グアテマラの旅
ベリーズ側の国境Benque Viejo del Calmen からグアテマラ側のMelchor de Mencos への出入国は、入国時に10ケツアルをとられた以外は(あとで聞いたら、とられない人もいた。発展途上国では係官によって対応が異なることが往往にしてある)、荷物検査もなく簡単でした。
入国後、優れたマヤ遺跡の一つであるティカル遺跡近くの町フローレスに行こうとバスの運転手に発車時刻を聞くと、2〜3時間後になる(一日ニ便で、席が埋まるまで待っている)とのことでした。
それで、別に一台だけいた乗合ワゴンの運転手に聞いてみると、客は私一人なので貸切でUS$10だと返事してきました。かなり遠いので10ドル位はするのだろうと納得し、少し古いけれどもこの日本製のワゴンでフローレスに向かうことにしました。辺鄙はところにしては道幅は車が3台通れるくらいに広いのですが、路面は未舗装でがたがたです。若い運転手はなるべく路面の良さそうな場所を選んでハンドルを右に左に切りながら、全速力でぶっ飛ばします。兎のように、とまではいかないまでも、ワゴンは時折飛び跳ねます。このまま乗りつづければ腸捻転になるかもと思ったほどです。
そのお蔭?で大分前に出ていたバスをも追い越すことができました。そして、事件は、出発後1時間余りして起こりました。
運転手は張り切って飛ばしていたワゴンを急に停車させたのです。否、停めざるを得なかった、と言った方が正解かも? 何事かと思って聞くと、車が動かなくなったとの返事。そして車の後方を見ると、なんと1メートル以上もある車の部品が道に横たわっているではありませんか。
がたがた道を飛ばしすぎたので、エンジンの回転を後車輪に伝える駆動軸が脱れてしまったのです。車から降りてその駆動軸を拾いに行き、それを肩に担いで戻ってくるさまを想像してみてください。先を心配するよりも、かなり漫画的でさえあります。ミャンマーとタイでは乗っていた長距離バスの故障を経験しましたが、今回のように全く修理のできないようなものではありませんでした。ただし3時間くらいの遅れで、その上タイでは、バスターミナルの手前数Kmの所で降ろされました。
今回私があまり心配しなかったのは、誰かが負傷したわけでもないし、天気も良くまだ午後2時頃だったことと、バスを追い越したことが頭の中にあったからです。
偶然にもアンティグアの同じホテルで再会した北欧の4人娘