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| 豚肉に限ったことではないが、肉は栄養価が高く、食べて美味しい。なぜ美味しく感じるのか、人の体のたんぱく質の組成に近いからだ。近年、肉を食べると免疫力が高まり、病気やある種のガンを抑制する働きが明らかになって来た。また、血圧の上昇を抑える物質が見つかったり、豚肉からはコレステロールを下げる働きも見つかっている。肉中に多いペプチドの一つカルノシンは優れた抗酸化作用があり、老化を抑える働きも報告されている。経験的に、肉を多く食べる人は活動的で若々しく見えるが、こうした原因が少しずつ解明されている。 しかし、美味しいがゆえに食べ過ぎの弊害もあり、イメージは悪い、肥満はその典型だ。丸々太った豚のイメージが重なるのだろうか。しかし、平均的日本人が肥満になるほど肉を食べているだろうか。日本人の食肉摂取量は一日あたり80g、アメリカ人270gの三分の一以下だ。肥満になる量ではない。 |
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エコールキュリネール国立で。X豚試食会 |
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| 肉を食べると幸せ感があるというのは、経験的にも分かるが、仕組みが科学的に分かって来た。先ず、精神的に影響を与える物質セロトニン。働きは次のように説明される。肉中に多いアミノ酸の一つトリプトファンは、脳内で神経伝達物質セロトニンに産生される。脳内のセロトニンの増加は精神が活性化し、充実感や幸福感が味わえて適度な睡眠が得られると言う。逆にうつ病の患者では脳内のセロトニンが不足していることが知られている。もう一つ、幸福感は脂肪からのルートもある。動物の細胞の膜に含まれるアラキドン酸から、アナンダマイドと呼ばれる物質が作られる。これも至福感、痛みを和らげる効果があることが分かっている。豚肉が最も多いとされている。 他にも血管を丈夫にするリジンや脳卒中、痴呆を防ぐアルギニンが肉には多く含まれている。 L-カルニチンは体内で脂肪を燃焼させるとき不可欠で、このことを利用して欧米ではスポーツでのスタミナアップに使われているという。 これからも次々に新しい機能性の発見があると思われる。御茶ノ水女子大学の藤巻正生先生は日本が世界一の長寿国となったのも動物性食品の摂取増と大いに関係がある。長寿の源は食肉だ、と発表されている。 「中高年こそ肉を摂れ」の著者で、元東京都老人総合研究所の柴田博先生は、疫学調査の結果から、長寿者は食肉など動物性たんぱく質を多く摂取していると報告されている。 |
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| 肉にマイナスの効果はないのかと言えば、肉だけを多く食べれば、心筋梗塞など心臓疾患や大腸がん等の病気が増えると主張する人がいる。 日本人は日本料理の基礎の上に食肉を食べている。しかもエネルギー水準は一日2千カロリーを越えていない。こうした食習慣こそ欧米とは異なり、長寿世界一を続けられる理由だと言われている。 日本料理は素材を重要視する。食肉においても、たくさん食べるより、美味しい肉を少しずつ食べることが、日本人の健康感に合っている気がする。 今回、豚肉の世界に、美味しい豚肉・高い安全性を付加した豚肉として、TOKYO X肉を作り出すことが出来た。今の時代、何よりも健康に対する関心は高く、本物が求められている。手前味噌だが、X豚は求められていた本物の豚肉を提供出来たのではないかと考えている。人が健康で幸せに生きるために、肉は非常に重要な食べ物なのである。 X豚は生産者と消費者の要望が一つになって、多くの方々の協力で出来上がった。東京生まれのX豚、味覚に厳しい消費者の皆様の評価によって、一層の良質肉に進化していくことを願っている。 |
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