがきでキッパリ実話だとおっしゃる。ふふふ。
薄井さんがそう言うんだからきっとホントの話なんでしょう。
読み終わった今、私は東京の空を見上げながらにやりとしてしまう。

『永遠も半ばを過ぎて』◆中島らも◆文春文庫◆    一覧に戻る

ふふふ。らもさんはやっぱ面白いわ。詐欺小説っていうんでしょうか。

真面目に会社へ行って仕事してお給料もらって…って生活がバカらしくなってくるっていうか。
本が出来る過程なんてそんなもんかもしれないな。恋愛のようなものも出てくるけどさらっとしてて
気持ちがいい。活字好きにはたまらんぞ。スカッと一冊。


『おだきゅう1999.3』◆小田急電(株)広報部◆小田急電(株)広報部◆   一覧に戻る

小田急沿線に置いてある小冊子。もちろんタダ。
今月のプレゼントに応募しようと思ったらおだきゅうクイズの答えもかかなくてはいけないらしい。
ちゃんとヒント読んで計算しなくちゃならん。

江ノ島の紹介記事に「裸弁天」の写真。もち肌でエロティック。

経堂駅の工事も着々と進んでいる。完成したら準急くらいちゃんととまってほしい。
朝、下北沢で準急に乗っちゃうと成城学園前まで連れてかれちゃって大変なんだよぅ。

『7年目のセキララ結婚生活』◆けらえいこ◆メディアファクトリー◆   一覧に戻る

コミックです〜。やっと出たよぅ〜。待ってたんだよ〜というわりには会社のイトーさんに
借りたんだけど。へへへ。

けらえいこさんが結婚した時に出た『セキララ結婚生活』『たたかうお嫁さま』『いっしょに
スーパー』。これ読んで「これは絶対我が家のことだ」って思った奥さん、いっぱいいると思うなぁ。

7年目のけら夫婦。オットのマンガもあったりする。テキトーにこなれた感じっていいなぁ。

『プレゼント』◆若竹七海◆中公文庫◆   一覧に戻る

若竹七海初体験。

表紙と中身のイメージがこれだけ違う本も珍しい。てっきり赤川次郎っぽいミステリーかと思ったら
ハードボイルドでした。

なんていうんだろう。ちょっと読者を試しているっていうか、わざと「真相はそうだったのかっ!」
って言わせるよーに書いているというか。

葉村晶と小林警部補がナニかしら絡んでる事件のお話なんだけど、短編だからしょうがないのかなぁ、
人物の書き込みが中途半端であまり魅力を感じませんでした。う〜ん。

『本の雑誌1999.4潮干狩水平線号』◆本の雑誌社◆本の雑誌社◆   一覧に戻る

はっはっは。とりあえず今月号の82ページを見ましょう。三角窓口の投稿。うひひひ。
34歳はおばさんじゃないってさ。椎名さんが。

特集は『中華小説が面白い!』三国志を始め1冊も読んだことのない猿股なのでした。

『封神演義』はちょっと気になる。1年くらい前にチャットしてたら知らない人にいきなり
『封神演義読んだことありますか?読んで下さい』と囁かれたことがあって、別に本の話を
していたワケでもなかったので非常に気持ち悪い思いをしたのであった。

『走るジイサン』◆池永陽◆集英社◆   一覧に戻る

ジイサンの頭の上に猿がのっかっている。猿は悪さをするでもなし、ただそこに「ほっこり」存在する。
もちろん猿はジイサン以外には見えない。

老人の性の問題や家族とのかかわり。ジイサンを見つめつづける猿。ジイサンの息子の嫁さんとの
関係も読ませる。作者はまだ30代。「老人」になった時に本当の『老人小説』を書いてほしい。

『カラフル』◆森絵都◆理論社◆    一覧に戻る

死んだはずの僕の魂がどこからともなく現れた天使の「おめでとうございます、抽選にあたりました!」
という一言である少年の体を借りて下界再挑戦することに。

僕の魂は自分の前世がなんであったのかわからない。ガイド役の天使(かっこいい)と僕の魂とホーム
ステイ先の小林真少年のカラダ。小林少年は数日前に服毒自殺を図っていた。もちろん僕の魂は小林少年
を知らない。

前(?)の小林少年の家族・同級生・暮らしが僕の魂と絡み合って…。人生はホームステイ。
私の魂はホントに私のカラダの魂なんだろうか?
もし映画化されたら見てみたい。

『兄弟!尻が重い』◆山上龍彦◆講談社文庫◆   一覧に戻る

山上たつひこ、といえば『がきデカ』でしょう。
うちのおっとうはコミックで全巻揃えていたのにおっかあに燃やされちゃったもんなぁ。
面白かったのに。

その山上たつひこさんが漫画家生活にピリオドを打ってからそろそろ十年がたつ。
読後スカッとしない(!)ところがいい。じわじわと忍び寄ってくる狂気。

『卍の殺人』◆今邑彩◆創元推理文庫◆    一覧に戻る

う〜。「屋敷」が出てきたらそれだけでミステリーではないですか。
この本に出てくる屋敷は卍型をしてるんですわ。卍の屋敷で起こる殺人。
謎解きがねぇ、なんちゅ〜かねぇ、なんであんたが謎解きすんの?ってな。前半は風景が見えてくる
んですが、後半はちょっと。そんなに慌てて謎解いてくれなくても。惜しいな。

『犬婿入り』◆多和田葉子◆講談社文庫◆    一覧に戻る

タイトルが気に入って買ってみたんですがこれって芥川賞受賞してるんですね。
ナンタラ賞ってのに私はとっても疎いのでよくわからんが。

表題作の「犬婿入り」は登場人物も魅力的で流される感じがいいなぁと思ったのですが「ペルソナ」は
ハッキリ言ってつまらん…っちゅうかわからん。なんでこんなの載せたんでしょう、とは言い過ぎか?
いいや、これが私の感想だ。

『天の夕顔』◆中河与一◆新潮文庫◆   一覧に戻る

英、仏、独、中国語など六カ国語に翻訳されたらしい。中河与一という作家を私はまったく
知らなかった。昭和29年発行。

40年以上も前の小説だもん、「ほえ〜、よくもまぁ、そんなに我慢出来たもんだ」と感心しちまい
ました。

「私(わたくし)」という男がずーっと一人の女を愛したっていう恋愛モノです。時代が変わっても
人妻ってなんとなく妖しい。
しかし、主人公の「私」も「人妻」もちょっと気持ち悪い。


『dancyu4月号』◆プレジデント社◆プレジデント社◆   一覧に戻る

なんと860円の雑誌。買ったんじゃないの、隣の会社のおねーさんにもらったの。いつもお菓子の
お裾分けしてもらったお礼ですと。

この雑誌はたま〜に立ち読みしてましたが860円もするんだったら文庫2冊買った方がいいやって
思って、買ったことなかったんですね。写真はきれい。

特集は餃子。包み方はもういいからもっと詳しい焼き方が知りたい。焼く前は美味しそうなのに焼いたら
アレレ?になっちゃうのよぅ。お?中華式エッグタルトの作り方出てるじゃん。せっかくだから一品
くらいは雑誌見て作ってみよう。

『見えない暗闇』◆山田太一◆朝日文芸文庫◆   一覧に戻る

「見えない暗闇」。見えないモノ、正体がわからないものは恐ろしい。
ひとの心の奥底にある正体のわからないもの。

2メートル以上もある大男。ガチョウの声を持つ美しい少女。妻に近寄る小男。
主人公・松本洋介には何が見えたのだろう。

台詞が独特で彼の書いたドラマ「ふぞろいの林檎たち」のようにとにかく細切れ。
山田太一だから許せるのであって、他の作家が同じような台詞書いたら飽きちゃうだろうな。

『コンピュータの熱い罠』◆岡嶋二人◆光文社◆  一覧に戻る

なんだかイケナイものを読んでしまったような感じだ。私は岡嶋二人が好きだ。コンピュータ物は最近
特に好き。

この作品は1986年に発表された。10年以上も前の作品だから音響カプラーなんてのも活躍する。

…しかし。何がイケナイって後半だ。宮部みゆきさんの『火車』。あの作品を思い出してしまった。
思わず発行年を確認してしまった。酷似。んー、 複雑。

『わからなくなってきました』◆宮沢章夫◆新潮社◆   一覧に戻る

爆笑!というほどでもないが電車の中では読みたくない本です。
装幀もしりあがり寿のイラストも味があって素晴らしい。

日常のどーでもいいことを重大問題にさせたら宮沢さんが日本一かもしれません。
同社から出ている『牛への道』はもっと面白い。

『黒澤明PosterCards』◆電通沖縄製作◆沖縄郵政管理事務局・東京郵政局◆   一覧に戻る

郵便局で黒澤監督の全30作品の絵入りハガキを買った。
70年代からの作品は興味はないが三船敏郎主演「隠し砦の三悪人」や「椿三十郎」…あぁ、全部
いいなぁ。

しかし問題は作品を紹介した小冊子だ。
窓口で「間違ってるようなんですが」と渡された訂正表には笑っちゃうほど誤字脱字が並んでいた。
どーなってんだ?

請求すれば新しい小冊子を送ってくれるというがそーいう問題じゃないだろ。
毛利元就を「GenshuMouri」と表記して誰も気づかないで発行しちゃうのって。
どーなの、それ。

『on the ROAD YAMANOTE 1999vol.28』◆サンケイリビング新聞社◆サンケイリビング新聞社◆   一覧に戻る

季刊誌。忘れた頃に我が家のポストに入っている。約30ページ、オールカラー。

特集は「花につつまれる」ご近所の吉祥寺・井の頭公園を始め西東京のお花見スポットを紹介。
私の住むあたりって第三山の手っていうのか。第一、二がどの辺りを指すのか知りたい。
第三辺りは自動車抜きには語れないそーで、我が家も環状八号線沿い。

しかし車はもってない。車がなくてもこの一冊は重宝してます。無料。