佐藤美術館ワークショップ
〜土に描く日本画〜


ワークショップ準備中〜日本画編〜

 ワークショップ募集チラシでは、スペースの都合があって、あまり詳しい内容にはふれていません。ここでは、どんなことをするのか詳しい内容をお知らせします。
 土に描く日本画といわれてもなかなかぴんとこないかもしれません。しかし、法隆寺の壁画など、有名な作品も数多くあります。今回はご自宅で飾っていただけるように小さな壁画を作ります。
 現在、講師の中村先生はワークショップの準備中です。どんな事をしているのか、伺ってみました。

(1)写真(1) (2)写真(2)

何をしているんですか?
これは壁画の土台となる竹をくんでいるところです。
壁画といっても、途中までは家の土壁を作るのと同じです。土壁の上に絵を描けるように下地を作っていきます。本当はちゃんと竹の周囲に枠があるんですが、ここでは竹を組む様子がわかるように、枠はついていません。写真Bが完成した状態です。

(3)写真(3)
(4)写真(4)

写真(4)は、民家の土壁を作っているところです。土台となる竹がわかると思います。
今回は、子供クラスはこの作業をやってもらいます。土台となる竹を組んだものと、その上に塗る土(土にわらなどを混ぜてよく練ったもの)を用意しておきますので、土台の上に土を塗ってください。そして、そこに先のとがったもので絵を描いてもらいます。色々なものをのせていっても面白いですね。
お家に持って帰り、よく乾燥させたら、その上に水彩絵具等で色をつけることもできます。
 大人クラスは、土台に土を塗った土壁状態のものを用意しておきます。そこに日本画の白い絵具(胡粉)をぬってもらうところからスタートします。土蔵などでは、漆喰をぬるのですが、今回は日本画の絵具にふれていただくことも目的ですので、贅沢にも胡粉を塗ってもらいます。これは、この後絵を描くための下準備です。今回は全て自然の素材を使っています。日本画というのはもともと自然界にあるものを使って描く、本当に環境にやさしいものなのです。胡粉がかわく間、日本画の歴史や画材などについてお話します。その後、みなさんそれぞれと下絵の相談をします。描きたいものをもってきていただき、スケッチからはじめてもいいですし、ある程度考えてきていただいた下絵について相談していただいてもけっこうです。初日はこれで終わりです。
 翌日は、下絵を画面に写し彩色していきます。その後、完成作品を美術館の展示室に展示して、講評会をします。展示してみると、手元で見るのとはまたちがう表情が見えてきます。これで二日間の日程は終了です。おつかれさまでした。
 今のところ、こんな順番で進めていこうと思っていますが、少し変更になるかもしれません。現在は土台となる竹を人数分組んでいます。この作業が無駄にならないためにも、皆さん、ぜひ参加してください。

中村先生の作品

中村先生の作品
土台となっている竹をわざとみせている。
周囲の木枠に土台の竹が差し込んであるものと、差し込んでないものがある。これは多少の振動や伸縮を吸収できるようにという、先人の知恵。


日本画を見るとき「どうやって描くのだろう」と思ったことはありませんか?
実際に日本画を描いてみると、作品を見るときの楽しみがまたふえます。ぜひ、体験してみてください。

毎年大好評のワークショプ、今年もまた初心者を対象にしたプログラムを開催いたします。

今年のテーマは「“土に描く日本画”ミニミニ壁画を描こう〜紙のかわりに土に描く」。壁画というと日本ではキトラ古墳や法隆寺の壁画が有名ですが、今回はそれらと同じような技法を体験していただきます。でも、サイズは18.0cm×18.0cm。ご自宅で飾っていただける状態のものを制作します。 子供クラスは画材にふれることを目的に、大人クラスは楽しみながら、でも少し時間をかけて古の先人たちが生み出した技術を通し、新たな日本画の魅力にふれて下さい。
本年の講師は中村 寿生(なかむら としお)先生です。中村先生は1969年長野県生まれ、東京藝術大学博士課程のご出身で、この春まで東京藝術大学で助手を務めていらっしゃいました。近年は、古民家再生などのプロジェクトにもかかわり、美術界だけでなく建築界からも注目されていらっしゃいます。環境問題などにも造詣が深く、自然な素材での作品制作を心がけておられます。今まで体験したことのない日本画制作、ぜひ体験してみてください。
材料・道具類は全てこちらで準備いたします。

子供クラス
平成20年8月17日(日) *午後1時〜午後4時 
定員 * 定員各9組(18名)必ず保護者(18歳以上)とお子さん(小学2年生〜中学生)の二人一組でお申し込みください。これ以外の場合はお問い合わせ下さい。尚、中学生に限りお一人でも参加できます。
参加費 1組3,000円(教材費が含まれています)
大人クラス
(1)平成20年8月19日(火)〜8月20日(水)
(2)平成20年8月23日(土)〜8月24日(日)

*午前11時〜午後5時
※2日間通して参加出来る方に限ります。一日だけの参加はご遠慮下さい。(1)・(2)とも同じ内容です
対象 中学生以上で日本画を描いてみたい方。
参加費 7,000円(教材費が含まれています。昼食はご持参ください)
定員 各回18名
申し込み方法
e-mailか往復はがき又はFAXにて希望日程・お名前・ご住所・電話番号・年齢を記入の上、下記までご応募下さい
*はがきの場合は一枚につき一名様(子供クラスは一枚につき一組)でお申し込み下さい。また、ご友人同士で参加希望の方はその旨をお書きください。
申し込み先(問い合わせ先)
佐藤美術館(電話:03-3358-6021 FAX:03-3358-6023)
e-mail:sato-museum@nifty.com
HP:http://homepage3.nifty.com/sato-museum/
〒160-0015 東京都新宿区大京町31-10佐藤美術館 ワークショップ係
*e-mailの場合も題名に「ワークショップの件」とお書きください。

応募締切り 平成20年7月22日(火)
応募者多数の場合抽選となります。抽選結果はご応募いただいた方全員にお知らせします。


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