下の目盛1mm上の写真の標本はほぼ全体がクリスティアンセン石の結晶です。例によって、極めてみみっちー。スカンジウムが入っていなければただの砂粒以外のなにものでもありません。
この標本は分析はされていませんが、ヘフテットイェルン(実は読み方自信ありません)の専門家でこの鉱物の名前にもなったレイ・クリスティアンセン氏のラベルがついているのでたぶん本物でしょう。
ヘフテットイェルンでは、普通のペグマタイト鉱物と供に、クリスティアンセン石の他にもバッツィ石、スカンジオバビントン石、Cascandite、トルトベイト石などのスカンジウム鉱物が見つかっています。どれもモンテカティーニ採石場のものよりも大きいようです。ヘフテットイェルンのペグマタイトの母岩の花崗岩は9.6 億年前から8.5億年前という日本では考えられないくらい古い時代に貫入しました。貫入岩体の周りの母岩はスカンジウムに富んでいて(っといってもスカンジウムなので知れていますが)、貫入時にこのスカンジウムを取り込むことによりスカンジウム鉱物を産出するようになったとのことです。