11月の本棚 ■食欲ばっかり優先して。
『八つの顔を持つ男』◆清水義範◆朝日新聞社◆ 一覧に戻る
ある時はヤリ手の編集長、またある時は不倫を楽しむナイスミドル、そしてある時は
息子の進路に頭を悩ます父親、しかして“彼”の実体は……だったのだ!(帯から)
人は場面ごとにいろんな顔を持っています。
主人公の松本正幸の八つの顔を見ていると、自分と同じ顔を見つけてほくそ笑んだり
ヒヤッとしたり。
“松本正幸”をめぐる8編の物語が微妙に繋がってひとつの長編小説となっています。
例えば私が会社で毎日見ている上司もそれは会社での顔であって、家での顔は全く知り
ません。家だけでなく会社から一歩出たらどんな顔をしているかもわからないのです。
最初の1編「新戦略」だけを読めば「年賀状しか作ったことのないオジサンがいきなり
電子メディア部なんかに配属されちゃって大丈夫なんだろうか?」と心配になり、その
まま物語が続けばどこにでもある「オジサン物語」になってしまうんですが、連作にし
たことで、妻・娘・息子・愛人など様々な観点から松本正幸という人間を隅から隅まで
観察できる「人間物語」となっています。
装画は鉛筆で殴り描きのしりあがり寿氏。手が汚れそうです。
内容からはちょっと離れちゃった感じ。
『給食ファクトリー』◆野崎六助◆NHK出版◆ 一覧に戻る
あぁぁぁ、苦しかった〜。
ファクトリーってなんだっけ。農場はファームか。ファしか合ってないじゃん。工場ですか。
う〜ん。小学校で起きた殺人事件の謎解きなんですけどねぇ…。
給食の業者を巡って業者さんだの政治家さんが出てきて、新任の此花町子先生が小学校の
給食主任になったことから渦中に放りこまれてしまうんです。
読んでて一番気になったのがこの此花先生のバカさ加減。
大事なことは全部あとになって思い出す。新任の先生なのに初々しさがまったくない。
それと舞台を「学校の給食室」にした意味がま〜ったくわかりません。
だって授業風景もリアリティがないし、給食の時間も先生がいつも考え事してるから葬式
みたいなんだもの。
それと装丁。これはNHK出版の方針なんでしょうか?NHK出版の単行本って初めて
見たんだけど、著者はこの装丁で納得してるんかいな。カバーはずしてもツルツルの感触で、
私、本にはカバーつけたまま読むんですが、今回は包装紙をかけて読まずにはいられません
でした。
ところで「溜飲が下がる」ってスッキリした時に使うんですよね?
「多少、溜飲が下がった想いがした」いう部分で出てくるんですけど、なんか引っかかり
ませんか?「多少」って何よ。結局下がってないじゃん。
ぎょえ。1800円税別!まとめて買ったから気づかなかった。…ってか、なんでこの本を
買ったのか思い出せない。
以前「日本推理作家協会賞」を受賞したっつうんで、いつか面白くなるだろうと読み進めて
まいりました。351ページ。読むのに1週間もかかってもーた。
たぶん、ストレスで1キロくらい体重減ったと思います。ぐぶぅ。
『社長ゲーム』◆薄井ゆうじ◆講談社◆ 一覧に戻る
ちょっと久しぶりの薄井ゆうじさんの作品。
「小説現代」に今年の4月から8月まで連載されていたものを大幅加筆改題。
大幅加筆改題って、連載していた作品はどんな感じなんでしょうか?
タイトルが同じなのに装丁が変わったりすると何度も同じ本を買ってしまう私としては
非常に危ない本です。
過去に倒産を経験しているせいかなぁ。今、関わってる仕事がどちらかというと会社の
中身を見る仕事だからかなぁ。結構リアルでどきどきしました。
11歳の時に両親のいない英行が蒟蒻会社の社長の家に養子として迎えられます。
養父・片桐の言うことは聞くが反発もしない、そんな少年期を過ごします。
やがて成長して片桐に反発、結局勘当という形で片桐の元を去ってゆきます。
そして帰国して待っていたものは片桐が大きく傾かせてしまった蒟蒻会社。
この1冊だけ読むと薄井さんは「会社」という組織にすごく未練があるような気がします。
まだやり残したことがあるとすればしばらく経営小説みたいの書き続けるってことか。
彼の作品はファンタジーが好きなんだけどな。
主人公の英行より脇を固める若林さんや刈谷くん、会社を倒産に追い込んだ片桐に魅力を
感じました。中心はあくまで英行なんだけど、他の登場人物の物語を読んでみたくなりま
した…ってことは『社長ゲーム』だけじゃ物足りないってことか。
『気ままにハーブ園芸』◆榊田千佳子◆文化出版局◆ 一覧に戻る
オフ会で「のんのん亭」のあこべえに貰った本。
本をもらうと気が重くなるコトがあるんです。薦めてくれた相手は「ホントに面白いよ」って
言ってくれるんですが、必要以上に期待してしまって「とにかく最後まで読まなくては」
という気持ちになってしまうんです。
でもこういうきれいな写真がいっぱい載ってる本はいいですねぇ。
月別に「欠かせない仕事」「やっておくといいこと」が簡潔に説明してあるのでとても便利。
育ちの遅いこれからの季節もやらなくてはならない仕事がいっぱいあります。
なんでもかんでもタネを手に入れたら蒔けばいいってもんでもないんですなぁ。
園芸だけでなく、ハーブを使った料理も紹介。
うちのルッコラも早く食べられるようにならんもんかの。
著者の自宅の庭には150種のハーブがあるんですと〜。
こういう庭ってどんな香りがするんでしょう?
あぁ、また新しいタネを蒔いてみたくなってきたぞ。
『脳男』◆首藤瓜於◆講談社◆ 一覧に戻る
第46回江戸川乱歩賞受賞作品。
著者は首藤さんって仰るんですね。まさに『脳男』を書くためにつけたようなペンネーム。
瓜於さんって名前も「頭」を連想させます。(そして著者近影。「頭」に目を奪われます)
大学卒業後会社勤務。これが初めての作品ですか。CASA(現代美術振興協会)主催という
ちょっと面白い経歴の持ち主ざんす。
…で、『脳男』。
連続爆弾事件。容疑者のアジトにいた男、鈴木一郎の身柄を確保した茶屋警部。
鈴木一郎の精神鑑定を担当する鷲谷真梨子。その3人が一気に絡み合って事件の結末へ。
正直言って最初の数ページは「あ、この文体ダメかも」と思ってしまったんですが、主人公の
鈴木一郎が出てきた途端に気になりつつもグイッと引きずり込まれてしまいました。
うーん、キャラクター勝ちですな。
話の展開も面白いんですけど、やっぱり鈴木一郎が気になります。著者はどうもこの続きを
書きたがってるような感じですが…。ふふふ。よほど事件を吟味しないと主人公活かせないかも。
まぁ、そんなことは私になんぞ言われなくても十分わかってらっしゃると思いますが。
心を持たない主人公…と書くとどこに魅力があるんだ?と思われそうですが…。
今までになかったキャラクターに触れるだけでも一読の価値はあります…って、あらやだ、
江戸川乱歩賞の選評で北村薫氏も同じこと書いてんじゃん。(^^;)
一発だけで終わらずに二作目以降も頑張っていただきたい。どんな作品で読者を驚かせて
くれるんでしょ?楽しみです。
『バスルーム寓話』◆おかざき真里◆飛鳥新社◆ 一覧に戻る
コミックを自ら買うということは滅多にないのですが、縁があって仲良くさせていただいてる
まっこうくじらサンのサイト「抹香鯨通信」のリンク集でおかざき真里さんのサイトを見つけ
(ややこしいぞ〜)飛んでみたらなんだか読みたくなってしまい、まっこうくじらさんに最初に
読むならコレとオススメいただいたのがこの作品。
でも本屋さんでコミックの棚ってあんまり覗かないんで見つからないんですわ。
今年の夏に出たばっかの本なのに。(みんな同じに見えるんだもん)
あちこち探したけど見つからなかったんでクロネコヤマトのブックサービスで注文。
この1冊の中には4つの短編が収録されています。
■1996年の夏休み
部活でレギュラーを外され、彼氏にもふられて思いきりへこんでいた高校2年生の泉の夏休みは、
隣に住んでいたお兄さん・山本ヒロユキを訪ねてきた3人の女性とともに始まった。
見ず知らずの大人の女性と過ごす夏休み。
そして山本ヒロユキが彼女たちの前に現れ…。
う〜。そう来たか。ちっ。私はコミックをバカにしていたかもしれない。
サラッと読めるだろうと会社でお弁当を食べながら読んでたんですが、不覚にも涙が出そうになって、
サラッとどころかなにか重いモノが胸につかえたような…あぁ、先に進めないではないか。
山本ヒロユキみたいな男を罪作りというんだろうか?でも罪は悪ばかりではないのだ。
■バスルーム寓話
徹に突然別れを告げられ、彼の車から降りた由加里は手帳を忘れたことに気づき車に戻ると
徹はペンギンに姿を変えていた。
…と書いてしまうとギャグみたいですが…。最初はね、私も笑っちゃうような物語だと思って
しまったんですが、よく考えてみれば「1996年の夏休み」と同じ作者ですからね。
由加里の気持ちはよくわかる。でも徹の気持ちもよ〜くわかってしまって苦しい。
腐ってしまったモノはもう元には戻らない。去年の線香花火は湿気てしまって火がつかない。
こんな私でもずいぶん前に同じような気持ちを味わったことがありまして。
未練ってなかなか消えない。昔の彼を思い出すというより昔の私を思い出して、しばし呆然。
■夏草紙
ある夏、別れ話をしていた瀬野由起夫と黛香織の前に突然女の子が現れた。
女の子は二人を知っている。でも二人は女の子が誰なのか思い出せない。
奇妙だけど楽しくて幸せな3人の生活。そして女の子は突然二人の前から姿を消す。
二人は喧嘩をしていたことすら忘れて女の子が去ってしまったことだけを悔やむ。
似たような小説は読んだことがあるけど、それともちょっと違う。
哀しい物語だけど幸福な物語。うまいなぁ。まいったなぁ。こんなに短い漫画なのに、
こんなにも奥が深い。コミック、バカにしててごめんなさい。
■拍手喝采ピエロ
サーカスのピエロが女子高生を人質に逃亡を図る…という話。
全24ページ。あまりにもあっけなくて。前の三編がよかったからなぁ。
いきなり廃屋に立てこもるシーンから始まって、二人の絡みだけで物語が終わる。
ピエロ、かっこよすぎ。女子高生、わからなすぎ。少しでも女子高生の過去が描かれていたら。
ピエロがもう少し普通の男の子だったら。ちょっと消化不良。
『黒い傷のある部屋』◆新井満◆集英社◆ 一覧に戻る
大人の恋物語。
カメラマンの柊。モデルの曜子。
誰にも知られないよう二人はそっと恋をする。柊には家庭があった。
モデルクラブの急な欠員の代役として柊のスタジオを訪れた曜子にとって、その仕事は
モデルクラブに所属して以来初めての仕事だった。しかも顔を出さない「手」のモデル。
緊張している曜子に柊はちょっとした笑い話を持ち出し、曜子の心をほぐす。
あぁ、もうこれだけで参っちゃうじゃんかよぉ〜。
それでなくても写真を撮られている時って気持ちいいじゃないっすか。
ん?写真撮られるのキライな人もいる?だって、写真集なんか見ると普段はそんなに綺麗じゃ
ないなって思ってた人が全然違う表情で写ってることがあるじゃないですか。
あの瞬間は絶対気持ちいいに決まってます。
でも手の写真を撮ってから二年八ヶ月も柊は曜子にカメラを向けることはありませんでした。
曜子には暗澹とした過去があり、二年八ヶ月たって柊はやっと彼女の心の内に入ることが出来ます。
私はこういう小説とても好き。
でも、ちょっと厄介なことにセリフがいちいち臭いんですわ。
特に曜子のクチから出た言葉を読んでいると「うわあああ」って言いたくなっちゃうような。
誕生日のプレゼントに柊が曜子の欲しい美術品をオークションで選ばせるというシーン。
「…ですからこの作品は、さっきからわたしに競り落としてもらいたがっているんです。
どうかみなさん、この作品が叫んでいるかすかな声に、耳をかたむけてあげてください…」
うあああああ!
…でもそういうのも含めて好きなんですけどね。…私は変態か。
曜子は本当に柊を愛してるんだと思います。
でも一番愛してるのは自分なんではないでしょうか。…というか、こんなに自分が好きな人、
久しぶりに見たわ。
ちなみにこの著者。『脳男』の首藤瓜於さんと同じようにちょっと変わった経歴の持ち主。
作家、作詞作曲家、歌手(知らなかった)、写真家、ビデオプロデューサー、DJ、長野冬季
五輪のイメージ監督等々。…あ、でもこの作品に出てくるカメラマンの柊さんとは全然重なら
ないんでありました。
『シャッター・ラブ』◆おかざき真里◆集英社◆ 一覧に戻る
↑2つ上の『バスルーム寓話』と一緒に買ったコミック。
女子高生がカメラに目覚め、どんどんのめり込んでいくちゅう話。
主人公の真紀は同級生の隠し撮りをしては使用済みのパンツだの怪しげなモノで商売してる
オッサンの店に写真を持ち込んでた。それがなかなか売れてるらしい。
でも真紀は顔は撮らない。同級生を売る気はないのだ。
直前にカメラマンとモデルの恋物語『黒い傷のある部屋』を読んでたんで、もしかすると見劣り
するかも…と案じてたんですが、杞憂に終わりました。
なかなかどうして。
平成10年に集英社「ぶ〜け」で発表。
まだその頃はプリクラは流行ってはいても女子高生がこぞってカメラを持つ、ということは
なかったんではないでしょうか?
私が高校生の時にこの作品と出逢ってたら、きっとカメラ始めちゃっただろうな。
真紀がかっこいい。
真紀の友達の由美はカワイイ。
写真の世界に引きずり込んだ浅井は情けなくていい。
浅井の恋人の小田菜も潔くていいぞ。
あら、出てくる人、みんないいじゃん。もちろん怪しげなオッサンも舐めればいい味がする。
ラストに向かって加速していく感じが気持ちいい。
おかざき真里、いいぞー。HPの日記も面白いぞー。イラストもいいぞー。(ほめすぎ?)
『光の帝国 常野物語』◆恩田陸◆集英社文庫◆
久美沙織さんも巻末の解説で述べているように『光の帝国』というタイトルがどうも好きになれず、
ずっと読めないでいた1冊。タイトルが苦手だったから本屋さんに行っても探そうという気にも
なれず、内容もまったく知らずにいました。
それが9月に文庫で登場。
あ〜、いっぱい平積みされてる〜。
“不思議な能力をもつ一族の物語”(帯より)
はふはふ。恩田ワールドそのまんまじゃないっすか。…で、購入。
膨大な書物を暗記する力。遠くの出来事を知る力。近い将来を見通す力。
常野から来た人々にはそれぞれ不思議な力があった。
全ての力を携えている、というのではなく、それぞれの家庭でそれぞれの力があり、人々は何故か
不思議な力のことを隠して暮らしていた。
一見普通の暮らし。
尋常でない能力というのはどこかでそれを利用しようとする者や妬む者がいて、静かな暮らしを
営みたくてもどうもその通りにはならない。
彼ら一族の悲しい歴史の中に一筋の光。
10編の連作短編集。
子供を描かせたら恩田陸という人はとんでもない力を発揮する。
彼女こそ常野一族の末裔ではないのか。
表題作の「光の帝国」の幼い頃に受けた暴力が原因で言葉が繋がらなくなってしまった健の考えた
眠る前のお祈り。スッと心にしみて思わず落涙。
『ナゲキバト』◆ラリー・バークダル/片岡しのぶ訳◆あすなろ書房◆
この季節になると本屋さんの児童書の棚がクリスマスプレゼント用の絵本でいっぱいになります。
翻訳モノの苦手な私がこの1冊を手にしたのは装幀がとてもきれいだったから。
やさしい色をしたカバーを外しても、とてもきれいな本。
主人公は9歳のハニバル少年。
ハニバルは両親を交通事故でなくし、祖父のポップに育てられています。
ポップはたくさんの話をポップに聞かせます。お腹がよじれるほどのおかしな話、時には涙が
止まらなくなるような話。
それらは私が子供の頃に両親から聞いた話と似ています。
もともとこの物語は著者が奥さんへのクリスマスプレゼントとして書き上げ、自費出版したところ
人々のクチコミによって短期間で3万5千部も売り上げたという記録を作りました。
ひとつひとつの物語はちょっと説教臭いところもありますが、全編通して読むと大人でも思わず
唸ってしまうような構成になっています。
ハニバルのお父さんが元気だった頃の息子への言葉。
“人間は、あることをするか、しないか、自分でえらべるんだよ。
どんなときでもね。だれかにむりやりやらされるわけじゃない。”
まぁ、たいしたことないんですが、ここ数カ月あることで悩んでいた私でしたが、この一言で
ラクになりました。物語の中の言葉でふっきれることって結構ありますなぁ。
『なめくじに聞いてみろ』◆都筑道夫◆扶桑社文庫◆
昭和ミステリ秘宝シリーズであの都筑道夫が帰ってきたっ!
高校の時にとっても好きでせっせと読んだ記憶があるのですが、読んだ記憶だけで内容はほとんど
覚えていません。高校を卒業してからも好きな作家に「都筑道夫」の名前をあげていたので
面白かったということは確かなんですが…。
…で『なめくじに聞いてみろ』。
長編ミステリーという分類になってますが、ユーモアあり、ほんのちょっとお色気ありの痛快活劇。
主人公の桔梗信治が殺人狂の父親から変わった殺人技を伝授された弟子を撲滅するという名目で
弟子たちと対決していくのですが、弟子と言っても顔も見たこともなければどこにいるのかもわか
りません。そして彼らがどんな技を使って殺人を犯すのかもわかりません。
正義感だけで始めた父親の尻ぬぐいですが、やがてその正義感に疑問を抱き…。今、放映中の仮面
ライダークウガに似てる。
この作品が書かれたのは昭和37年。私が生まれる前ではないですか。
次々に起こる殺人。気が滅入ってしまうような題材ですが、昭和のコミカルな部分だけをうまく
引き出し、最初から最後まで気持ちよく読めます。
…とはいうものの、実はこの作品、私にしては珍しく読了まで5日かかりました。
今となっては差別的な表現となってしまった言葉がポロポロ出てきます。忘れかけていた言葉を
何度も読み返し、時代的な背景を思い出しながら読んでたら時間がかかっちゃったんですなぁ。
(差別的表現ではないのですがブラジャーを「ブラジァ」って書くとじんわりきます。)
解説は岡本喜八さんと日下三蔵さん。
映画監督の岡本喜八さんも解説書くのか〜と思ったら、彼はこの作品を昭和42年に『殺人狂時代』
というタイトルで映画化してるんですね。
主人公に仲代達矢。
この変な(←ほめてます)原作をどう映像化したのか見てみたいものです。