TOKYO X TOKYO Xは東京都の畜産試験場が育種したまったく新しいタイプの豚です。
現在「豚はいかに効率よく豚肉を生産するか!」つまり「いかに少ないえさでより多くの肉特に赤肉を作り出すか、また、いかに一頭の母豚
が多くの子豚を生むか」という基準で品種改良・育種がなされています。

しかし、こうした品種改良が豚肉が本来もつ風味や味を損なってきたかは、「むかしの豚肉はもっと美味しかった」のひとことで現せるように明白なことです。
TOKYO Xとは?
以下の文書と写真は畜産試験場のホームページより抜粋転載しています。
育種物語
写真ギャラリー
飼養状況
生産出荷組合
販売店舗の紹介
養豚農家のみなさんへ
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TOKYO Xの名前の由来は、美味しい肉質の豚をかけあわせて出来た、クロス(交雑)の意味と、未知の可能性を秘めているという意味での「X」を表現している。なんと当時の東京都の畜産生産担当の職員の発案であった。
 TOKYO Xは次のような3品種の能力を測定するとともに、雄雌正逆交配により6通りの交配組み合わせを作り、生まれた子豚の集団を対象に最良線形不偏予測法(BLUP法)を用いて総合育種価を算出し、原則的にこの値で選抜をしていった豚です。評価の方法に味に関わる脂肪交雑を取り入れています。
中国北京市農林科学院畜牧獣医研究所より導入。北京郊外の在来豚にロシアのコーカサス豚、ロシア大白種、バークシャー種などが交雑され、北京市農林科学院畜牧獣医研究所で系統造成され、固定された。味は良く、特に脂肪の質が優れている。ただし、脂肪が多いのが欠点である。
鹿児島黒豚に使用されている品種として有名。英国に中国豚が持ち込まれて、固定化された。筋繊維が細かく、肉質に優れ、味は大変良い。発育の遅いのが欠点である。
西アフリカ北部、スペインにかけての在来豚をアメリカに導入して固定化された品種。発育が早く一般の肉豚の生産に用いられている。筋肉内に脂肪のマーブリングが入りやすく、肉質改善に効果ある品種である。
 このような方法で平成2年より造成をはじめ平成9年に完成したのTOKYO Xです。その特質は脂肪の質です。おいしさのカギとなる筋肉内脂肪(IMF)は5%と通常の豚より極めて高く、さらに疲労回復、リラックス効果のあるビタミンB1も1.5mg/100gと通常の豚の倍以上、 その上脂肪の融点は通常の豚や黒豚よりも低い30.9℃なので、口の中でとろける食感が得られます。上品な香りとさっぱりとした脂肪、ほどよい柔らかさの美味しい豚肉です。しかし、単に美味しい豚というだけでは消費者の支持は得られません。TOKYO Xの生産においては安全性など以下のコンセプトを大事にしています。
【安全性】(Safety) 指定飼料期間は抗生物質の添加も予防的な投薬もしません。防疫に関しては子豚の頃ににワクチンを使用し、また、東京都家畜衛生保健所の定期検査が行われています。
【生命力学】(Biotics) 指定飼料は、ポストハーベストフリーで遺伝子組み換えのないトウモロコシと遺伝子組み換えのない大豆粕など入手可能な限りの安全な飼料を使っています。魚粉などの動物性飼料を使用していません。
【動物福祉】(Animal welfare) 動物福祉を考えて、豚にストレスを与えないように十分なスペースと開放的な施設で飼い、健康な豚に育つように配慮しています。
HOMEへ戻る 【品質】(Quality) 生産効率優先の品種ではない事を念頭に、生産マニュアルに従い出荷日齢や体重などを遵守するとともに、上記3つのコンセプトを守り生産者組織で常に研究し品質の向上と維持に努めています。