豚肉を食べて元気になろうN TOKYO X物語 TOPへ
 TOKYO X肉の販売は、卸商(ミートコンパニオン)のつながりで三越、東急、高島屋などのデパートと紀ノ国屋、今半など肉専門店から始まった。美味しさと高度の安全生産を求めた結果、X豚の卸売原価は黒豚よりも高くなってしまった。扱える店が限定されるのではと心配した。しかし、実際には扱ってみたいという店は次々と名乗りを上げて頂いた。

 少し名前が売れるとニセモノ騒ぎが必ず起きる。流通業界では半ば常識とされるなか、銘柄化に向け流通業者さん達はいち早く、TOKYO Xアソシエーションという販売組織を立ち上げた。安全生産、美味しさで売る銘柄の品質を守るためだ。生産者の顔写真をつけて肉を売ることも出来るようにした。誰が育てた豚なのか個体まで識別できる仕組み、あのトレーサビリテイー(追跡可能性)を取り入れた。わが国ではBSE(牛海綿状脳症)の事故によって今年、牛肉トレーサビリテイーの法律が出来た。これからモデル実証して取り入れられる予定で、画期的な安全性確保だと宣伝されている。しかし、X豚では、3年も前からすでに実現している。販売店でX豚マークのシールを張り、ニセモノを防ぎ、銘柄豚を育てようと流通業者が懸命に知恵を出し合った成果と言える。

 現在、TOKYO Xアソシエーション加盟店は約185店ある。残念ながら、この中でX肉を販売できている店は、110店舗くらいである。まだまだ生産が追いつかない状況だ。 

X豚肉はどこの店で売っているのかと、今も量不足のお叱りを受けている。しかし、確実に増えている。三越、東急、高島屋、伊勢丹、松坂屋、そごう、大丸などのデパート、西友、リヴィン、大丸ピーコック、東急ストア、サクラコマース、イオン、今半、紀ノ国屋等の各店で売られている。多摩地域では、西友河辺店、ザ・モール瑞穂店、エスパ昭島店で販売されている。西友福生店は販売量がまだ少なく、とうきゅうあきる野店も加盟店だが、まだ扱っていない。X肉料理が食べられるレストランはまだ都内でも少ないが、福生市にはシュトゥーベン・オータマ(大多摩ハム)がある。
               シュトゥーベン・オータマ
             X豚のビタミンB1は普通の豚の2倍以上
 梅雨が長引いて今年の夏は短く感じるが、しかし残暑は厳しそうだ。暑い日本の夏を乗り切るためには食肉は欠かせないとされている。特に、激しい肉体労働やスポーツ、アルコールの多い人には、良質たんぱく質を補給し、疲労回復のためには肉は優れた食品だ。中でも豚肉は最適とされている。豚肉には牛肉の10倍のビタミンB1が含まれているからだ。
 B1の働きは、エネルギー源の糖を分解する酵素を助ける働きと神経の働きに関係し、疲労回復、イライラを防ぐ効果がある。日本人はB1必要量の70%しか満たしていないと言うデータもある。エネルギーの大半を脂肪ではなく、ご飯や麺類など、でんぷん質で摂っていることがB1を多く必要とする。確かに日本では電車の中で居眠りする人が多い。これはB1不足の典型だが、肉を多く食べる欧米人が電車の中で居眠りするのを見たことがない。
 ところで、豚肉にはどうしてビタミンB1が多いのだろうか。明快な答えは分かっていないが、豚自体の食べ物にあるようだ。つまり、豚に与える飼料は穀類、豆類そしてぬか類などである。もともとビタミンB1を多く含むものが多い。X肉のB1含量を日本食品分析センターで分析した結果、平均1.5r/100gもあった。これは普通の豚肉の約2.1倍量にあたる。何かの間違いではと思い何回も分析したが、結果は同じであった。X肉はB1で評価しても普通の豚の2倍の価値があることになる。
 牛肉とでは20倍の価値になる。なぜなのか、それは飼料に大豆粕を15%も配合し給与している結果だと思われる。このように、飼料として給与したB1が豚肉に移行している。猪(豚)は、自身が生きるために、でんぷんをエネルギーに容易に変えるB1を肉中に貯蔵するシステムを持ったと推測している。あるとき、ヨーロッパのドングリを見る機会があった。それは日本で見るものより2倍も大きいものだった。でんぷん質を主体にした餌を食べてきた猪(豚)が、B1を多く貯蔵したことでうまく適応できたと思われる。
 
 
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