Khajuraho-2
カジュラホの官能彫刻
なぜセックスだらけなんだ? 学者たちも首をかしげている。一説によると、これらのエロチックな体位はカーマ
スートラの石像版で、男しかいない寺子屋で育てられたバラモンの若者のための性の手引書の役割を果たして
いるといわれている。また別の説では、これらの像は、雨の神インドラをなだめて寺を雷から守るためのものだと
いう。この色好みの老神は、この彫刻をのぞき見したくてたまらないはずだから、自分のお楽しみの種が傷つくの
は嫌だろうというわけだ。
それより説得力があるのは、これらがタントラ派の象徴だとする説だ。この宗派の教えでは、基本的本能を満足
させることが世人の邪心を超越し、悟りを開く一つの手段だとされている。ボーガBhoga(肉体的快楽)とヨーガYoga
(精神的修養)は、解脱を求めるうえで、同じくらい有効な手段と考えられているのだ。
奔放な性的表現は、他のいろいろな生活風景と並んで描かれている。だから、カジュラホの彫刻家たちは、単に
自分の身の回りの生活を題材にしていただけなのかもしれない。これらの彫刻は、人生のあらゆる側面を、喜びを
もって祝福しているのだと受け止めるべきだろう。(ロンリープラネットの説明から引用しました)
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